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「借りもの」は時間の方へ。

今週も一週間が始まりました。
直前期の指導が続いていて,皆さん一人一人自分の課題の克服に向けて頑張ってくれています。

頭の中は引き続き「借りもの」について考えています。

初めはシンプルに,物理的に物を手放すということから出発しました。

そこから,身の回りのものや,自分の身体,環境,人間関係なども「借りもの」という考え方ができる,それがいろんなものを大切に扱っていこうと考えられるきっかけになるのではないかと考えが進んできました。

これらの思考が,「時間か空間のそちらに意識がいっていたか」を振り返ってみると,空間側に意識がいっていたことと考えられます。
空間を占める物などをメインに考えていたわけですからね。

知識などの形のないものを借りものと考えるのは,少し微妙なところですが,形のない道具のようなものだと考えれば,空間側に属するでしょうか。


空間と時間は本来同じもので,「時空間をどちら側から見るか(同時には見られない)」と考えていますので,今度は時間側に視点を移してみます。

そうすると,時間も「借りもの」と考えられるのではないかと思えてきます。

結論は同じです。

自分も他人も,物も環境も,思想も文化もいつなくなるのか分からない一時的な時間なのだから,そう思えばこそ大切にできる,と。

何かに取り組むとき,または今いる状況,それが良いときであれ悪い時であれ,「今しか経験できないから」という気持ちで取り組むと,積極的に慣れます。

楽しいことや良いことは無意識に前のめりになっているかもしれません。でも手離れは良く。
悪いことも,ずっと続くわけではないのだから,せっかくだから楽しんで学びの材料に。不安が不安を呼ぶように,楽しみは楽しみを,安心は安心を呼びます。


急に,「一期一会」って素敵な言葉だなと思えてきました。

本日も読んで頂きありがとうございました。
皆さまも素敵な一週間をお過ごしください。

(サムネイル:AI生成画像"一期一会"。少年と青年と老人とあと犬っぽい生物の邂逅。街の汚さといい突っ込みどころはたくさんあるが,いろんなものを抱えたそれぞれがばったり出会い,きっとここから素敵なストーリーが展開されるのだろう…。)

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