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発表会なのか?コンサートなのか?

■クラシック音楽を学ぶ

 私は、高校から音楽を始めたが、
音楽科のある高校に進学した!
まあ、あたりまえだが、音楽科なので
男女共に小さな頃から音楽をしている子達ばかりだった。

 大学は、1浪で藝術大学に入学し、
卒業してから今日に至る。
特に、日本のクラシック音楽の世界は、
お嬢さんやお坊ちゃんが多い世界に思う。
今までも思ってきたがコロナ禍になって
想像以上だったなあと感じている。

 私は、大学時代に時期ずれて
両親が亡くなったので、なんか音楽の続け方も
留学の仕方も参考になる人がいなかった。
私が教えるレッスン代を高く設定していないのも
まあ、びっくりするぐらいの生徒の数にならない
限り、経済的に大変な中、歌手を夢見る人達や、
音楽の愛好家として生きる喜びを持っている
人達をサポートしたいという思いからである。

グループでのボイストレーニング講座

まず、大学卒業してすぐ辺りに、
地方から上京している場合、東京に残るか、
地元に戻るかという最初の選択が迫られる。
この選択は、特に東京、神奈川、埼玉、千葉に
実家がある人達は有利だなあと学生の頃に
思っていた(笑)
暗黙の了解で卒業後どうするのか?って
互いに聞かなかった様に思う。
当時は、先生になるか、アーティストとして生きるか
音楽の道を辞めるか3択で、
今は、ミュージカル歌手が第1希望の人達も
多い時代だが、私達の頃は、大きな偏見ではあるが(笑)、
声に自信の無い人がミュージカル行くという風潮と会話が
なされていた気がする(笑)当時の話と言う事で
お許しを(汗)

そうは言いながら大学1年生の時に、
何の特別講義だか忘れてしまったのだが、
劇団四季の創設者の亡き浅利慶太さんが、
当時劇団四季のトップミュージカル歌手(現、俳優&ミュージカル歌手)
の石丸幹二さんと、女性歌手を連れて来ての講演で、
浅利さんの話と石丸さん達の演奏も聴いた。
ミュージカル歌手は、華があってイケメンで凄いなあと
トップアーティストには思っていたので面白い(笑)

■音楽で生きたり、留学したり

 東京に上京した場合、地方からの学生は、
先ほど話した様に、東京に残るか、地元に戻るかが
卒業時に最初の選択となる。

 音楽で生きるのも、ここも分かれていて、
自分で色々しながら生きるのか、親なりに
何歳になっても援助を受けれる人とで分かれる。
勿論、一握りの突き抜けている人達は、
学生時代から世間に高い評価を受けての
成功者達もいる。

だから、音楽家としての話にせよ、
留学の話にせよ、援助受けられる場合の話だと
私みたいな環境で生きてきていると、
そりゃそれが理想でしょうね(笑)と若い頃は
いつも思っていた。

音楽を学ぶのだって欧米だと奨学金だけで生活できる
はずもない。私は、20代半ば頃にイギリスは、ロンドンの
ギルドホール音楽院に興味があり、色々調べたが、
ロンドンで当時でシェアで中心地で無くても8万5千円ぐらいの
家賃で、イギリスに1年滞在するならイタリアに4年ぐらい
住める計算だった(笑)ロンドンにも知り合いの姫の
音楽家達が当時留学していて家賃聞くと20万以上していて、
ですよねとなったのを覚えている(笑)

必要な経費として
・学費
・家賃
・生活費
・プライベートのレッスン代
・国際コンクールを受ける(申し込み料、交通費、宿泊費、食費)

これらを自分1人のやりくりで
やるには並大抵ではできない。
海外で結果を出す人の多くは、
ある年数、お金を気にせず音楽に集中できた環境の人達が多い。
勿論、その頑張りや、身に付けた実力は、素晴らしいものであるとは
思っているが、学び方や、生活の事を書いていても、
それまでの実際の経済的なやりくりの援助を受けられるのは、
そう多くない。

私にとっては参考にならない事が多かった。
かと言っていくら援助されているのか
知りたいと言う話では無いが、多くの人が才能や努力の前に
経済的に諦めざるおえない人の方が多いと思う。
自分で自立しての挑戦か、援助受けての挑戦かで、
留学の仕方というのは大きく変わるし、
自分がどういう環境かを明記しないと
お嬢ちゃん、お坊ちゃんの環境に無ければ
何の参考にもならないので(笑)

それは、日本においても
東京に出たかったのに、地元を離れられなかった
人達も同じであると思う。
とはいえ、人間は、自分の与えられた環境の中で
やるしかない。

今から20年前でも今ほど情報が無かったし、
現地に行って資料を集めないと学校の事も色々と
分からなかった。そして、西ヨーロッパの情報を
自分で手に入れるぐらいで、東ヨーロッパの事など
知らなかった。コロナ禍で状況が見えないが、
このnoteでも書いたが、経済的に考えなくてはいけなくて、
それでも欧米で学んでみたいと思うなら、
東ヨーロッパは、西ヨーロッパに比べて物価も安く、
素晴らしい音楽大学や音楽学校があるので
検討すると良いと思う。

日本のクラシックの学生達と違って、
欧米には、別に経済的に豊かな家庭で無くても、
ハングリー精神と情熱で突き進んでいる
若者達は多いので!!!

ドイツ・プラウエン歌劇場

基本、多くの人は、一般論の傾向で話してくるので、
必ず自分だからできる手法やスタンスがあるので、
特に若い人達には、今直接、音楽の仕事に繋がらなくとも
人を大切にしながら、音楽の練習や学びを続け、
特に海外を夢見る人達には、できるだけ多くの語学を
学ぶ事を勧めたい。日本人の仕事に対する几帳面さと
語学力で最終的に仕事に繋がる事もあるので。

■日本のクラシックの公演と日本の音楽家

 日本は、特にプロとアマチュアの線引きが難しいと
思うのだが、生活の基盤を何で作るかは人それぞれでよくて、
例えば日本のクラシックの音楽家の王道は、恐らく
大学の先生しながら音楽活動をする事なのだとは思う。
現実問題、安定した給料で日本で音楽をやる1つの方法だと
思うから。器楽奏者ならオーケストラなど。
とはいえ、どれも狭き門ではあるけど。

 地方でも、小、中、高の先生しながら
音楽活動している人がその土地の顔の音楽家の人達は
多い様に思う。

 昔のヨーロッパの音楽家達は、宮廷、王様、貴族、
パトロンに支えられながら活動ができていた。
何度もこのnoteの記事でも書いているが、
東日本大震災以降、日本の企業もメセナからエコに
シフトし、このコロナ禍で文化、芸術のサポートが
より厳しい時代に突入した様に思う。

バス・バリトン村山岳リサイタル

クラシックの音楽家を目指す人達は、
芸術大学、音楽大学、教育学部、一般大学と
さまざまである。かと言って音楽大学を卒業したから
といってプロという訳では無い。
また、演奏家だけでは無く、学校の音楽の先生、
音楽教室の先生と音楽の仕事もさまざまであるし、
役割もさまざまの様に思う。

音楽のクオリティーというのは、
プロかアマチュアかという事や、
そのコンサートが出演料が出ている
仕事としてのものかというのは関係無いと思う。

それを踏まえた上で、コロナ禍で
色々コンサートやオペラなどの舞台もだが、
コンサートが動きだしたと思われているものでも
出演者がパートナーや親のサポートを受ける中で
出演料など気にせず開催されている公演も多い様に
見受けられる。

音楽そのものとしては、仕事としてあるか
どうかとは大きな問題では無いが、
職業音楽家として生きていく上では、
仕事としてのコンサートが動いているのかというのは、
大切になってくる。

個人的には、クラシック音楽が金持ちの
お嬢ちゃん、お坊ちゃんだけの道楽的なものになって
欲しくないと思い、色々な投げかけをいつもしている。

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