見出し画像

もう、私たちにクリスマスはいらない

2023.12.1(金曜日)  Hello December


日がな一日ぼんやり過ごしている。
12月に入った途端すぅ〜と自然に開き直りが始まった。
もうぼんやりし放題だ。
しかし、ぼんやりしていても歯が痛くなるし腰も痛くなる。
力は抜いているつもりでも、後ろめたさという要らぬ力が肩に首筋にかかっているのかもしれない。
うっかりすると病人になってしまうかもしれない。
2023年の目標などこの際達成できなくてもいいから、せめて健康で最後の月を通り抜けたい。
それなのになぁ…と思う。

今朝、部屋中のカレンダーを捲って回った。
ペラッペラの1枚が残るだけとなったカレンダーを見つめ、数千円出して買ったカレンダーだったのに、最後はこんなペラッペラになってしまって、
因果な代物だなとつくづく思う。
それに引き換え人間は、たくさんの荷物を背負って年末を迎えることになる。これもまた因果である。

珍しく夫が「昼めし、一緒にどう?」と、誘ってきたので一緒に出かける。
出かける際に、マンションのポストにチラシが入っていたのを見かけた。
近所のスイーツ店のクリスマスケーキ予約受付中のチラシだった。
お昼ごはんを食べながら「クリスマス、どうする?」という話になる。
昨年はどうしたんだっけ?と、ふたりで考えるが私も夫も思い出せない。
「忘れてしまうようだったら、もう私たちにクリスマスはいらないってことだよね」という私の意見に夫も賛同して、いとも簡単に結論が出た。
若いカップルとか、子供がいる家庭とか、キリスト教信者とか、イベントごとはやらなきゃ気が済まないタイプとかならいろいろするのだろうが、我が家はそんなんではないから。
家に帰ってから5年手帳で昨年のクリスマスの記録を見てみると、
アンテノールのクリスマスケーキを食べていた。
アンテノールには申し訳ないが、記憶の片隅にも残っていなかった。
世の中の流れに流されるままにやっていたから記憶にも残らなかったのだろう。
もういいや。私たちにはクリスマスはいらない。
世の中がどうであれ、これからは自分がやりたいことだけ楽しんでやっていいこう。

ぼんやりして過ごしていたせいか、夜はお酒もすすまず…というのは嘘で、蒟蒻の煮付けをアテに日本酒の熱々燗を飲む。
しっかり酒飲みである。

クリスマス、どうする?



読んでいただきありがとうございます。 書くこと、読むこと、考えること... これからも精進します。