保育者の観点から見る長谷部監督の凄さ

緊急事態宣言延長されますね。
僕もサッカースクールや体育教室をしておりまして、かなりの影響を受けています。

困っていますが、困ったところで怒ったところでわめいたところで何も変わらないので妻に謝りつつ、今できることを楽しんでいます。

noteも頑張って書いていきたいと思っていますが、あんまりネタないのでやっぱりそんなに頑張りません。ふははは。

でもこれはちょっと書きたいなって思ったので雑ですが書きたいと思います。



先日、朝日新聞にこんな記事が出ました。
タイトルは「練習はあえて丁寧語で アビスパ変える長谷部監督の流儀」というもの。


記事内容は会員登録をして読んでみてください。僕もこれが読みたいがために登録しましたが、無料会員で大丈夫みたいです。


タイトルにあるように長谷部監督は普段、丁寧語で指導するそうです。思い返してみれば、2020年シーズン開幕直前に雁の巣に見に行った時にも「〇〇してください」「やってみてください」と話していました。

時には試合中の飲水タイムでの指示もたまーーにですけど丁寧語が聞こえてきたこともあります。

人柄が出てますよね。選手も慕いますわこりゃ。


僕も子どもに対するサッカー指導者ですが、これ本当に凄いんです。



ここで保育者・教育者の視点で話させてください。

私は幼稚園の先生・体育の先生・サッカースクールのコーチをしています。

「先生」「指導者」「教育者」「保育者」という人がたくさん身の回りにいます。僕もその1人です。


そして極端にいうならば、「優しい人」と「怖い人」がいます。


どちらが正解か。

正解はありません。

どっちとも正解だと思います。



なのでここからはあくまで持論です。超持論。反論はやめてくれい。



「怖い人」から何かを言われたらみんなはどう思いますか?

「怒らせないようにしよう」

そう思いませんか?

怒られないために行動するようになりませんか?

それって本当にその人のためになってるのでしょうか。

怒られないために行動することは本質的にその人の学びになっているのでしょうか。

相手に恐怖を感じさせればいうことを聞く。そうなれば指導者側・教師側は楽ですけどね。

でもそれじゃあね…。




逆に優しい人はどうでしょうか。

相手は言うことを聞かない?いえいえそんなことはありません。

もし仮に言うことを聞いてくれないのならば、それは優しいのではなく、甘いだけです。

優しくて信頼関係があれば相手に想いは伝わります。

子どもも「怖いから怒られないためにいうことを聞かなきゃ」ではなく、「先生のこと好きだから話聞こう。」になります。

すると、先生が伝えたい本質が子どもに伝わります。

そんな優しい先生が稀に怒ったら…。

「ハッ」となりますよね。「やってしまった」と。

だから「これはしてはいけなかったんだ。次からは気をつけよう」となるわけです。



言う事を聞くようになるというのはその場面においては優しくても怖くても効果はあります。

ただし、未来を見据えた時。

どっちがいいのでしょうか。

指導や保育に正解はありません。

しかし優しい指導や保育というものは、信頼関係の構築が必要不可欠です。

そしてとても難しいんです。




最初に出した長谷部監督の記事。


僕は「長谷部監督ってすげえんだな」って心から思いました。


だって選手はサッカーのプロですよ。プライドとかあるはずです。でもそんな人達をまとめあげてます。

J1で指揮するのは初めてなのに、このチームをまとめ上げてここまでの成績を残しているんです。

選手に伝えたいことの本質がかなり伝わっているんでしょうね。

前寛之選手らを「長谷部チルドレン」だなんて呼ぶ人もいますが、そうなるのも頷けます。


長谷部監督は以前、テレビのインタビューで「叱ることはあっても怒ることはありません」と言っていました。


なるほど。


怒ることと叱ることを区別できる人は仕事ができる人かつ、部下を思いやることができる最高の上司です。(僕調べ)


長谷部監督は理想の上司?理想の父親?理想の先生?

どれでも当てはまりそうですね。


2021長谷部アビスパ。どこまでやってくれるのか。

来シーズン以降もアビスパで監督してくれる事を願いつつ、残り試合を全力で応援していきましょう。






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