見出し画像

「あー!!食べないでー!!!」なぜ、うんちを食べてしまうの?

犬は時に自分の排泄したうんちを食べることがあります。
愛犬がうんちを食べてしまう「食糞行動」に頭を悩ませる
飼い主さんも多いのではないでしょうか?

そこで今回は「食糞行動」についてです。
犬がうんちを食べてしまう理由と、対策についてまとめました!


【うんちを食べる原因】
●母犬の真似
他のどうぶつからの攻撃を誘発する臭いや排泄物の痕跡を消すため、
母犬は巣を清潔に保ちます。
子犬も母犬に教わった行動をしてしまうため。

●うんちを隠そうとするため
自分の痕跡を隠したい、早く片付けてほしい、褒められたいなど。

●ストレス
飼い主さんにかまってもらえないストレスで、
飼い主さんの気を引こうとしている。

●ドックフード量、栄養が不足している
エサの量の不足、エサの種類・ビタミンBやK不足など。

●遊びの一環
おもちゃ感覚での遊び。

●コミュニケーションを求めている
うんちを食べたワンちゃんへの対応で「構ってくれている」と思い、
構って欲しいから、うんちを食べようと思うようになってしまう。

●寄生虫がお腹にいるのかもしれない
寄生虫が体内にいる場合、寄生虫に栄養を取られてしまい
栄養が十分に取れなくなってしまう。

●飼い主さんの真似
飼い主さんが排泄物を片付ける姿を見て、
排泄物を片付けようという気持ちで食べている。

●ウンチを食べると飼い主が騒ぐのでうれしくて糞を食べる
騒ぐ=遊んでくれている、構ってくれていると思ってしまう。
子犬の場合は周囲の「環境調査」をする習性が強く、
人間が触って感触を確かめるように彼らは口を使って
認識しようとする傾向があります。
つまり落ちている糞を「テイスティング」して情報収集しているのです。「テイスティング」した対象が、人間の感覚では理解し難い
「ウンチ」であるだけで、犬科動物の習性から判断すると
食糞は自然な現象です。
また、子犬がウンチを食べるのは、
ウンチがコロコロと転がるのがおもしろくて、遊んでいるうちに
口にして食べてしまうという行動ですので、
他に好きなおもちゃを与えたり、遊んであげたりすれば、
だんだんとしなくなることが多いようです。
子犬は母親から教わった行動を学習し食糞するようになりますが、
多くは乳離れするころには止まります。


【うんちを食べるときの対処法】
●うんちはすぐに片付ける
●うんちは手早く、無言で片付ける
●退屈しない工夫をする
●ドッグフードを変える
●すぐに気をそらす
●夢中で遊べるオモチャを与える
●多めに運動
●うんちに細工をする
(唐辛子などの香辛料、犬が嫌がる臭いスプレーなど)


【まとめ】
愛犬がうんちを食べるという行為はとてもショッキングですが、
異常行動ではないため、あまり神経質にならないことが大切です。
対策をとっても改善されない場合や、理由がわからない場合には
獣医師などの専門家に相談すると解決策が見つかるかもしれません。

もし、愛犬が食糞行為をしていたとしても叱らずに、
正しく対処してあげてください。
叱られると、飼い主が見ていないところで
隠れてうんちを食べるようになってしまいます。
場合によっては、ものを破壊するなどの問題行動に繋がってしまうこともあります。

この記事が参加している募集

我が家のペット自慢