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組織論「やる気のある仕事のできないやつはいらない」

友人と話している時、友人の会社代表が言ったセリフというのが印象に残ったのでベルマガの記事にさせてもらいました。 

いわく、「やる気のある仕事のできないやつはいらない」という言葉なのですが、その真意を聞いた所「組織論」という言葉が出てきました。
下記がゼークトの組織論についての説明です。

「軍人には四つのタイプがある」
 
有能な怠け者は指揮官にせよ
有能な働き者は参謀に向いている
無能な怠け者は連絡将校か下級兵士が務まる
無能な働き者は銃殺するしかない

組織に落とし込んだ時のざっくりとした解釈をお伝えすると、
⋄「有能な怠け者」…有能なので物事の判断に優れる。また、怠け者なので人を動かす事に長けており、組織のトップや司令塔、チームのリーダーに立てるリーダータイプの人である。
 
⋄「有能な働き者」…有能なので物事の判断に優れるが、働き者なので人に任せる事はしない。
よって参謀や秘書等のサポートする職などが向いている。
 
⋄「無能な怠け者」…自分で適切な判断が出来ないので、自分からは動こうとしない人である。
よって命じられた通りに動く職に向く、どこの世界でも大多数の人。
 
⋄「無能な働き者」…自分で適切な判断も出来無いのに、自由意思で勝手に動き回る人。
よって組織にとって悩みと不安の種である。

私はこの話を知るまで、「無能な怠け者」にあたる『能力も無い・やる気も無い』人間が組織発展にとっては一番の障害だと思っていました。
 
しかし、こうして解釈を交えて内容確認すると「無能な働き者」というカテゴリに入ってしまう人は『自分の事しか考えていない・自分の実力を客観的に見る事もできない』人間であり視野が狭いように感じました。
そういった人には誰も追従しないでしょうし、チャンスを壊してしまうのではないかという不安で一緒に仕事をしたいと思えないのではないでしょうか。
 
また、大多数を占めるという「無能な怠け者」。
このカテゴリの人達が一発奮起!した場合、『無能+やる気』になり「無能な働き者」になってしまうという図式が上の文章からは読み取れます。
そこで大切になる対処法は…と考えてみた時に「管理能力」「リーダー力」、つまりマネジメント能力の優れた「有能な怠け者」(リーダータイプ)のリーダーシップではないかと思いました。
例えばですが下記のように、

①リーダーである「有能な怠け者」を指揮官に
②自分で動くタイプの「有能な働き者」を業務の中心(マネージャー)に据え
③指示に従う能力はしっかりある「無能な怠け者」が手足となって動き
④組織にとって悩みと不安の種である「無能な働き者」は①②の指揮管理下で、根気強く指導する。できるだけ被害を出さないように努めながら内相してもらう。自認して改めてもらう。

これにはカリスマ性や絶対的リーダーシップが必要かとは思いますが、トップをはじめ役割分担と連携によるチームプレイで、各々の適任の場所を守るイメージです。


ここでは「有能」「無能」とショッキングな言葉を使っていますが、【やりたい事】ではなく【能力が適している事】に全員が取組む、適材適所という事だと思います。
 

「無能」から「有能」へ「怠け者」から「働き者」に、時と場合、選ぶ仕事によってもこの割り振りは変わると思います。
 
自分はどの役割かな?周りにどう思われているかな?努力や勉学でどの役割になれるかな?など客観的に考えて未来図を描くと、成長のきっかけになるかもしれません。

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