できれば優しい無関心を...
2023.10.17(火)Influenza Vaccination
午前4時半、猫に起こされる。
外はまだ暗い。
手で軽く触るだけで点灯するライトを付けて、猫の後をついていく。
隣の夫の寝室の扉が少し開いていて灯りが見えたのでそっと覗いてみるとパソコンに向かって難しい顔をしていた。
リビングまでついていっても猫は何もする様子がない。
「何もしないなら寝るよ」と私はベッドに戻る。
今度は猫が私についてきた。
「にゃ〜」と一声あったので抱き上げて毛布に入れてあげたらすやすや眠り始めた。寒かったのかもしれない。
しばらく猫に足をくっつけて湯たんぽ代わりにして二度寝に挑戦したが、私の方は眠れなかった。寝転んだままKindleで本を読む。途中でパッとKindleの画面が真っ暗になって、えっ!と思ったが、充電が切れていた。
あぁ、出だしがこんなんだど今日いち日が思いやられる。
朝から…
それはそうと、
今朝インフルエンザのワクチン接種を受けに病院に向かって歩いていたら、ビジネスマンが行き交う梅田の通りを、必死の形相で自転車の立ちこぎをしているおばさまを見かけた。
びっくり。
これはマンガの世界か?
それともコメディ映画の撮影か?
と思ったほど、とてもいい意味で違和感があっておもしろかった。
「はぁ〜」という気持ちでそのおばさまの姿を見送って、またいつもの梅田の風景に一瞬で戻った。おもしろいことって一瞬だね。
それで病院の近くまで来たら、誰でも自由に休憩できるベンチのようなものがあるんだけど、そこに今度はおじさまが座っていて、缶入りの何かを飲んでらっしゃった。よく見るとそれは缶酎ハイでラベルをハンカチで覆って隠すように飲んでらっしゃるんだけど、ハンカチの隙間から見えた文字は、
間違いなく缶酎ハイだった。
別にそれが何だというわけではないのだけど、さっきのおばさまもこのおじさまも、いろいろあるんだなぁと思う。いろいろ。
必死の形相にならなきゃいけない時もあるだろうし、朝から隠れてお酒を飲みたい時もある。
誰にでもある、いろいろ。
そんなこんなでおもしろい朝だった。
*
インフルエンザワクチンは何事もなく接種し終わったのだけど、
インフルエンザワクチンって何でこんなに痛いのだろうか。
コロナワクチンは痛くも痒くもないに、インフルエンザワクチンは毎年痛い。今回は尚更痛くて「痛〜い」と接種中に叫んでしまった。
きっと目には涙が…
いい年をした女が…と思うけど痛いものは痛い。
気を取り直して、カフェでお茶する。
苦あれば楽ありだ。ドーナツ&コーヒーで我が身を癒す。
徐々に腕が腫れてくる。今、直径10センチほど。
今夜は禁酒。寂しい夜になりそうだ。
読んでいただきありがとうございます。 書くこと、読むこと、考えること... これからも精進します。