♯24 耳管開放症という障害。

人口鼓膜

穴が空いてしまった鼓膜を塞ぐ術。
一つは部分麻酔の処置をした後、人口コラーゲンを鼓膜に挿入、鼓膜の再生を促す方法。
これは日帰りで終わるし、すぐに効果を実感する人が多いのが特徴だ。

二つ目、穴が空いてしまっている鼓膜の組織周りに敢えて傷をつけ細胞の活性化を促す。
そこにシリコンシートを詰めて、一ヶ月ほどでシートを取り除く。

私の知り合いがこれをやったという話を聞いたがシートを外すまでの期間、聞こえのストレスがあったらしい。
ぼやっとして聞こえていた、と。

しかしながらネットを見る限りは特に違和感もなかった人の話もある。
人それぞれ、医者それぞれ。

鼓膜テープというものを聞いたことがある人も多いだろう。
昔はこれで穴を塞ぐというやり方だったが、今は人口皮膚の方が穴がしっかり閉じる確率がどうも高いらしい。

医療も日々進歩。

私自身前にも話した通りこの閉鎖術は経験していない。
なんせ鼓膜がある事によって日常に支障が出ているからだ。

それでもたった一回だけ穴埋めのシールを貼っておいたから、と言われたことはあった。
眠っている間の出来事。
まぁ、結果は想像通り、壮絶でした。

二度とやりたくない手術はなんですかと聞かれたら多分、この鼓膜に何かを貼り付ける系はもう一生お世話になりたくありませんね。
痛みでいうなら圧倒的に違う手術だけども、一番治療期間が長引き、話すことも音も聞けなくなったのはこれでした。

でもこれは、あくまでも、あくまでも私の体験談。
そして医療の世界では鼓膜に穴が空いている、そしてそれを放置するなんて言語道断。

私がそれでも許されている理由は幾度となく試した治療。
何度もやった手術、検査により、鼓膜がないほうが数値上、そして私自身の体感含め安定しているから。

そして私が落ちていく聴力に同意しているから。
実際私はまだ聞こえている、まだ。
それでも左側から話しかけられたら正直何言っているかわからないままの愛想笑いを浮かべています。

えぇ、良いんです。

面倒くさくなりますよねこの病気は。
あなたが耳管開放症ならわかるでしょう。

難聴なの?

ってこの質問に答える時間、今まで何時間費やしてきたか。
私の場合、難聴ではないらしいんです。
聞こえてはいるんですから、音が、聞こえているだけですが。

とてもとても難しい話だ。

感覚を言葉にして、且つ耳の病気を知っている人だけではなく、知らない人にもなるべくわかってもらうように書いていく。
そして経験談だけではない勉強した分の知識もなんらかの役に立てばと綴っていく。

正直10人程度見てもらえればと思っていたが、意外にも数字は回っている。
寄り道ばかりで申し訳ない。
なるべく駆け足で私が最後に手術した2022年まで書いていきます。

もうしばしお付き合いください。

さて、なんだったっけかな。
私が総合病院で長期留置型チューブの埋め込み手術をした話だ。
そうだそうだった。

皮膚科の先生と話をした大事な宿題はまだ一個残ってる。




本日は大晦日ですね。
2023年12月、暖かい気候も相まってメリハリがなんだか無いままクリスマスを迎え、颯爽といらっしゃいました31日。

皆様の来年が今年より良い体調に恵まれますように。

私ですか?
私はもう健康に過ごすなんて出来ない目標は立てません。

私の来年の目標は入院をしないこと。
去年の目標もそうでした。

えぇ、今年は入院してません。
目標達成です。
実はちょいと前に少し怪しかったですがにっこり笑って拒否してきました。
そりゃどうするなんて聞いてくれるなら致しませんことよ。

皆様はこんなことが無き様にどうぞお気をつけください。

そして信頼している、お医者様の言う事を聞いてまたがんばりましょう。

また、来年。
良いお年をお迎えください。

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