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これであなたも名コーチ ー物事の捉え方が自分に与える影響についてー

コーチングセッションは
前向きな話ばかりではなく
否定的な話からスタートすることも
しばしばあります。

ビジネスコーチの扱う分野では
「客先でのプレゼンに失敗した」
「上司と馬が合わない」
「仕事がつまらない」
「転職がうまくいかない」
といったようなテーマです。

今回は
ある1つの出来事(物事)を
どう捉えるかによって
それが自分にどのような影響を与えるかを
考えてみましょう。

その方法は
1つの出来事を5段階で捉える
ことです。

この方法は
深い自己理解を促し
問題解決や自己改善の具体的なステップを提供します。

理解しやすいように
具体例として
「部下育成がうまくいかない」ケースを用いて
以下に説明してみようと思います。

1. アイデンティティ

まず「私は誰か」という視点から
その出来事を捉えます。
部下育成がうまくいかないとき
自分がどのように感じたかを考えます。
「私は無能なリーダーだ」と自己認識してしまうと
自信が低下し
他のマネジメント業務にも悪影響が出ます。
一方
「私は成長中のリーダーだ」と捉えれば
この経験を自己改善の機会と見ることができます。

2. ビリーフ(信念)

次に
その出来事に対する自分の信念を探ります。
「部下が成長しないのは 
 自分の指導力が不足しているからだ」
と信じていると自己評価が低くなります。
しかし
「部下の成長には時間がかかり試行錯誤が必要だ」
という信念を持てば
長期的な視点で育成に取り組むことができます。

3. 能力

第三に
自分の能力に焦点を当てます。
失敗の原因を
自分のスキルの不足と捉えることは重要です。
「私はコミュニケーションスキルや指導方法に
改善の余地がある」と感じるなら、
そのスキルを向上させるための行動を考えます。
たとえばリーダーシップトレーニングに参加したり
他の成功しているリーダーの指導方法を
学ぶことが考えられます。

4. 行動

次に
その失敗に対して具体的にどのような行動を取ったか
または取るべきかを考えます。
部下育成がうまくいかなかった後に
「具体的なフィードバックを増やそう」と決意し
定期的な一対一のミーティングを導入する行動を
取ることが大切です。
ここでは具体的なアクションプランを立てることが
ポイントです。

5. 環境

最後に
その出来事が起こった環境を見直します。
部下育成の場がどのような状況だったか
外部要因が影響していたかを考えます。
たとえば
「業務量が多すぎて
 育成に十分な時間を割けなかった」とか
「チームの文化が成長を促進するものではなかった」
という環境要因を特定することで
次回の対策に役立てます。
必要ならば
環境を改善するための組織内での提案をすることも
一つの手です。

このように
1つの出来事を
 ・アイデンティティ
 ・ビリーフ
 ・能力
 ・行動
 ・環境
の5段階で捉えることで
問題を多角的に分析し
具体的な解決策を見つけることができます

コーチングのこのアプローチは
個人の成長をサポートし
自己理解を深めるための強力なツールです。

また
セルフコーチングで
自分自身をコーチングする際にも
利用できるので
ぜひやってみてください。

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