あなたが大切にしたいもの。それがあなたの価値観
昨日の記事は「優しさ」というのは一つの言葉だけど、人によって感じる「優しさ」の種類は違うのですよ、というお話でした。
まだ読んでない方で、興味のある方はこちら
どんなに気の合う相手でも「違う部分」というのはあるものです。
特に身近な人同士だと、この小さな違いに大きな違和感を感じることが多いようです。
今日はTwitterでコメントをいただきましたので、この違和感についてのお話をしたいと思います。
違和感の別名。それは「イライラポイント」
人というのは「価値観」を持っています。よく似た価値観もあれば、違う価値観もあります。
例えば、世代間で価値観が違う事ってありますよね。
よく聞くのは「転職についての価値観」
現在40代の私の親世代は、いわゆる団塊の世代です。今は現役引退した方が多い70代ですね。
就職したら、転職せずに同じ会社に定年まで勤めるのがよろしい。という価値観の方が多いです。
彼らが若い頃は、昭和ですから終身雇用が一般的。世代的な価値観ですね。
反対に、私の子供世代は20代。自分で発信して仕事をつくるYouTuberを身近に感じていたり、憧れる世代だったりします。
転職どころか、就職しなくても良い…という考えもある世代。
この二つの世代では、転職に関しての考えが一致することは難しいでしょう。
そして、それはお互いがわかっています。自分達と彼らとは世代が違う、価値観も違う。だから理解しあうのは難しい。
新聞やニュースでその話を聞くと「おじいちゃん世代は硬いな」とか「最近の若者は」という感想は出るかもしれません。
でも、イライラポイントを刺激することは非常に少ないのです。
ところが。
これが親子だとすれば、どうでしょう?
最後には本人が決めることですが、ニュースの内容ほど他人事ではありませんよね。
家族や親子、パートナーだと「基本的には同じ価値観」で生きているので、ささやかな違いが大きな違和感、つまり「イライラポイント」になりやすいのです。
さて。
こんなイライラポイントですが、パートナーの間では、もっと小さな事で出てきます。だって、日々を一緒に暮らしているので、小さな価値観の違いも大きなイライラポイントとして現れてくるのです。
例えば。牡牛座の奥さまと、射手座の旦那さまの場合。
本人が意識するしないに関わらず、最初の価値観が違います。
奥さまの持つ牡牛座は、現実に対応する星座です。
現実って、つまりは身体のこと。食事や睡眠、生活の基盤となるもの。生活のためにはお金も必要。貯金も。これを大切にしたい。
たしかに大切なことです。牡牛座じゃなくても、生活基盤や健康が大切だとわかっていただけると思います。
対して、旦那さまの持つ射手座は、夢と情熱を追いかける星です。
仕事をするにしても、生活にしても。夢や希望は大切です。こうなりたい、という目標があるから人は頑張れるのです。なりたい自分になる。夢を叶える。そのために頑張る。
これも、とても大切です。射手座でなくても、この気持ち、モチベーションや努力が大切であることは、同意していただけると思います。
両方とも大切だし、それはお互いにわかると思うのです。
ところが。生活をしていると、この2つの価値観の「どちらかを選ぶ」場面がでてきます。
例えば。日曜日に家族でピクニックに行くという場面で。
天気予報を見ると、思ったより寒そうです。しかし、子供達はピクニックを楽しみにしています。奥さまも旦那さまも、もちろん楽しみにしています。
寒くならないといいな。
そして、当日。
晴れているけれど、寒い風の吹く日曜の朝になりました。
牡牛座の奥さまは考えました。「こんな寒い日にピクニックでは、子供たちも風邪をひいてしまうかも。今日は家ですごしたい」
それを旦那さまに提案します。
ところが、射手座の旦那さまは「せっかくの日曜だから遊びに行こうよ。厚着していけばいいし、身体を動かしてたら寒くないよ。」
奥さまは「健康と身体」が第一の価値観。
旦那さまは「多少無理しても、やりたい事をやる」が第一の価値観。
当然ですが、、奥さまだって楽しい事をやりたいし、旦那さまだって子供に風邪を引かせたくありません。
でも、最優先させることが違うのです。
ここで、価値観の衝突が起きます。
奥さまは「何言ってるの。子供たちが風邪をひいてもいいの」(旦那さま:そんなわけないでしょ)
旦那さまは「さては支度が面倒になったな」(奥さま:そんな話してないでしょ)
もともとの価値観が違うので、お互いに「自分が一番大切にしたい事」を理解してもらえない、と感じてしまうのです。
相手が理解してくれない。この気持ちが生まれた時、ガッカリ感と一緒にスイッチが入る感情があります。
それがイライラポイントです。
一緒にいると、お互いにこのイライラポイントを押し合うという現象が起こるのです。
でもね、それはとても近い間柄だからなんです。
もし、相手がイライラポイントを押してきたら少し立ち止まって考えてみてください。
「この人は、何を一番の価値観にして、こんな事を言ってるのかな?」
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?