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俺がなぜBGGの上位100ゲームを遊んだことがないかって⑴(Why I've Not Played Games in the BGG Top 100)

本記事は、A.B.West(Adam West)氏の「Why I've Not Played Games in the BGG Top 100」を翻訳したものである。

A.B. West氏は、Cross Cut Gamesというパブリッシャーの経営者であるとともに、ゲームデザイナーでもある(代表作は「デッドライン」、「小太刀」がある。)。

BGGの上位100ゲームのうち、Adam氏が気に食わないところがあるゲームを挙げていくという内容となっている。したがって、形式的にみれば、個々人の好き嫌いを述べるにとどまることから、本記事を読む意義は大きくないように思える(それに、文章はやや論理的ではないと個人的には思うし、さすがに終盤に向かうにつれて雑になるのはやめてほしいと思う笑)。

本記事を翻訳した理由は、ここ数回の翻訳記事のテーマと重なっていたというからである。それをさておくとしても、実質的には単なる個人の好き嫌いにとどまらないような気がした。それに、私がめちゃくちゃ笑ったということもある。こういう類の記事も楽しめる人がいるだろうと考えたため訳出した。原文の皮肉めいていて、調子に乗った感じを出せたらいいなと思っている。毒気のあるこのテーマに不快感を覚える人は、読まなくてもいいはずだ。でも、実は、そこまでダメだって言っているわけではない。読む価値はあると個人的には思っている。

なお、本記事はあまりにも長文になったことから2つの記事に分けた。近いうちに後半パートも公開したいと考えている。また、念のために言っておくと、訳者の個人的な見解と記事の内容は必ずしも一致するものではない。この点には、ご留意いただきたい。

元記事は以下のリンク先を参照されたい。また、ヘッダー画像は、みんなのフォトギャラリー機能を利用させていただいた。

BGGの評価や順位付けには、簡単に説明がつくと思う。それはコミュニティを反映している。具体的にいえば、BGGユーザはランキング上位100ゲームが一番好きだ。なぜ、新しいゲームがどんどん増えているのか。BGGユーザ全体は、新作ゲームを好む。アート界隈には発注先となる世界的な市場が存在するので、アートは簡単に手に入る。製造工場へのアクセスも容易になっているから、製品の品質は向上している。けれど、新作ゲームが必ずしも良いゲームではないはずだ。今では、あらゆる映画にCGが利用されているのと同じことだ。それに、KickstarterやGamefoundでより多くの資金調達ができるようになった。見た目が綺麗なことが楽しさにつながるわけじゃないのは明らかなのに、そうしておけば、もっと多くのゲームが売れて、より多くの評価につながってるんだと思う

なんで、1つのゲームにたくさんの焼き直し作品(repeat entries)やバリエーションがあるんだい。最初の作品を気に入ったBGGユーザが次の作品も同じかそれ以上に気に入るからだ。要は、"もっと俺にそんな風なゲームくれよ、マジ感謝"って感じなんよ。なぜ、昔より今のほうが上位100ゲームの変動が多く見られるのか。ゲームが増えてるから、BGGユーザは取っ替え引っ替えゲームを遊びたいのさ。BGGでは、ゲームを評価するユーザも増えている。経験的にわかることだけど、コミュニティがデカくなった関係で、昔よりも早い段階で評価をつけているようになったと思う。このことが、同じように上位100ゲームの変動に寄与してるはずだ。

要するにだ、目的意識なく(casual)ランキングを見てると、このランキングにあるゲームがオールタイムベストだと信じてしまいかねない。でも、そんなことはないはずだ。ランキングは、ゲームを評価したその時のBGGユーザに従えば、最も愛された(人気の?)ゲームを表している。これは間違いないことだし、別に悪いことじゃないと思う。BGGが自分の興味に近ければ、ランキングは不正確ではあるが便利ではある。

でもさ、上位100ゲームに気に食わないゲームがあったらどうよ。

どうしてそうなったんや。その理由を解明するために、現在のBGG上位100ゲームを100位から1位までを検証したさ。そんで、あちらこちらで不満な点を話そうと思う。多くの場合、BGGには諸手をあげて賛同してる!でも、上位100ゲームの中に遊ぼうとは思わないゲームがあるってだけさ。こんなことをする理由は、BGGの皆様の総意とどこが違うのかってことを理解したほうがいいと思ったからだ。みんなそれぞれが違うように、私もみんなそれぞれと違わないからね!(最後の文章が矛盾してるようにみえたら、紙と鉛筆を使って読み解いてみてくれ。)。でも、たぶん、読者も、私の自分探しの旅を楽しんでくれると思う。

何が学ぶことができるか見ていこうか。

100位:「トラヤヌス

クレジット: Emile de Maat

BGG様がおっしゃるには、Feldのベストゲームの1つだ。この作品がヒットして、マンカラによるアクション選択のアイディアがあちこちでバズった時を思い出したよ。今では、このアイディアがいくつかのゲームで使われてるよね(例えば、私が好きな「クルセイダーズ」がある。)。私もこのアイディアが素晴らしいと思って、このゲームを買ったよ。私は、Feldのファンだけれども、失敗作もあると思う。だが、この作品は、色がダメだ。私は、緑と赤色について色覚異常(red-green color "challenged")なんだ。強調しておきたいのは、色の違いは分かりはするんだけど、とりわけ赤と緑の色合いがうまく識別できないってことだ。ゲームの箱を開けて、駒の見分けがつかないなんて、めっちゃ悲しいよ。だから、言葉通り、このゲームを遊ぶことができなかった。パステルカラーは、あまりにも(※色覚異常者にとって)残忍で(brutal)、見分けをつけることができない。おそらく、このゲームを楽しめただろうこともあって悲しい気持ちだ。自分のためにゲームに印を付けたり、どうにかして塗り直したりするよりも、コレクションから放出することにした、未プレイのままね。

ゲームに12色必要だって場合に、デベロップ担当者はどうしたらいいのか混乱するだろ。プレイヤーの色と他のコンポーネントの色を区別しろって要望があるから、大抵の場合、区別できるように、パステルカラー、紫色、オレンジ色、くすんだ茶色を採用するようになる(veer off into)。経験上は、多くのゲームが台無しになっている。形やゲームボード上の配置で駒を区別することもできるから、個人的には(※色を分ける)必要性を感じない。ゲームの中には、形や異なるシンボルを使っているものもある。いつもそういうゲームは高く評価されている。だが、私が見分けの付くことができないゲームが出てくると、全くもって遊べなくなってしまう。これはそういう場合だってことよ。

99位:「デクリプト

クレジット: Christian Lemay

BGG様が言うには、プレイ人数4人から6人まで推奨、ゲーマー向けの"パーティー"レベルのゲームの傑作の1つだとさ(つまりさ、大人数に対応してるってこと。)。(いまだに!)こんな風に言及されるから、いずれにせよ、私の持ってる印象がこんな感じだ。自分的には、チーム対抗の推理ゲームって言うさ。どうやったら、ゲーマー向けのチーム対抗のゲームを卓上に並べらることになるのか、マジわからんのよ。私のゲームテーブルでは、普通、2人から4人のプレイヤーがいて、たまに5人になるくらいだ。それ以上の人数になることなんてほとんどない。それ以上の人数になるとすれば、ゲーマーじゃない人が含まれてる。そういった人たちって、ゲームのルールを学ぶのに時間かけたくないって思ってる。

そんでもって、「デクリプト」の説得力のある売り文句を本当に聞いたことがない。なんで、"この"ゲームがこの空間に存在するのか。理解できた試しがない。「世界の七不思議」についても、同じようなことが言われてるように感じる。"これは7人プレイヤーに対応したゲートウェイゲーム(※入門となるゲーム)だ"。最初の部分は真だが、最後の部分は偽だ。「デクリプト」もそうだろうか。もし、そうなら、私は、「世界の七不思議」をゲーマーじゃない人とは遊ばないし、4人以上のゲーマーと遊ぶことはほとんどないから、「デクリプト」も私には合わないゲームってことだ。

そんで、チーム対抗のゲームだ。「ブリッジ」のような2人1組となって行うカードゲーム以外で、好きなチーム対抗のゲームはないかな。多分、キックボールで最後に選ばれるような少年だったというトラウマのせいかも。私は、間違いなくバランスの悪いチーム戦が好きじゃない。そして、チームのバランスを取ることはとても難しいことだ。さらに、あるチームか別のチームに入らなければならないという、強制的な感覚がある。強制された友情とちょっと似てるし("◯◯ちゃんの隣に座りなよ、きっと仲良くなれるよ!"的なやつ)、強制されたものはなんでもそうだけど、気まずくなるものだ。だから、チーム対抗ゲームってのは、大体いつも、私には合わない。

96位:「アイル・オブ・キャッツ

クレジット: Frank West

BGG君が、Frank Westの成功作って言ってたよ。私は、この作品が人気になったのは、テトロミノのおかげだと思う。テトロミノとは、ご承知のとおり、特定の条件下で制限された場所に不規則な(odd)形をした物を置いていくことだ。そして、猫ちゃん。そう、にゃんにゃんは、猫派の人々に広く愛されている。ただ、私はわんわん派だ(a dog person)。だから、にゃんこによって、ゲームに不意に引き寄せられることはない。

でも、Frankのことは好きだ。彼は、めっちゃひたむきな(dedicated)デザイナーで、めっちゃ素晴らしい仕事をしてる。真面目に応援したいと思っている。このゲームが説明されているところを見たけど、このゲームと共に熱心な説明をテーブルで受けたら、遊んじゃいたくなるよね。でも、私の知る限り、私のゲーム会のメンバーの誰もが惹かれるようなテーマじゃないみたいだ。悲しいけど、このゲームを遊ぶことになるとは思わないし、現状では購入したいとは思ってないかな。

92位:「Raiders of the North Sea
82位:「西フランク王国の建築家
66位:「西フランク王国の聖騎士

クレジット: 上からShem PhillipsShem PhillipsShem Phillips

BGG曰く、これらの色んなワーカープレイスメントのひねりが素晴らしくて、Mico(Mihajlo Dimitrievski)のアートもイケてるってさ!最後の部分は完全に同意だ、俺も大好きだからね。だが、これらのゲームには個人的に問題があるといわざるを得ない。発売するのが早すぎる!ところで、「Raiders of the North Sea」を遊んだことがあって、買おうとしたら、おんなじように見えるけど、ちょっと違う別のゲームが発売されて、そんで、別のゲームが発売されて、さらに最初のゲームのようだけどテーマが変わって良くなった(?)別のゲームが発売されて、そんでもって、別のゲームが……。おいおい、ゲーム好きだけどさ、時間をおいてくれよ!次のiPhoneより早いペースで発売されてるんじゃないか。

いまだに、このうち1つくらいは買おうかなぁと思ったことはある。1回以上は危うくやりかけた。でも、何個も何個も欲しいかというと、それはないな。ワーカープレイスメントゲームが好きだけど、このシリーズはボードゲーム棚をほぼ全て食い潰す(exhausted the space)と思う。さもなければ、収まりきらないかもしれない。いつ次の作品が発売されるんだろうか。それは前作よりも良いものになってるのだろうか。私は、パッフィングビリー(Puffing Billy, ※鉄道ゲームの大会を主催しているグループのこと。元ネタは現存する世界最古の蒸気機関車)の同好会のようなワーカープレイスメント同好会(club)にめちゃくちゃ期待している。さぁ、BGGのみんな、それに加入しよう。同好会の名前を考えなくてはね!

81位:「パンデミック:レガシー シーズン0
42位:「パンデミック:レガシー シーズン2
2位:「パンデミック:レガシー シーズン1

クレジット: 上からZ-Man GamesW. Eric MartinW. Eric Martin

BGGが、「パンデミック」大好き!って言ってるよ。ここ数年を振り返ると、このテーマはやや人気が落ちたと考えるかもしれない。そして、おそらく、このゲームが、昨年か一昨年に発売されたとしたら、大きく異なる受け止められ方になったかもしれない(ここに見出しをつけてみなよ。)。だけど、それより以前に、「パンデミック」(残念だけど、現在は上位100ゲームから落ちてしまった。)がヒットになった時は、売れに売れていた(a huge hit)。Matt Leacockは、協力ゲームの驚くべき枠組みを作り上げた。このゲームが、それ以降も景気のいいジャンルをき確立したと言ってもいいはずだ。ところで、Zev(※Z-Man Gamesの社長Zev Shlasingeのこと)はもっと称賛されるべきだと思う。彼がこのゲームに注目を集めたんだ。いずれにせよ、私は「パンデミック」を持っていて、遊んだことがある。一般論として、私は、理由がどうであれ協力ゲームが好きじゃない。

それで、レガシー要素だ。うーん、私にとってはとても魅力的ではないかなぁ。私が考えた(※レガシー要素の)魅力について話してみよう。つまり、私たちはみんな心はガキのままで、プレゼントを開けるのがだーいすきなのわけ。そういうことよね、それが魅力に映る。したいのであれば、我ら人類が愛している"発見"と呼んでもいい。私はどうか、私も"発見"が大好きだ。でも、このゲームは、あまりにも早く、あまりにも人気になりすぎた。私は、みんなが好きなものを疑ってしまうような人間なんだ。シーズン1のネタバレを見てしまった(最初の作品で、シーズン0のことじゃない。)。一番言ってはいけない部分(the big reveal)は、少なくとも私にとっては、控えめにいっても予想の範囲内だった。ところで、レビュアーは、ネタバレなしとネタバレありのレビューを投稿すべきだと思う。私は、何も語ろうとしない(coy)風のネタバレなしのレビューが好きではない。"もっと話したいんだけど、あなたのゲーム体験を損なうから"。まじ腹立つわー。"君の知らないことを僕は知ってるんだよ"的なガキみてぇな返事をしやがって、そんなのレビューじゃないよ。箱の中に何があるかわからないままにされたら、普通はその場から離れるだろう。

レガシーゲームに関して思うことを最後に言うと、同じグループで数回以上遊ぶことは、かなり難しい話だ。私にとって、ゲームで遊ぶことは、ハレの行事(events)みたいなもので、繰り返し行われる日常行事ってわけじゃない。私は、定期的なゲーム会に参加してない(今ではほとんど不可能だろう。)。私には妻がいる(2人で「Clank!: Legacy」を遊んで、楽しかった。)。ただ、10回から12回くらい続く、二、三人で集まる定期的なゲーム会なんて、起こりそうにもないわな。

80位:「Keyflower

クレジット: Richard Breese

BGG的には、Richard Breeseとある。BGGによれば、彼は良作を世に出していて、このゲームは、ほかの作品と大差をついているほどの彼の傑作だってさ。遊んでみたいと思う。ただ、私を遠ざける原因は、このゲームの複雑そうな見た目だと思う。多分ね。多分っていうのは、つまり、今見てみると、楽しめそうだなぁと思えてきたわけよ。もちろん、最近では、ゲーム卓で並べられることが少なくなった、とてもユーロ的なゲームだ。正直言って、見た目は、ちょっと嫌な感じだよね(off putting)。個人的には見た目は問題ないと思うけど、重ねていうと、卓ではウケない。もし、卓上にポンと置かれたら、私のゲーマーの友達の数人しか興味を示さないと思う。

そういうことで、このゲームについて、あまり議論するようなことを持ち合わせていないみたいだ。主に見た目がよそよそしい(intimidating)ように見えるというだけで、単に私が買うレベルに至ってないということだ。どこかの段階で、このゲームを遊ぶ必要があるだろう。2人で楽しく遊べそうかな。そうであれば、私と妻は気にいるだろう。BGGはどう考えているんだろう。BGG的には(※2人で)楽しく遊べるも思われてるみたいだ。じゃあ、買ってみるしかないな(go after)。とにかく、ほしい物リストにぶち込んだよ!

79位:「テインテッド・グレイル

クレジット: Awaken Realms

BGGは、素晴らしい品質のミニチュアと演出(production)だって教えてくれる。ストーリー要素!酸いも甘いも含めた現実的なファンタジー(Gritty)!Kickstarterでの成功とAwaken Realmsの名前で、このゲームが記憶に残ってる。彼らは、「This War of Mine: The Board Game」を製作していたが、このゲーム(※「テインテッド・グレイル」)で成功を収めた。製品の品質がぶっちぎりで高い(off the charts)。私の話をすると、レガシーの明らかにしていくコンセプト(the Legacy reveal concept)に少し戻ることになる。もちろん、このゲームがレガシーゲームじゃないことぐらいわかってるけど、話の筋が段々と明らかにされるというアイディアがあるわけだ。これは1回遊べばわかるのか、それともキャンペーンで何度も遊ばないといけないのか。何個かの理由からすると、後者だと思っている。間違っているかもしれないけどね。

とにかく、ダークファンタジーの雰囲気は良さそうに見える。元値が高いのと大げさな演出のせいで、興味を失っていたと思う。ミニチュアはかっこいい、けど、私は、いつもそれを理由にもっとお金を出したいとは思わない。また、何人かからの感想は、このゲームに"興味ないよなぁ"(meh)という内容に思われた。でも、詳しくは覚えてない。とにかく、このゲームの値段を見れば、あんまり卓に立てないかもしれないゲームにそんな大金をかけるつもりはない。暗くて現実的な話は、私の好み(wheelhouse)ではない。ボードゲームは、私にとって気晴らしなのよ。現実逃避するなら、良い場所にいたいと思うよね。

75位:「アグリコラ:リバイズドエディション
36位:「アグリコラ

クレジット: 上からTobi N.Ben P.

BGGさんは、最初に出た時からこのゲームが大好きで、その後に改訂版が出た。BGGの上位100ゲームに、いくつ重複した登録作品があるか立ち止まって指摘するには良い機会だと思う。はいはい。これらのゲームが完全な重複作品ではないということは気付いてるし、各作品に重要な違いがあると指摘されることくらい承知の上だ。でも、頼むよ。これらのゲームが両方とも上位100ゲームにいる理由は、最初の"版"(私はそう考えている。)は元から上位100ゲームに入っていて、新しい"版"はそれより少ない投票数なのに、一般に高い評価を得ているからだ。なんでだろう。ファンが両方に投票してるからだと個人的には思う。つまり、真の(※アグリコラ)ファンが、新しい方に移行した(又は購入した)。同じことが、(例えば)「パンデミック」で起こっていると思う。わかるけど、私からみれば負け惜しみだよ。

いずれにせよ、確かに「アグリコラ」は遊んで楽しかった。でも、改訂版を買うほどではなかった。初版を楽しんでいるし、所有もしてる。けど、めちゃくちゃ大好きというわけじゃない。そうであれば、"アップグレード"させていたかもしれない。これ(※改訂版)が目の前に落ちていたら、「アグリコラ」なんじゃないかなぁと思いつつ、気分と時間の許す限り遊ぶと思う。さて、そろそろ自分の意見を言うのをやめようかねぇ……。

67位:「アルルの丘
33位:「カヴェルナ:洞窟の農夫たち
22位:「オーディンの祝祭

クレジット: 上からW. Eric MartinW. Eric MartinFrank Heeren

BGGを参照すると、Uwe様のゲームは最高だってさ!彼は、上位100ゲームに最も多くのゲームのあるデザイナーかな。数えてないけど、彼の作品はいくつかあるよね。おそらく、最多かな?この作品を持っているということは、すでにいくつかのUwe様のゲームを持っているということになる。「アグリコラ」、「グラスロード」、「ノヴァルナ」、「パッチワーク」、「ル・アーブル」。もちろん、彼のゲームデザインが好きだ。でも、もう十分すぎるほど持っているんだよね。「オーディンの祝祭」を所有していたことがある。けど、私には、全体のUwe的なデザインが過剰すぎる。インストも大変だ(それぞれのアクションは簡単なんだけど、アクションが多すぎる。)。処分させていただいたよ。本当に「グラスロード」が大好きなんだけど、あまり頻繁には遊ばれてない。

そして、アルルでは、また泥炭を掘ることになるのかい。Uwe様は植物とかを色々とひっくり返すのが好きだ。俺も好きだ!でも、たくさんそうしてきたのに、その(※ひっくり返す)素晴らしいバージョンができましただとさ!自分が別のゲームを買っていたり、ましてや遊んでいたりする光景が想像できない。はいはい、わかりましたよ。もし、誰かがこのゲームを教えてくれて、その場所がゲームの大会(convention)や会合だったら(ていうか、まだ存在してるよね?)、遊ぼうと説得されてしまうかもしれない。長すぎて遊べないよってならない限りはね。

65位:「イーオンズ・エンド

クレジット: David Buttler

BGGは……大好き以上に何を言いいたいのかよくわからんわ。つまり、そう、BGGで相当に好かれそうな協力ゲームよ。そして、デックビルド。そんでな、そのジャンルで面白い試みがされてそうなわけよ(シャッフルしない、ランダムな手番順。これらは、私にとってはささいな進歩のように思われるけどね。)。けど、まだ迷いが生じてる段階だ。私みたいな協力ゲームが好きじゃない人でも、たまには遊んでみようと説得されてしまう。本当にデックビルドはかなり好きなんだよね。個人的には、テーマは平凡(generic)のように思える。私を嫌いにならないでほしい。イラストレーションは本当に素晴らしいさ。でも、テーマはただの"ファンタジー"って感じなわけよ。だから、あんまりグッとこないんだ(doesn't jump out)よね。

けど、遊ぼうとする気が起きないのは、協力ゲームの側面が多分にあるからだと思う。何でこのゲームがそんなに高く評価されてるんだ。誰か推測してくれないか。このゲームの素晴らしさを教えてもらう(be enlightened on)必要がありそうだ。カードのコンボなのか。斬新なプレイ感なのか。協力ゲームの側面がいいのか。多分、このゲームは、徐々に苦労しながらファンを増やしていったんだろう。個人的には、ゲーム卓のみんなが遊びたいならば遊ぼうと思う。デックビルドが本当に好きだからね。

62位:「Through the Ages: A Story of Civilization
9位:「スルー・ジ・エイジズ

クレジット: 上からKeith BlumeFilip Murmak

BGG君が、ありとあらゆる要素が詰め込まれた(with all the trimmings)素晴らしいciv系ゲームって言ってるよ!新しい"版"のほうが評価が高いことについてはぐちぐち言うつもりはないよ。まず、私はこのゲームを遊んだことがあると言ってもいいくらいなんだけど、(※実際には)今まで遊ぶことができてない理由について話そうと思う。小さなゲーム大会でのことで、遊べなかったのにはいくつか理由がある。けど、私自身は、その時、やる気に満ちあふれていたし、遊ぶ能力も十分にあった。BGGの上位100ゲームを全て遊びたいって思っていた日もあったわけよ。このゲームは、死ぬまでに遊びたいゲームリスト(my bucket list)には含まれてないけど、このゲームをインストしてくれる先公がいて、時間があればいまだに遊んでみたいと思ってる。

けど、個人的には、大体、このゲームと同じ感じ(in the ballpark of)と考えてる「Nations」が大好きだ。素晴らしいciv系ゲームが大好きなんだ、わかっているのであればね。何をわかっておきたいかというと、遊んでからテーブルを離れるまでの時間がわかる人はほとんどいないよね。このゲームは、何時間もゲームが続くので(そう聞いてるよ)、(※いつ終わるか)全くわかんないわけよ。「Nations」はやや長いが、友人たちは楽しく遊んでいるし、私も好きだ。しかも、ソロでも数回遊んでる(私には珍しいことだ。)。だから、このゲームは、遊びたいゲームのリストに入っているが、まだ適切な機会に恵まれてない。これは、買う前に遊んでみたいと本当に思うケースだ。

60位:「Lisboa
57位:「ギャラリスト
56位:「オン・マーズ

クレジット: 上からVital LacerdaVital LacerdaIan O'Toole

BGGを眺めてると、Lacerdaはマジもんの重ゲーを作っていて、BGG好みだとあるよ!間違いなくいえるのは、BGGには、重いユーロゲームの中でもガチの重ゲーを愛する特定の野郎どもがいるってことだ。重ければ重いほど、良いゲームだと考えてる。私の見る限り、上位100ゲームのいくつかは、その顕れだといえる。だから、この話題はもう一度取り上げることになるだろう。上位100ゲームを巡るこの旅は、私がどれくらい違うかを見せるためにしている。私は、ボードゲームを愛してる!BGG上にある、私の統計、コレクション、時間を見てみなよ。ボードゲーム愛好者じゃないか。けど、重ゲーは、おそらくそんなに好きでもないかな。

もっと深い理由は、認知的負荷(the cognitive load)がかかるせいだと思う。要は、ゲームの中で、そんなに多くの考える時間があることが好きじゃない。そんな環境にあると、私はド下手なプレイのが普通なので、楽しむというよりもフラストレーションが溜まってしまう。更に奇妙なことを言うと、私は重ゲーのデザインしたいと考えている(私がそれに取り組んでるのをまだ見たことないでしょうが、この点は信じてほしい。)。こういったシステムをデザイン上で機能させるような人をマジでリスペクトしてるし、Lacerdaは最上とは言わないまでも上位層にはいるよね。BGGによれば、間違いなく上位なわけだ。でも、私は、よくてFeldくらいなわけ。ゲームの中では、やるべきことが豊富にあるけど、得点や報酬の満足感を得るために達成すべきステップが多すぎると、試してるうちに気が遠くなってしまう。私の脳は、そういう長旅と発見を楽しめないみたいだ。そして、私のほんのわずかしかいないゲーム友達が、何としてでも私を連れていこうとするんだ。大抵、そんなゲームのインストは嫌な感じになる。

Escape Plan」は、そのテーマのせいで、私が購入しそうになったゲームだ。BGGを見ると、これは、Lacerdaのベストゲームではない。だけど、そのテーマと見栄えは素晴らしいよね(「Pipeline」の見栄えにも同じように感じた。)。そして、ここでもまた、私は、ゲームの重さに慄いて遠ざかってしまう。それに、この場合、2人では、全然ダメみたいだ。少なくとも、BGGでそう言及されてるのを見たし、誰が面白いってわかるんだろうかね。数年前に、地元に根付いてるお店のゲーム会で「Vinhos」を遊んだことがある。インストする必要がなかったので、とても楽しめたさ。また、今にしてみると、「Lisboa」を持っている息子がいる友人がいて、数年前にゲーム会に持ってきてくれたことがある。おそらく、発売された当時のことかな。今では後悔してるけど、遊ぶのをお断りしたんだ。だから、もちろん、機会があったならば、このゲームを遊びたいよね。このゲームを所有するコストについては……絶対所有しようとは思わないよね。絶対にないとまでは言えないけどさ、この怪物(※のようなゲーム)を買っている自分を想像できない。箱があまりにもデカすぎる。あああ゛あ゛ぁー(yeow)。

59位:「Eclipse
37位:「Eclipse: Second Dawn for the Galaxy

クレジット: 上からEmile de MaatJere Kasanen

BGGを見ていくと、「トワイライト・インペリウム 第4版」(TI4)よりも優れた4Xゲームだってさ!うん、そういう人もいるよね。3万人のBGGユーザとかね。「Second Dawn」のほうは、1作目のおかげで2作目がよく映る現象(the first makes the second better effect)なのは間違いないね。「Second Dawn」が最初のゲームをアップグレードしたにすぎないのに、上位100の2箇所を潰してるのは好ましくないよな。そうそう、何箇所かルール変更がされて、あちこちに微調整が施されたのには気づいてるよ。けど、正直にいうとさ、またかよって感じだよね。「Eclipse」を遊んだことがあるから、これではっきりしたはすだ。好きなゲームだ。けど、ミサイルの部分じゃなくて、戦闘において勝利点をランダムに引く(draw)ところが問題だ(まぁ、ミサイルにも多少はあるけどね。)。残念な結果を引いたよ。マジで裏切られた気分になった。そんな気持ちになるのが好きなやついるのか。あと、他の悪い点をいうと、1ゲーム終わるのに膨大な時間を費やしてしまうことだと思う(あぁ、最新バージョンでは一、二ラウンド減らされてたよね。)。

私は、丁寧に作り込まれた4Xゲームを高く評価するし、「Eclipse」は素晴らしい作品だ……私の能力以上のね(私だって(※こういうゲームを作ることに)挑戦してみたさ!)。けど、私には合わない。友人が初版を持っていて、私が遊びたいなぁって言えば、その友人が持ってきてくれるので、私のコレクションには必要のない(どちらの版もね。)。ということで、このゲームを所有してない。ある意味、Kickstarterから「Galactic Era」を受け取ったばかりなんだけど、今の時点でちょっと4Xゲームに疲れ切ってしまった。そのデザイナーとその作品を支援したいと心の底から思っていたし、卓を立てるアテもないのに遊ぶのが楽しみで仕方なかった。スタミナが回復するまで数か月待ってほしい。そうしたら戻ってくるさ。でも、「Eclipse」は……お断りだね。

※続きは以下のリンク先を参照されたい。

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