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これであなたも名コーチ ー聞く技術(2)ー

聞く技術をテーマにした第2回目です。
今回は、「聞く行為の障害となるもの」についてです。

1つめは、「先入観」
これは大きな障害の1つと私は考えています。

わかりやすい例を1つ紹介します。
毎日職場で一緒に仕事をしているAさん。
Aさんはいつもニコニコしていて元気。
おまけに仕事もテキパキこなすタイプ。
そんなAさんを私は毎日見ているので、
Aさん=元気な人、ポジティブな人
って、勝手に思っています。

そんなAさんが、ある時めずらしく
ちょっと暗い顔をして「相談に乗って」と
言ってきました。
話を聞いてみると
仕事で同じミスを連発してしまって
自己嫌悪に陥っているとのこと。
だけどAさんの印象は元気でポジティブな人なので
「大丈夫、大丈夫」と
あまり重たく受け取らずに
軽く元気づける程度で会話を終えてしまいました。

実はAさん。
あとでわかったことですが
一人暮らしで可愛がっている家族同然の
猫が最近亡くなってしまい
ペットロスの状態で気持ちここにあらず
のような状態になっていたとのこと。
彼女にしてはめずらしくどっぷり落ち込んでいて
それが仕事や考え方などに
大きく影響を及ぼしていたことが判明。

あの時Aさんの話を
もっとしっかりと聞いてあげればよかった。。。

似たようなこと
皆さんにも心当たりはありませんか。

私がここで言いたいことは
話を聞く時に相手に持っている先入観は
一旦脇に置いて
勝手に相手に貼ってるレッテルがあれば
それはキレイにはがした状態で
「今、目の前にいるその人(相手)に
         興味関心を持って聞く」

ということです。

同じような例でいえば、
親子関係とか
夫婦関係とか
彼氏彼女の関係とか
上司部下の関係とか
先生と生徒の関係とか・・・

頻繁に会っている相手には
無意識に「この人はこんな人」
というレッテルを貼っているものです。

それは次にその人に会った時に
すぐに打ち解けられるよう
準備のためでもあるし
反対に
自分を攻撃してくる人や苦手な人から
自分を守るための術でもあります

ただ
相手のために話を聞こうと思う時だけは
相手への先入観をゼロにし
自分で勝手に貼り付けたレッテルをはがして
素の状態で相手の話を聞いてみてください。

このコラムを読んでくださった方に
小さな宿題です。

頻繁に会っている誰でもいいので
その人と次回会った時
その人への先入観をゼロにした状態で
今、目の前にいるその人に興味関心を持って
話を聞いてみてください。

相手の本音や
素のその人
新しい発見などが
きっとあなたには聞こえてくるはず。。。。

ぜひぜひやってみてください。

次回も「聞く行為の障害となるもの」について
お話します。

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