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クリエイターや販売スタッフを守るカスハラ対策「ビジネスネーム」が話題です!

6月4日、大手コンビニエンスストアのローソンが、カスタマーハラスメント対策の一環として、店舗のクルー(スタッフ)の名札についての見直しを発表。昨今の状況やプライバシー保護等の観点を鑑み、実名以外での任意のアルファベット表記が実現しました。さらにはその問題で、皮革業界での先進事例がメディアに登場!

大阪の人気ショップ「レザークラフトフェニックス」が、首都圏で一番聴かれている朝の情報番組「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ)に出演。同社で一年前から実施している「ビジネスネーム制度」について取材されました。


WebやSNSが普及するいま、店舗営業にまつわる業務以外にも、SNSでの顔出し投稿、動画配信なども増加。

本名を起点に個人情報にアクセスしやすいため、ボタンのかけ違いによるトラブルの防止は喫緊の課題です。さらには人手不足問題もあり、安心して働ける環境づくりも欠かせません。


写真:「レザークラフトフェニックス」公式SNSアカウントより。ちなみにこちらの店長は、野球ファン。プロ野球選手の大スターのおふたりからネーミングしたそうです。


「ビジネスネーム」は「ニックネーム」というより、アーティストやタレントの「芸名」に近い感覚でポジティブにとらえて、日常的に使うことができるのもいいですね。今後、販売現場においては選択肢のひとつとなりそうです。

一般社団法人日本皮革産業連合会(JLIA)公式ブログ 連載でお馴染みの村木るいさんが、この件について「ジャパンレザーVOICE」のコンテンツ「キーパーソンインタビュー」で語っています。

「JLIAtv」でのアーカイブ配信、編集後記でも公開していますので、併せてチェックしてください。

動画内での「ビジネスネーム」についてのトークは、21:22ごろが目安タイムです。


放送後記はこちらをご覧ください。


★6月17日追記

報道情報番組「堀潤モーニングFLAG」(TOKYOMX )の人気コーナー「堀潤激論サミット」(リピート放送 20:30~)では、「悪質カスハラで閉店も・・・働く人守るには?」をテーマに放送。カスタマーハラスメントは、法整備が行き届いておらず、法律上の規定がないのが問題ですね。

パワハラ:労働施策総合推進法
セクハラ:男女雇用機会均等法
マタハラ:育児・介護休業法など
カスハラ:法律上の規定なし

現在、東京都では、法整備に向け検討中。東京都 検討部会では、カスハラを「著しい迷惑行為で就業環境を害するもの」と定義づけているそうです。一日も早く法整備されることを望みます。

見逃し配信は6月21日(金)20:29まで。


このほか、ジャパンレザーの最新傾向は下記リンク先をご覧ください。



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