夏の終わりの透視図
【うすのろ日記】 2024.9.23(月) a perspective view
昨日は降りみ降らずみの雨だったが、今朝は気持ちよく晴れている。
ふと、もう夏ではなくなったのかなと思った。
いつもは暑さを逃れて私の寝室で寝ていた花(猫)が、今朝はエアコンをつけていないリビングの自分のベッドで寝ていた。
「そっか、あなたはもう暑さを感じてないんだね」と、頭を撫でてやる。
花はなぜ撫でられているかもわからず、目を細めてグルグル言ってる。
秋というには烏滸がましいが、でももう夏ではないんだなという心持ちになった。
洗濯物を干しにベランダに出る。
いつもと空気が違う。
ようやく9月の空気がやってきたと思って嬉しくなった。
朝のニュースで先日の大雨の被害の様子を報道していた。
被害を受けたおじさんがインタビューに応じてらして
「1月に地震があってから何とか必死で生きてきた。なのに今度は水害。どうすりゃいいのって思いますよ。でもこればっかりは誰のせいでもなくて、誰を恨むわけにもいかない。命が助かっただけでも喜ばなきゃいけないんだと自分に言い聞かせてます」と、おっしゃってた。
こういう災害があった時にいつも思う。
日本はほんとうに災害対策が遅れている。
政府の人間、誰一人として陣頭指揮を取らない。
綺麗な言葉ばかりを口から出すことには長けているのかもしれないが、誰も手を汚して働こうとはしない。
情けない国である。
そういう私も何ができるわけでもない。
ただ「お見舞い申し上げます」と綺麗な言葉を出すだけなのだが…
陽が高くなるにつれて、やはり暑さが際立ってきた。
まだ夏の後ろ姿が見えている。
名残惜しそうに振り返りながら佇んでいる感じがする。
「早くお行き、また来年」と、言葉が交わせるなら言ってやりたい。
今日は豆を煮ようか…と思う。
小豆がいいかなと思い買いに行く。
帰りにパン屋に寄って明日のパンをいくつか買ったら、ちょうどポイントが貯まって、食パン1斤と交換してくれた。
食パンがあったら他のパンはいらないなと思ったけど、他のパンを買ったから食パンがもらえたのだ...。
キッチンがパンだらけになった。
「お米が少なくなってきたからちょうどいいね」と、自分に言い聞かせる。
読んでいただきありがとうございます。 書くこと、読むこと、考えること... これからも精進します。