小夏アユ

プロフィール  作陽音楽大学音楽学部音楽学科卒業 同大学専攻科修了 ミュージカル、ラ…

小夏アユ

プロフィール  作陽音楽大学音楽学部音楽学科卒業 同大学専攻科修了 ミュージカル、ラジオパーソナリティー、ライブ活動等を経験。 現在ボーカルレッスン教室運営

最近の記事

そろそろ

【そろそろ】 吸い込まれる夜の迷路 ふらふらする僕の気持ち 目の前の人を 遠いあのひとの香りが 包み込んでく あとどれだけ積み重ねよう こんなパターン 次第に無視できなくなる 細切れのエラー いつ切り出す 君じゃないと どう伝えよう 心理の海で シミュレーション おしまいだね 僕たちはもう さよならだね 嫌いじゃないよ 君はとても綺麗だけれど そろそろだね 覚悟はしてた  割れるグラス 今夜限りの通過儀礼 どんな言葉投げられても もうこの道に先はないんだ 君が

    • HALATION歌詞制作秘話③完結編

      1月6日、仮歌が仕上がり、マホにシェアした。 Melodie of Shadows編のピークは、大同りんことの仮歌のシェアのひとときだった。 しかし、HALATIONのピークはそこではなかった。 彼女の反応は極めてお行儀が良く、多少誇張するが、 謹んでお受けいたします。良い作品となりますよう精一杯励みます。 みたいな感じであった。 その後Yonnyと、 「マホさんは、ギャァーッてならないんだね」 「リンコさんが特別なんだと思うよ」 大同りんこは大阪人である。 この反応の

      • HALATION歌詞制作秘話②

        2024年1月4日 虹、そしてハレーション 前日の夜に、お風呂で「桟橋」と言うキーワードをつかんだ。 だが、「桟橋」以上の言葉がなかなかつかまらない。 この時点で、 「前回は1日で書けてしまったが、今回は3日欲しい」 と言うつもりだった。 朝、作業開始したが、前回ほど思うようには進まなかった。 この物語の主人公は何を目的とするのだ。 第一、桟橋から飛び出して、どこ行くのだ。 そもそも、その桟橋までどうやって行くのだ。 魔法使いの少女?  いやいやいやだあやめてやめて、安

        • 楽曲説明文「HALATION」

          『HALATION』は、シンガーにMAHOを迎え、Yonnyのプロデュースにより誕生した楽曲。希望と疾走感、微かな儚さをテーマに掲げて制作。MAHOは透明感あふれる声で、可愛らしさと疾走感を見事に表現。歌詞の「魔法の扉開くチャンスを逃すわけにはいかない」は、MAHOがこの楽曲で新境地を開くことを象徴していると言えよう。Yonnyのギターソロは情熱的で力強く、MAHOの歌声と相まって、アーティスト同士の魅力が融合する瞬間を生み出している。

          HALATION歌詞制作秘話①

          タイトル HALATION シンガー MAHO 作曲 Yonny Yonny Soundsで作詞した2作目である。 私はこの作品のことを考える時、なんとも言えない幸福感に満たされる。 歌詞を書かせてもらえて、本当に幸運だったと思っている。 MAHOとYonnyに、心からの感謝を込めて以下の記録を捧げる。 いらんかもだけど。 ★ー✳︎ー⭐︎ー❇︎ー★ー✳︎ー⭐︎ー❇︎ー★ 2023年12月27日 Melodie of Shadowsの歌詞ができた途端、 MAHO(以

          HALATION歌詞制作秘話①

          Melodie of Shadows歌詞制作秘話③コーラスと仮歌

          チャレンジポイント 私は最初、書き上げた歌詞を、なぜかテキストではなく、音声でプロデューサーのYonny に送っていた。 それがほぼそのまま仮歌に使われたのだが、修正を指示された箇所がある。 もっと伸ばして歌って欲しいと言うYonnyに、思わず 「もちろんわかっていたけど、あれは難しいよ…」 とぼやいてしまった。 のちに大同りんこが「11割出した」と語る「歩き始めたー」と高音で伸ばす部分だ。 音の高さとしてはC5♯(いわゆる真ん中のドの1オクターブ上のド♯)。 極端な高音

          Melodie of Shadows歌詞制作秘話③コーラスと仮歌

          Melodie of Shadows歌詞制作秘話②作詞と裏テーマ

          タイトルは、DとD 12月26日朝、本格的に作詞作業に取り掛かった。 私はまず、せっかくシンガーが決まっているのだから、彼女の声が魅力的に聞こえる音について考えた。 私自身の勝手な印象によるが、彼女の声質から「D」のつく言葉を入れたいと思った。 さまざまな言葉を探し、最初に気に入ったのが、 「Depths of Despair」(デプス オブ デスパイヤー) という言葉だ。 りんこが発声したらと考えるとワクワクした。 意味は、絶望の淵。 なかなかいいではないか。ダークフ

          Melodie of Shadows歌詞制作秘話②作詞と裏テーマ

          楽曲説明文「Melodie of Shadows」

          『Melody Of Shadows』は、シンガーの大同りんこを迎え、Yonny Soundsが手がけた初の楽曲。2023年12月24日、Yonnyによるデモ音源提示。2日後には、基本コンセプト「強さ 儚さ 孤独 生きる」を元に歌詞が完成。「叫ぶように歌って 歌うように生きて」の歌詞は、大同の力強いボーカルによって説得力を増す。束縛や他者によるコントロールを決然と拒絶し、孤独の中でも凛として歩む女性像は、不安の中で生きる人々の胸に響くであろう。

          楽曲説明文「Melodie of Shadows」

          歌詞♫Melodie of Shadows

          Melodie of shadows いつも 思ってた かわいた世界 膝を抱えて いつまでも変わらない 閉じ込められた私でいいの? 鎖解いて歩き出すのよ 砂のつぶてに この身をさらして Melody of shadows 感じてる 叫ぶように歌って 歌うように生きて 私はゆく ひとりでも この闇の奥の光つかむため 深く迷い込む 枯れた花びら降り積もる道 幾万の亡霊が 口を開き虚な目で さまよいつづける 私は選ぶわ 自由への道 たとえ恐れ

          歌詞♫Melodie of Shadows

          Melodie of Shadows歌詞制作秘話①ことの始まり

          2023年12月26日、私は1つの歌詞を書き上げた。 実に10年ぶりの作詞だった。 しかも、自分以外の作曲者の書いたメロディに 自分以外のシンガーに向けて書いたのは生まれて初めてだ。 タイトル Melodie of Shadows シンガー 大同りんこ 作曲 Yonny この作品に関われたことを、心から誇りに思う。 深い感謝を込めて、歌詞制作の記録を残すこととする。 また、追ってMAHOの楽曲「HALATION」についても記録する予定である。 以下、正確に事実を記すつも

          Melodie of Shadows歌詞制作秘話①ことの始まり