オンライン英会話～Kiminiを1か月間試してみた～

はじめに

オンライン英会話のKiminiを1か月間試してみた。キャンペーンにより30日間の無料体験期間があったので、かなりじっくり検討することができた。結論から言うと、カリキュラムが決められていて面白みがなく、契約をすることはしなかった。

料金プラン

料金プランは様々あるが、受講無制限プランはない。スタンダードプランは、1日1レッスン（25分間）で6380円であり、お財布には優しい感じである。

講師

まず、講師の多さに驚いた。どの時間帯であっても、何十人もの講師のなかから選んで予約することができる。講師はほとんど全員フィリピン人で、概ね明るく、悪く言えば明るすぎる（テンションが高すぎる）ように感じた。おそらく運営側が日本人受けするように、愛想よくテンションを高くするように指導しているのではないかと思う。個人的には、テンションが高すぎる講師はこちらが話す時間を与えてくれないので、あまり好みではなかった。

レッスンの進め方

レッスンは、いくつかのコースの中から好きなコースを選び、そのコースの中で用意されているスクリプトを中心に進められる。講師からはスクリプトの読み上げを求められるが、この読み上げがあまり楽しくない。中学校の英語の教科書に載っていそうなスクリプトばかりだからである。Kiminiは学研が運営するオンライン英会話サービスであることをひしひしと感じた。

良いところ

レッスンの安心感だと思う。およそどのコースにおいても、スクリプトを読み上げて、用意されている質問に答えるとレッスンが終わっているので、途中で講師と何を話せばいいのかわからなくなるといったことがない。また、講師はテンションが高く、自分の話を多く話してくれる。英会話に頗る自信がないという人も、このレッスンであれば怖くないと思う。

悪いところ

良いところの裏返しであるが、社会人には簡単すぎるように感じた。旅先でちょっとした英会話ができるようになりたいというレベルであれば満足するかもしれないが、会議において英語で発言したいとか、英語でプレゼンテーションできるようになりたいとかいったレベルには対応していないように感じた。また、細かいことだが、受講したはずのレッスンが途中で終わった扱いになってしまうシステムエラーが起きることもしばしばであった。そうすると、次回のレッスンは続きからになってしまうので、地味にストレスを感じた。

さいごに

気楽にオンライン英会話に臨めることについては魅力を感じていたが、私はTOEFL受験を予定しているため、契約することはしなかった。また、休日など時間があるときに集中的に勉強に取り組みたいため、受講無制限プランがないことも私にとってマイナスになった。

しかし、英語の勉強を始めたばかりの人や、小・中・高校生が学ぶには良いサービスだと思う。さすが学研である。