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「ADHD」意思力をコントロールする

こちらの続きになりますので、まだお読みでない方は先にこちらをお読みください。

意思力というものは、筋肉に似ていると言われています。
使えば使うほどエネルギーを消費し、枯渇していってしまうのです。
私の感覚ですが、ADHDの人は普通の人に比べて、意思力が低下した場合の意思決定がより雑になってしまう気がします。
仕事でストレス溜めて疲れ切って、毎日のように自分へのご褒美やってませんか?(実体験ですw)

さて、有限な資源である意思力をどう使っていけば良いのでしょうか。

意思力をコントロールする

大事なことは朝にやる

意思力は使えば使うほど減っていき、睡眠によって回復します。
ということは・・・朝が1番、意志力が高いということです。
意志力がみなぎっている朝の時間に、自分の「やりたいこと」「継続したいこと」をやるチャンスです。

選択の数を減らす

人は1日に2万〜3.5万回の選択をしているといわれています。
日常生活だけでも「何を食べよう」「どの服を着よう」「何時の電車に乗ろう」
仕事ではそれ以上に重要な決断もしているはずです。
選択をすればするほど意思力は減っていくので、選択の数を意図的に減らしてみましょう。
小さな選択を減らすために、同じ服装をずっと着ている人がいます。
これは毎日の小さな選択を減らし、仕事で良いパフォーマンスをできるようにするためです。
私もこれを採用しており、毎日同じ服装をすることにしています。
また選択肢を絞ることも有効です。
「ランチはA店・B店・C店から毎日選ぶ」などです。
あなたはどんな小さな選択を減らすことができるでしょうか?

空腹で自制心が発揮されなくなる

昔々、食べ物がいつ手に入るかわからない原始時代。脳は血糖値の低下によって「今すぐ何か食べないと死んでしまう!」と判断していました。
その仕組みがなければ、飢えて生き残れなかったからです。
そして現代ではどうかというと、昔と変わらず血糖値の低下で衝動的な行動をとってしまうのです。
現代では飢えることはありませんが、原始時代に必須だった本能がいまだ残り、より良い決断ができないようになっているわけです。
実際に研究によると、お腹が減っているとリスクの高い投資を選択したり、ダイエット中に浮気をしてしまうことが多いとのことです。

では血糖値を上げるために、甘いものやジャンクフードをガバガバ食べよう!!
・・・ということではありません。
やはり長期的にみると健康を害してしまうので。
それに、血糖値が急に上がったり下がったりする状態は、脳と体がきちんと糖分を消費できない状態になります。

効果的に意思力を回復させるのは、野菜・果物・ナッツ類・チーズなどの「低血糖食」と言われるものです。
重要な決断の前に小腹が空いたなと思ったら、チョコレートではなくナッツやチーズを選んでみてください。

まとめ

意思力をコントロールする方法についていかがだったでしょうか?

  • 大事なことは朝にやる

  • 選択の数を減らす

  • 空腹を感じたら、ナッツなどで補給

次回の記事で、意思力を強化する方法について書いていきたいと思います。



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