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プレイバック!ドリームキャスト読者レース【Vol.1】ドリームキャストの名作の思い出を振り返る!

読者の読者による読者のための
全読者による投票ランキングとして
1991年に『BEEP!メガドライブ』誌上で始まった
読者レースのコーナーは『セガサターンマガジン』
そして『ドリームキャストマガジン』でも受け継がれ、

ドリームキャストのハード撤退後も企画は継続。
2002年9月末の時点でドリームキャスト単体の
3年半分のランキングの最終結果が発表されました。
※最終ランキングは424本を掲載。

約3年半続いたドリームキャスト読者レースの最終回(144回)が掲載された『ドリマガ』 2002年10月11日号・Vol.18 (2002年9月27日発売)。

▼最終ランキングの上位(1~120位)はこちら!

まずは120位までのランキングを掲載。※画像をクリックすると拡大して見ることができます。

メガドライブソフトとセガサターンソフトの
ランキングはこちらで毎日振り返ってきましたが、
ここではドリームキャストソフト上位50本
Vol.1として毎日振り返っていきます!

こちらの誌面では当時の掲載コメントも
再掲しつつ、みなさんからの最新のコメントも
合わせて掲載していきます。

ぜひみなさんの思い出や思い出や、
今だからこそ語りたいレビューなどを
ぜひリプで書き込んでいってください。


衝撃のハード撤退から20余年。短命ながら名作もたくさんあったドリームキャスト

「ファンタシースターオンライン」が発売され
本格的なネットワークゲーム時代の到来が
幕を開ける予感があった中、まさかの急転直下!
ハードの製造中止という衝撃的な撤退劇が
起きたのが2001年3月(※正式発表は1月31日)。

その後は最後の在庫ハードが9,900円の
低価格で販売され、時代の流れに翻弄された
セガ最後のコンソール機・ドリームキャスト。

いつかはドリームキャストミニが出るといいな、
と期待を寄せつつ、今遊んでも十分遊べる名作も
多数あるゲーム機でした。

そんな思い出深いドリームキャストの
ソフトを順に振り返っていきます!

ぜひみなさんの思い出をツイートに
レスやリプをしていってください。

【プレイバック・1位】サクラ大戦3~巴里は燃えているか~

◆サクラ大戦3~巴里は燃えているか~
◆セガ/2001年3月22日発売/7,800円
◆ランキング初登場:『ドリームキャストマガジン』2001年4月20号
◆最終読者評点 : 9.558 (ドリームキャスト歴代1位)
【当時の誌面の読者コメントより】
◆待ちに待ったソフト。キャラクターは総入れ替えされ、舞台も日本ではなく巴里になり、いろんなところが変わることに不安があった。しかし、シリーズを通してのノリや「サクラ」節はしっかりと受け継がれている。まさにドラマチックアドベンチャー。「1」や「2」のメンバーに負けず劣らずの個性的なキャラクターたち、流れるようなストーリー展開。新しくなった戦闘パートも非常にわかりやすく、かつ楽しくなっている。ゲーム中、ムリなくアニメーションCGムービーが入り、嫌が上にも盛り上がる演出。一つひとつのデキが非常に高いレベル。中心となるストーリーがしっかりしており、スタッフ全員が一切、手を抜かずに作り込んだからこそのたまものでしょう!◆やはりやってくれた!シナリオは面白いし、CGとアニメの融合も美しい。戦闘パートもサクサク進むので、かなり楽しい。前作までは必殺技を出すのにいちいち時間がかかっていたが、今回はそれも解消されて、決めるとかなり快感。また、ミニゲームも、もう「ミニ」とは言えないぐらいの出来映えで、これだけでもかなり遊べる。文句なしの10点だが、1つだけ不満を言えば、戦闘パートの難易度が低めというところか。もう少し難易度が高いステージを用意してくれても良かったと思う。◆全体的にハイレベル。新キャラクターもよかった。帝都じゃないということで不安もあったけれど、「巴里もいいじゃん」と思わせてくれた。まだ、プレイ途中だけれど、9点。終わる頃には、10点になっているでしょう。◆いや〜、待ちに待ったソフトがついに出た!このためにドリームキャストを買ったと言ってもいいくらい。オープニング映像を、何度も何度も、穴があくほど見てからプレイ。何もかも、前作を大きく上回るできでした。◆「サクラ大戦」シリーズお決まりのストーリー展開ながら、先に進ませたくなる演出はさすが。新戦闘システムの「ARMS」も、感覚的な戦闘ができるのが楽しい。狭い通路の場合、前にいるキャラクターのせいで後ろのキャラクターが動けないことがあるのが玉にキズだけど。コクリコの話では感動しました。絶対オススメです。◆今回のサクラは切ないです。「1」「2」ともにマリアー筋できましたが、今回はグリシーヌの虜になってしまいました。帝撃かに巴里撃か、この究極の選択に、眠れぬ日々が続いています。◆最高!!予想以上の仕上がりに大満足です。特にオープニングの光武F、カッコよすぎ。大神機の動きには感動しました。◆サターン版、ドリームキャスト版の「1」や「2」にあった、場面切り替えなどの遅さが解消されていた。スムーズにゲームが進行するようになったのは、とてもよい。まったく新しくなった戦闘システムも、アクション性を取り入れることでまったくもって快適になりました。一新されたキャラクターもメインの5人はもちろん、ワキを固めるキャラクターがよく、しっかりとした世界観を作り出していますね。◆長編なのに飽きのこないストーリー。最低5回は遊べるし、何より驚いたのがおまけの「巴里の優雅な1日」。これだけで普通のソフト1本分くらいのボリュームがあるし、本編をクリアしたあとでも長く遊べるやり込み要素まであり、いつ終わるの? と心配になるくらい飽きがこない。◆質、量ともに最高のデキ。特にアニメ部分は、他ハードも含めて未だかつてないほどのクオリティ。値段に見合った、いや、それ以上の価値がある。また、通う選択皮を選ぶことにより、イベントが全然違ってきたりするので、複数回プレイも苦にならないです。むしろ「あの選択をしたらどうなったんだろう?」と気になって早く2回目、3回目のプレイをしたいとさえ思う。非の打ちどころがない完成度。ただ1つ、声が音声で聞き取りにくい場合があった。特に花火の時。◆CGとアニメとがしっくりとかみ合った画面、ボタン1つでコマンドが選べるアクションゲーム感覚の戦闘、そして、魅力的なキャラクターたちが作品のデキを良くしている。ARMSの戦闘をプレイしたら「1」「2」の戦闘が面倒くさく思えるほどかも。ただ、できればフルボイスにしてほしかったなぁ。◆「ドリームキャストは、ここまでできるのか?」と感じさせる、すごいゲームです。グイグイ引き込まれるシナリオに感動です。ダウンロードできるドラマが一部有料なのは少し不満ですが。◆テンポのいいストーリー展開のおかげで、ストレスなくやり込むことができた。わき役キャラクターの個性も強いので、メルやシーのほうが気に入った、という人も少なくないだろう。サービス面では「ドラマダウンロード」があるが、ドリムを使わなければならないことを考えると、まあまあかな、と思う。戦闘も、前作と比べると戦略性が失われた気がするが、自分的にはこういったタイプの軽い戦いのほうが好きだ。◆VGA対応とは公式には発表されてなかったが、とりあえず出力されているみたいなのでひと安心。やっぱりこのグラフィックはVGAじゃないともったいないでしょ。◆まずはオープニング。はじめ、出だしがイマイチかと思ったりもしましたが、サビの部分以降のノリのよさは絶品で、さすがは田中サウンドと思わせるできです。ムービーも文句なく美しく、「サクラ大戦(ドリームキャスト版)」のおまけディスク」を見たときの感動がそのまま蘇りました。本編中の画面がフルサイズになり、セリフが消せるのも(当たり前と思うかもしれませんが)うれしい配慮です。たた戦闘システムには少々慣れが必要かと思います。全体的な印象として、新キャラクター、新舞台、新システムでありながら「サクラ」は「サクラ」というこだわりが随所に見られ、スタッフのこの作品に対する思い入れの深さが十分感じられます。旧作のファンに対する配慮も怠りなくされており、抵抗なくこの新しいサクラを受け入れることができました。相変わらずシナリオは薄そうですが、それもまた「サクラ」でしょう。◆仕事中につい「御旗のもとに」を口ずさむようになりました。はっきり言って中毒性が高すぎます。高い期待に期待以上の作品で応えてくれる開発の方々の仕事、そして田中公平氏のサウンドにはただ脱帽です。◆現在、一度だけクリア(グリシーヌ)したので感想を書こうと思います。率直に言って、身震いしました。エンディングやオープニングにじゃないです。内容にです。一般にエンディングを見て感動したというのは、ほかのゲームでもよく聞きます。自分も感動したというのは、ほかにいくつもあります。ですが、この「サクラ3」には、全編に渡って身震いがしました。もしかすると、クリア後に「お約束じゃないか...…」と落胆した人がいるかもしれませんが、自分は正直なところ、そのお約束が好きです。なにがスゴイかというと、この「サクラ3」は、そのお約束の見せ方が秀逸なのです。音楽、見せ方(カメラワーク)、ムービーの入れどころなどに「さすが!!」と思わせるところが、全編に渡ってちりばめられています。詳細はネタバレになるので言いませんが、本当に身震いがするほどに印象的な作品でした。欠点ですが、もうほとんどないと思われるのですが、あえて言うならば、戦闘場面でのキャラクターの位置取り(全体図)が見つらかったように思われます。「サクラ大戦3」は最高のソフトだと思うが、1つ気になる点がある。それは「2」と比べてムービー中に大神一郎の声が出る部分が増えてしまったことです。できれば、大神の声は必殺技だけにしてほしかった。

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