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kaospilot+で勉強します!〜コペンからベルリンにきたよ〜KP+体験記no.0

Hallo!
実は9/2からドイツのベルリンに引っ越した。
本当はデンマークを去る前に一度noteを書きたかったのだが、バタバタしてたらもうドイツ来てた。。
これまでのnoteでの前触れがあまりにもなかったので、なんでベルリンにいるのか。これからどうするのか。を書こうと思う。


どういう経緯で?

遡ること2-3ヶ月前かな。前々からnoteでは書いていた通り、私の直近のやりたいことに、「海外大学院に行く」というのがあり、暇な時にネットで大学院やコース内容を調べていた。その時に、ふとデンマークのオーフスにあるkaospilotについて思い出し、HPを見てみた。

Kaospilotとは?
私の中での解釈での語りになってしまうが、
一言で言うと、従来のやり方とは違う新しい方法でビジネスを学べる学校。
特に流行りの(?)デザイン思考的なアプローチに重きを置いていて、デンマーク限らず、世界中のビジネスの界隈からは一目を置かれている場所だ、と思っている。
まぁ私のイメージではなくて、詳しく知りたい方は記事も結構出ているのでよかったらこちら参照してね。


この大本綾さんという方が卒業生としてとても有名で、Kaospilotのバイブスを受けて会社もやられているよう。(ずっと気になっている!!)

ただ単なるお金儲けとしてのビジネスではなくて、世界とか社会に対してアクションを起こせる人を育てることに重要視していることや、ビジネス×デザインなところがとても自分的に興味の湧く内容で、元々いいなーと思っていた。

ただ、ビジネススクールって社会人経験がある人が行くイメージ。その上、米『Ode Magazine』誌が「世界で最も刺激的なビジネスデザインスクール」
と言う謳い文句があるように、世界中のビジネスマンが行きたいところ。なかなか入るのは簡単じゃないよな。。。と思っていた。
実際、現在はEU市民以外の受け入れはしていない…(噂によるとデンマーク政府がインターナショナルスチューデントの受け入れルールを変えたのが理由ぽい。デンマーク移民にはとことんケチです)

が、HPよくみてみると「Kaospilot+」というのがある。
内容を見てみたら、一年間のプログラムをベルリンで開講すると。
ほうほう。んで、しかも募集要項の規定がかなり緩いな?
んん?これ私でも入れる可能性ありそうかもな?と思えてきた。しかも時期が今年の9月からか。。おう、バッチリじゃない?

というのも、デンマークワーホリは働ける期間が半年。4月から働き始めていた私はいずれにせよ10月からはデンマークでやることがなくなるのだ。そして、本当に大学院行くとしても来年の9月からになる。このプログラムは来年の7月まで。
シンデレラフィットかのような期間!!しかもありえん安い。(一年で€800=10万円ちょっと)
選択肢としてすごい良くない?と思った。

ただ悩みもした。デンマークが大好きになりすぎている。まだ2月末まではいれるのに、ベルリンに移動するのはいかがなものか、ということ。また、プログラムが自分がやりたいことにクリティカルヒット!というほどでもないな、という印象を受けた。「何かやっている」という事実でお腹満たされて「やりたいこと」に向けて動き出すことから目を背けていないのか。

何より単純に受けてみるのが怖かった。受からなかったら落ち込むってわかっているから。失敗を増やしたくない、そう思っていた。
私の就活の頃からの悪い癖なのだが、「受かった=絶対いかなければいけない」と考えるあまり、受ける前に行くか行かないか悩んでしまう。よく親に「受かってないのに、行くか決めるのは早いのではないか」と言われた。確かに、受かるまでは私に選ぶ権利ない。。。
といういつもの自分のパターンを感じてゲンナリしていた時、友達に「絶対受けなよ!行くかどうかは受かってから決めればいいのよ!」って言ってもらって、
「確かにな、決断は後回しで先に受けてみよう!」と思えることができ、アプライすることにした。


行く決断をした理由

 まぁそんなこんなでアプライをし、無事に受かったからこそ行くことになるのだが、結局「行くぞ」と決断したのはなぜか、大きく3つのメリットを考えている。というより、「いく」という決断への意味づけなのかもしれないが。

①「実践」練習のための環境
私が将来やりたいことはまだぼんやりで抽象的な段階でしかないのだが、それを見据えた時に今圧倒的に足りていないこと、苦手に感じていることの一つに「実行/行動力」がある。
幾度もnoteには書いているのだが、失敗が怖いという気持ちが人よりかなり大きい。すると、何もしないという選択肢を常に選んでしまう。絶対に失敗しないからだ。しかし、この状態では、いくら知識が身についたり、思考力が伴ったとしてもなんの役にも立たない。ということに最近やっと気づいた。
自分から何か行動を起こせる人間になりたい。
が、自主的な行動は拘束力がなく、その分勇気が必要で永遠とやれる気がしない。
kaospilotの教育の魅力の一つは(というかおそらくデンマーク、北欧の教育の魅力だと思うけど)実践する機会が多いこと。日本は机の上でカリカリするのが勉強なことが多いけど、院を調べたり、人の体験記を読んだりしていると世の中には実際の民間、公共機関とプロジェクトを行う形での学びの場がたくさんある。
今回のプログラムにもプロジェクトの期間があり、実際に手を動かして何かすることが組み込まれているからこそ、やるしかない状況を生み出せ、かつ授業内だからハードルも低い。自分の苦手を少しでも克服?できるきっかけがあるように思えたのだ。

②コネクションづくり
今回のプログラムの募集条件で社会人経験の有無や大学の学位などが問われることはない。けれど、学べる内容やkaospilotに興味がある人を考えると、一緒に学ぶ人たちはすでに働いた経験がある人たち、しかも、働くことに何も疑問を感じていないのではなくて、自分のキャリアあるいは仕事内容、向き合い方に何かしらのシフトチェンジを起こしたい人である可能性が高い。
コペンハーゲンでワーホリをしていて、日本人の社会人には多く出会えたのだが、デンマーク人や、他の国の人に出会う機会、話す機会はあまりできなかった。
このプログラムを通して知り合う人たち(しかもきっとEUのいろんな国からくる)と出会うことで、今後の自分のEU圏での就活に活かせるだろうと考えた。きっとみんな面白い仕事をしているのではないか、と勝手に期待する。EUでは就職には院まで出ていることが必須なことも多いので、EU圏の院情報も知れるきっかけになる、とも思ったり。

③キャリアを俯瞰で見たときの「掛け算」
このプログラム、どうやら今期が初めての開講らしい。そしてEU市民以外もwelcomeと書いているが、学生ビザを出してはくれない(ドイツの政府に学校として認められていないのだと思う)と考えると、日本人はまずいないだろうと想像する。なんならアジア人もいるか怪しいなと思う。
父が、私がデンマークに来るかどうか悩んでいた頃(2年前になるのかな)、
「キャリアは人と同じことしてその中で一番になり続けるか、人と違うことして、その掛け算でオンリーワンになるかどっちかやで」と言ってたのを思い出した。
デンマークに住んだことのある日本人もかなり少ない方ではあるけれど、それだけでオンリーワンにはなれない。
フォルケ×ワーホリ×「」
ここにkaospilot入れたらかなりオンリーワンに近づくし、とても自分のキャリアに面白みが出るのでは、と考えたのだ。


打算的なメリットばかり並んでいる感じがする。けれど純粋に学びたい、という思いがもちろん前提にある。(と思いたい)


で、何を学ぶのか?

これ、「ドイツに行くよ!!!」と報告したら二言目には返ってきて、答えるのに結構苦労している。
プログラムのタイトルは
Leadership in Systemic Activism
で、ActivismとDesignとLeadershipの掛け算したことろにあるものになってくるらしい。アクティビズムという言葉が調べても自分的にあんまりしっくりくる答えを見つけられてないのだけど、一番テーマとしてわかりやすいと思っているのが、プログラムの説明の冒頭にあるこの言葉。

How do we really create change in the world?

要するに私たちが世界をどう変えていけるのか。そのためにどうリーダーシップを取り、どう行動して、どうデザインしていくのかということだと認識している。

きっと各々に変えたいポイントが違ってくるのだろう。私にとっては日本社会が大きな目標になる。もったいないんだもの、日本。いいのに、なんか色々。。。

海外にいる日本人は日本社会に諦めている人が多い。いや、日本にいてる人も諦めている人が多い。でも、諦めている限りは変わらなくて、変わるかも!!って思えることが大きな一歩だと思っている。だから「日本も変われるんだよ!」って日本人が思えるには、どんなことが私にできるのかというのが知りたいところ。

ただ一方で「人を変えることはできない。変えれるのは自分だけだ」ということを私はよく知っていて、だから結局は自分をどう変化させるのか、その苦しみに向き合うのか、が1年間のテーマなのだと思う。

日本って集団行動が好きなお国柄なわりに、あまりリーダーシップについて学んでいるイメージがないよね。(めちゃイメージの話だけど)適切なマネジメントやリーダシップの取り方ってある程度あるような気がしていて、それを私自身学んだことがないので、リーダーシップとは?という部分が知れるのも結構楽しみ。


これから一年の行動指針

明日からいよいよプログラムスタートで、ドキドキなのだけどそれまでに目標を表明しときたい。と思っていたら、どこかで目標を達成するのためには行動を決めよ!って言ってたのを思い出したので、ここで行動指針宣言しとく。


・諦めを5分後のばしするー
(このシステムでうまく行くかわからないけど、、)英語がわからんとか、うまく人とコミュニケーションできないとか、諦めてしまうことがフォルケではよくあったから、そう思ったとき後5分だけ向き合うって思うようにしてみては、私。ということ。あとわからないことを聞くことを怖がらない。

・毎日一つtry、失敗もトライの数よー
失敗を恐れないために、トライする癖をつけたいし、それで失敗してもトライできたことに目を向けられるようになりたい。毎日もできるのか。週一とかにしとかないと、あーできないなって嫌になるかな。

・週一以上は文字に起こすー
今後もしkaospilotに興味を持つ人がいたときのためというのもある。が何より体験したことや理解したことが頭の中にはあるのにうまく伝えられないことが多くて、誤魔化してしまう。きっとアウトプットする癖ができれば伝える力もつくと信じて



チャレンジできている自分えらいやん

周りには、結構さらっとドイツ行くよーなんて言っているのだけれども、実は結構悩んだ。コペンでの生活がめちゃめちゃ充実して楽しかったから。
人とのご縁に恵まれて、この人たちから離れたくない。。。。って行くって決めから惜しくて、寂しくて、結構ガチめに泣いた。けれど、素敵な皆様のおかげで自分に自信が持てて。だから過去の自分ならできていないような決断ができて、決断したら自分の先の未来次はどうしよう「何を掛け算しよう」って思えるようになった。
そう思える自分にすごく嬉しくて、始まる前からもうここにきたこと正解って思っている。いや、きっとこれから辛い気持ちにたくさん出会うのだろうけど、でもいつでもコペンに戻っておいで!って言ってくれている人たちがいる間は私は頑張れるなと思う。

そしてこれからの経験をいつかきちんと日本で活かしたいなと思う。
自分のためだけじゃなく誰かのための勉強な感覚が少しある。いや誰も私に期待してないけどね(笑)

では、あしたから戦ってきますぞ。



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