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自己肯定感が高いと気が付いた話

アレルギー体質のせいで舐め壊し問題を抱えるようになって9年目になる猫がいます。
エリザベスカラーだけだと可哀想なので療養服も着せますが、何も着けないで抱っこするのも舐め壊し予防の一つです。
抱っこされたまま毛繕いしちゃう甘えん坊さんです。
カラーは柔らかいアクリル板を付け足す必要があり、服の方もリフォームをしなければなりません。
11歳半になる彼は相変わらず心身共に子猫のように元気なんですが、高齢猫の部類にはなっているわけで、新たに痒みの症状が出る個所も増え、ついに最新版の服はこんな感じになっちゃいました。

左腕だけだったのに、右腕まで痒みの症状が出るようになり舐め壊してしまったのです。
痛々しいのに、なんで平気な顔してるんだか。
がっくりですが、気を取り直して袖を付け足しました。
デニム生地が綿100%だし丈夫で一番長持ちします。
右足は症状が落ち着いているので柔らかい生地のままで大丈夫、以前は腕もその生地だったのですが噛み千切ってしまって随分と試行錯誤しました。
今回はさらに首にタートルネックを付けました。
目を離すと首から腕を出して舐めてたりするので、誰も見れないときはエリザベスカラーを付けるのですが、すっかり首の毛が抜け落ちドーナツ状にハゲてしまっていたのです。
最近、そこを後ろ足でカキカキすることが多くなり、傷付けて血がにじむように…。
綿100%の軍足を利用しましたが、これで腕も出しにくくなるはずでカラーを付けてる時間を短くできる、毛が生えてくれればなあと期待してたら、ついさっき、腕を出して舐めてました~!
気づくのが早くてセーフだったから良かったものの、タートルネックでも気が抜けないのか…。

私は裁縫が得意なわけではありません。
というより苦手です。
でもやるしかない!
9年前、動物病院にも行きましたが、いろいろ調べたりもして医療に頼るのは早々に諦めました。
だから、やるしかない!
生地選びに悩み、収縮性のある縫い方を調べ…縫い始めても、なんか失敗しててやり直したり…肩と背中はガチガチ、目はしょぼしょぼになるし。
とにかく疲れる、疲れる~!
でも、やるんだよ!
と、2着目に取り掛かりながら、ふと思いました。
(よくやってるなあ~、私)
(だって、なんとか出来るって知ってるし…)
あれ?と気がつきました。
なんか…こういうことが多いなあと。
なんだかんだで上手くやっちゃう、と。
もちろん、自分の世界で、諦めも含めてです。
同じ難題を突き付けられたとして、もっと上手くやれる人はいるでしょう。
でも、その人の前に私の猫はいないわけで。
比較は無意味って、そういうことなのかも。

(自己肯定感…)
という言葉が浮かびました。
その言葉と向き合ったのは初めてのこと。
他の人が使っているのを聞くだけ、通り過ぎていくだけの言葉でしたから。
(そうだったのか…結構、自分を肯定して生きているんだ)
ということをあまり意識することがなかった、見過ごしがちだったことに気が付きました。
落ち込んだりとか自分に対して否定的になっているときには意識が強く向けられているので、そんな自分だと印象付けられてきたのかもしれません。

さて、3着目のリフォーム開始です。
自己肯定感100%で生きる可愛い王子様、私が全力でお守りいたします!

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