見出し画像

もの言う昭和のおばさん

2021.7.21(水曜日) The Tokyo Olympics and Paralympic Games

なんだかんだと言いながら始まった。

朝9時から開会式を待たずして放送が始まったオリンピック(ソフトボール)をテレビで見ていた。いろいろあったがついに競技が始まった。青空の下、観客がいないのは寂しいが、ここに人生を賭けてきた選手たちの意気込みや情熱は無条件で讃えてあげたいと思う。それだけに政府や組織委員会の不手際は素人の私から見てもお粗末なものと映る。そのお粗末さを末端の指示待ちのスタッフが寝ずの苦労をしながら本番を迎えるわけだ。学校の運動会なら「お粗末でもそれはそれでいい思い出だよね」と思えるが、これはそういうわけにはいかない。祭りの後、どれだけのやりきれなさが残るかが心配だ。そんな思いを抱えながらテレビを見ていた。本当は何も考えずビールでも飲みながら「イェ〜ィ!」と叫びながら応援したかった。

試合は、ちょっと洗濯を干したりトイレ掃除をしているうちにあっけらかんと終わっていた(コールドゲーム)

昨日、夫がコロナワクチンの2回目を打って夕方元気に帰ってきた。最初は注射の痕が痒いだけだと余裕で話していたが、夜中に熱が出はじめて今朝になっても38度前後を行ったり来たりしている。にもかかわらず外せない仕事があるからと今朝からリモートで仕事している。「サラリーマンの鏡だね。なんせ昭和生まれの男だからしょうがないね...」などと夫に向かって皮肉を言う。「あぁ〜頭が痛い」などと言いながらパソコンに向かう夫を見ていると「ザ・昭和」そのものだ。昭和の時代が楽しかったのはこうやって何があろうと会社のために尽くしてきたサラリーマンがいたからだという感謝の気持ちもあるが、どうしてもっと自分を大切にした生き方ができないのだろうと、私も昭和生まれながら歯痒くもある。

昨日買い物に出かけなかったから今日はどうしても行かなくてはならなくてスーパーに出かけた。カゴに山盛り買ったのはいいが、レジでひとつひとつバーコードを読み取っている時の商品を見てみると、ほとんどがアイスと飲料で食材といえば、うどんとキュウリと梅干しだけだということに気がついた。食欲のなさが滲み出ている。

冷蔵庫の中がアイスと飲料でいっぱいになった。

今夜はぶっかけうどんにする。





この記事が参加している募集

スキしてみて

読んでいただきありがとうございます。 書くこと、読むこと、考えること... これからも精進します。