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レリブ、お稽古の色々💭

レリブカンパニーでは初通しを終えたタイミングから2部屋稽古を導入しました[ ’ω’ ] これってあんまりやってるカンパニー少ないんじゃないかなと思うのですが、これも「あの曲と私」だから生まれた方法です。 同じ会場内で2つ部屋を借りて、片方の部屋では小針があるシーンを稽古していて、もう片方の部屋では私が別のシーンを稽古しているという不思議な状況。 もちろんキャストの待ち時間の有効活用や限られた時間で稽古時間を倍に出来る!などのメリットも大きかったのですが、

    • レリブ登場人物たちの名前の由来📕✨

      りんはそこそここだわって、意味を持って役名を付けるタイプなので… 今回もやります🪽 役名の由来大会! 🦋‪川瀬依灯 冒頭からあれですが…謝罪します。 非常に烏滸がましい名付けをした自覚はあります。 「川瀬」は私がもし倉橋鈴じゃなかったら「川瀬鈴」だったそうで(川瀬と倉橋で悩んだんだと、私に名前を授けた人から聞いてます。)そこから取りました。 自分がそうではなかった、そうはあれなかった人生を依灯ちゃんにはテラーを背負う仲間として生きて欲しいなと想ってしまいました。 (中の

      • 今、ここに咲かせたい花がある。

        Cloche noteは、倉橋の作品は、大前提に「あの曲と私」という1番大切なテーマがあり、 第一にテラーにとって価値のある経験を 第二にお客様の心を打つ作品をという考え方があります。 これは私の中で絶対に揺るがないもの。 …でも、だからといって私個人に何も無いのか? といえばそういうわけでもないです。 (それが普通なのかもしれませんが…。) 今、この時期に何故私が"せんがわ劇場"で「Relique Bouquet」という作品を上演しようと思ったのか、眠れないし書いてみよ

        • 木星のワイングラスができるまで🍷🌟①

          今回は脚本の構成的な意味でどう作っていったかを記録しておきます。 ※見られるという意識はありますが、あくまで研究のため自分のために書いていますのでご了承ください笑 今回は2人の女の子(23歳、19歳)からそれぞれ全く別のエピソードを聞いて、 (2時間半ほどのインタビューを実施) その2つの物語を重ね合わせて一つの作品にするスタイルでした。 その中で核となる人間関係が 🌟5人組の学生(いざこざがありつつも大切な関係) 🌟昔の私と今の私 🌟関係性のはっきりしない男女 🌟家族関

        レリブ、お稽古の色々💭

          恒例の役名の由来大会📖´-

          由良は海の神様の名前で、そこにあやかって海軍の艦艇の名前にもなったほど。 水属性の人って大体わりと繊細で。 幸福の星と言われた木星と海の女神に微笑まれる愛しさと揺らぎを抱えた女の子としてこの名前をつけました。 あとシンプルにヒロインにはわりと自分の痕跡を残すことが多いので数ある海の神様の中でも以前私が名前にしたことのある由良にしました。 なお名字の松尾は、由良役のかえでちゃんに芸名付けるなら何が似合うかなという傲慢な思考を経てつきました。 波揺は由良と対役としてふさわしい名

          恒例の役名の由来大会📖´-

          『木星のワイングラス』執筆裏話📖´-

          今回の作品を執筆した中でのこぼれ話的なのをいくつか書いていけたらなあと。 ✄-------------------‐✄ まずこれは私の中の正義なんですけど、絶対にハッピーエンドを書かないというお話。 特に実話から作品を書く時には強く意識して書いてたりします。 だってハッピーエンドにするってことは今現実に色々な辛いことがあって、苦しんでて、戦ってて必死で前に進んでてっていう人が本来抱えてるものを否定するってことになると思うから。 それでお客様から見てああ幸せになれたん

          『木星のワイングラス』執筆裏話📖´-

          『木星のワイングラス』誕生まで。

          2022/09/02-09/04 『木星のワイングラス』@シアターウィング 無事に終演致しました。 この作品は私が大学生の頃から『あの曲と私』をテーマに公演をしたい。と温めていた企画です。 『あの曲と私』は私自身にとって辛かった時、頑張らないといけなかった時、人生の分岐点などで、いつも聞いてた曲の歌詞や誕生秘話と自分のエピソードを織り交ぜて作品にするという試みでした。 私という人間はなかなか想いや愛情を言葉にしても伝わらなかったり、意味わからないと言われたり。 そんな

          『木星のワイングラス』誕生まで。

          エンターテインメントと芸術〜インナーチャイルドとワンダーチャイルド編〜

          どこからどう話したらいいのか分からない笑 だから、絶対読みやすくない文章だよ。と先にお伝えしておきます。︎︎‪( ᷇࿀ ᷆ )‬ とりあえず日芸時代、私は(というか大概の日芸生は)エンターテインメントと芸術の違いは? 舞台とステージの違いは? っていうのを散々考えさせられてきたと思います。 その中で私はエンターテインメントをしたいわけじゃないなーってことと カタルシスとかインナーチャイルドと呼ばれるものが私と演劇を繋げていて、それは確実に芸術の分野の仕事だなあってことは

          エンターテインメントと芸術〜インナーチャイルドとワンダーチャイルド編〜

          木星のワイングラス

          満たされない私たちはいつも5人で ワイングラスにぶどうジュースで 晩餐のようなふりをして 肉もケーキもないけれど 終わらない夜をやり過ごしていた 水金地火木土天海 私たち何の星だと思う? 私は何になれると思う? あんたはマーキュリーだよ! あなたはマーズっぽいよね。 え?私? 私はなんだろう・・・ 水星、金星、地球、火星・・・うーん。 木星かな。 なんで?って・・・なんとなくだよ。 ・・・なんとなく。うん。 だって、私は5番目だと思うから。 みんなの中で1番下・・

          木星のワイングラス

          よくある質問『Q.何がしたいんですか』

          A. 演劇は時として絶対繋がりえない 水と油のような2人を強く結ぶ。 生きる力をなくした人に別の命が吹き込まれる。 どんな言葉も諸刃の剣にしかならなかったあなたを あなたに吹き込まれた命を救った言葉が包み込む その力は『お客様のために』催行される公演の中では自己満足や自慰行為という批判を受ける。 でもそんなことはわかりきった上で それでも演劇の力なしでは生きていけない私がいた。 私以外にも、きっと。 そんなあなたを見た時にあなたの為の公演をと夢を見た。 『質的研

          よくある質問『Q.何がしたいんですか』