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武漢の市場はとても恐ろしい

日曜日のグルメコーナー、今日は番外編で武漢のゲテモノ市場についてです。(グロ画像あるので見たくない人は離脱してください)

武漢の肺炎は日本でも話題になってますね。

発生した原因については日本でも報道されてますでしょうか。2003年に流行したSARSと同じくコウモリがウイルスを産んで、蛇が媒介したと疑われている。中国国家健康委員会の専門家グループのリーダーはCCTVとのインタビューで「新しいコロナウイルスの由来は基本的に不明である、でも疫学的調査から、野生動物からのものである可能性が高い」と話しました。

そして人間への感染は野生生物の生鮮市場が発生源と目されているのですが、この市場を取材した投稿を見たら衝撃でしたので紹介します。(2回目ですが、グロ画像あるので見たくない人は離脱してください)

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実はこの市場は1月1日から閉鎖されています。また1月22日に武漢政府が、生鮮市場での動物の販売を禁止したとのことです。

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そして市場は武漢の新幹線駅から800メートルの近さにあります。噂のウイルス研究所からも近いとかなんとか。

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图解研究所の写真を拝借してきたのですが、めっちゃ汚いですね。「万年不清洗的下水道」(一万年洗ってない下水道と揶揄されてた)

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↑そして閉鎖される前は生きてるレアな食用動物たち(鳥や豚とかはもちろん、猫、犬、イノシシ、鹿、蛇、アナグマ、ハリネズミ、コウモリ、クジャク、オオカミなど)を販売していました。加工した肉はもちろん、生きた動物もそのまま販売していた。

この看板だと、一番高いのは生きてる子鹿で一匹6000元(10万弱)、一番安いのはムカデで一つ5元です。ほかにも生きてるダチョウは一羽4000元、生きてるクジャクときつねは1匹500元。

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すでに捌いたアナグマ。

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ヤマアラシもいます。

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トラ猫

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遺棄された内臓と廃棄されたうさぎがそこらじゅうにって。。

そしてコウモリもいました。コウモリは中国語で「蝙蝠」(bianfu)といい、蝠は福と同じ発音でとても縁起がいいと言われる経緯から《福寿汤》と言われるコウモリ入りのスープが有名なのです。

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コウモリ料理の写真、まるで死神...

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動画もあるのですが、これは。。

これ以上は自粛します、気になる人はご自身でBaidu検索してください。

もちろんこれも中国の人みんなが食べてるわけではなく一部の人達です。豚や鳥や羊などを普通に食べてる僕らがこれはいかんという権利はないのかもしれません、でも「ちょっと控えられた方が良いのではないですか」と言いたいところです。

そして中国の多くのネット民も、こういった野生動物を食べる人を理解できません。検疫されてない野生動物より飼育されたものが絶対安全だし、長い美食の歴史があるので、もし本当に美味しい野生動物がいれば飼育化されてるだろうとの意見も多数。

いずれにせよ、17年前のSARSと今回の武漢肺炎の件を経て、これからは政府が野生動物の売買に関する取り締まりを強くすると予想されます。

今年もちょっとマニアな中国情報を発信していきたいと思います、ぜひフォローしてご期待ください。

(参考资料)



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