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オフショア成功の秘訣 Vol.2

こんにちは!先週に引き続き、オフショア成功の秘訣を書いていきたいと思います!
今回は、オフショア開発の2つの契約形態をしっかりと理解してトラブルを防ごうです。


よくあるトラブルとしてあげられるのが契約形態の勘違いによるトラブル。もちろんお客様が理解度合いや希望を見抜けないままに契約に至ってしまった、こちら側の説明不足の場合もありますが、ただ、そのようなトラブルは弊社にとってもオフショアに対する悪いイメージがついてしまうだけでなく、お客様にとっても、お金を払っただけの成果が得られず、誰も幸せになれません。

そこで、お互いにとっての幸せを勝ち取るためにも、まずはしっかりと契約は確認しましょう。注意しすぎるということはありません。注意しまくりましょう。なお今から紹介する2つの契約方法は弊社の主な契約方法です。形態に関しましてはお客様の希望により柔軟な対応はさせていただいておりますので希望があればそれぞれご相談お願いします。あくまで弊社の形態ですので、他社と同じとは限りませんので、他社は他社で確認お願いします。他社分の責任は負いかねます。

1プロジェクト受託型開発

こちらが日本人がパッとイメージする受託開発です。わかりやすくこのように書きましたが、イメージというものは人によって違うのでそれでも打ち合わせの時にもしもあれ?と思うことがあれば遠慮なく打ち合わせなどで質問しましょう。


開発の流れとしては
1 仕様書やデザインの情報をもとに見積もりを作成します。
2 契約。契約時に納期と費用を確定します。ただし、仕様の変更や追加開発があった場合  は追加で費用がかかります。しかし逆に言えば、契約時から仕様が変わらなければこの  契約時の費用で決まりです。
3 前払金を頂いたのちに開発を始めます。
4 納品研修作業を経て納品完了します。
5 保守・運用が必要な場合は別途その契約をします。ただし、保証期間中はバグ修正が無料でできることが多いです。

メリットといたしましては
・予算、納期の計画が立てやすいこと
・契約が終われば仕様書の通りに作るので開発中の打ち合わせが少ない
・仕様書がきちんとできてさえいればプロジェクトの管理はほとんど必要ない。

デメリット
・仕様変更、追加開発にはお金がかかったり、納期の延長が発生したりする。
・工数はリスクを含めた工数になる
・PM、BrSE、テスターなどの工数はあまり柔軟ではない

オススメな状況
・仕様書とデザインははっきりと決まっていてあとは作るだけ
・予算と納期を固めて開発したい(変更がなければ予算と納期が膨らまないようにこちら側で管理するため)
・プロジェクトを一括で丸投げしたい(管理の手間が少ないから)
・自社にITの知識や経験がない(管理の手間が少ないから)

管理の手間が少ないからと言っても仕様書を固めないといけないのになんで経験がない場合こっちなの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、知識がない場合、もうひとつの形態であるラボ型はおすすめできないからです。それではラボ型開発の特徴を見ていきましょう。

2 ラボ型開発


こちらは逆に日本ではあまり馴染みのない開発体制になります。
ベトナムに自社の開発人材を採用して開発拠点を設置するサービスとイメージしましょう。
契約費用は人材のスキルと契約人月によって決められます。

流れといたしましては
1 契約したい人材のスキルと要員数を決める(開発内容に関係なくこれで費用が確定)
2 開発メンバーを確定してチームを作って契約する
3 開発内容と仕様を決めて開発を開始する(期間は決めますが、延長などは自由)
4 日本側からの指示によって開発を進める(契約したメンバーの作業内容は自由に決める  ことができる)

という流れです。
プロジェクト型との最大の違いは成果物に対して納期や品質の保証がない代わりに追加開発などに伴って、納期の延長や追加料金がかからないです。あくまでベトナム人契約社員を雇うような形です。そのため、日本側の指示に従って開発作業を進めます。

メリット
・リスクを含まずの契約になるのでコストが最小限
・チームに開発のノウハウが蓄積される
・仕様変更、追加開発の変更は自由

デメリット
・予算と納期を見積もることはできるが保証はできない
・打ち合わせや管理の手間はかかる
・開発規模が小さいとコストメリットも小さくなる

オススメな状況
・自社の開発拠点をベトナムに設置したい
・開発人員を多く準備したい(3〜4人以上)
・自社に知識はあるが、仕様書やデザインが固まっていない(納期の管理などは弊社は行わ ないので知識がないとマネジメントが難しい)
・開発費用を最小限に抑えたい
・開発物が多くて継続的に開発を依頼したい

ラボ型開発は契約社員を派遣するイメージなので、管理の手間はかかりますが、管理経験や自信がある方がいる会社にとってはとても柔軟に安く人を使えるのでオススメです。

またITの知識はなく、オフショアに興味があるが、仕様書を固めるのが難しい場合はご相談いただけましたら、弊社にはITコンサルタントもいますので、ぜひご活用いただけましたらと思います。( ・∇・)
さてそれでは今週も頑張りましょう!

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