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noteは小説より奇なり

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時々、思いついたら書いている小説集です。 連続短編小説「短い時間の長い瞬間」「Stairway to Heaven」「不幸中にしか幸せはないのか...」など
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#連載小説

短い時間の長い瞬間 (最終話)

短い時間の長い瞬間 27[短い時間の長い瞬間(最終話)] ツツジの枝の隙間から相変わらず青…

イトカズ
2年前
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覚悟の眼に映るハナミズキ

短い時間の長い瞬間 24[覚悟の眼に映るハナミズキ] 菜津は、病室の窓から少し離れたところ…

イトカズ
2年前
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日常の片隅にある、迷いの世界で

短い時間の長い瞬間 23[日常の片隅にある、迷いの世界で] 朝食には手をつけないまま、菜津…

イトカズ
2年前
37

さまよう手、春の終わりに。

短い時間の長い瞬間 22話[さまよう手、春の終わりに。] 美涼はバッグの中に手を突っ込み、…

イトカズ
2年前
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進む時間と停滞する時間の交差点

短い時間の長い瞬間 21話[進む時間と停滞する時間の交差点] 剣志は美佳と綾乃との生活をし…

イトカズ
2年前
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男は過去にこだわり、女は今にこだわる

短い時間の長い瞬間 5[ 男は過去にこだわり、女は今にこだわる ] 「剣志〜、ごめ〜ん」 叫び…

イトカズ
2年前
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見知らぬ人々の見知らぬ時間の中にて

短い時間の長い瞬間 3[見知らぬ人々の見知らぬ時間の中にて] 行き慣れないカフェはどうも居心地が悪い。どの席が落ち着くのか、どの席の視界がいいのかわからないまま菜津は奥まった席にとりあえず座った。 友人に結婚祝いを送ったお返しがこのカフェのネットクーポンだった。今どきの事情といえばそれまでだが、感染予防で式も披露宴もできない状況でお返しもネットで済ませるというのは今どきとしか言いようがない。 店内のクリスマスの飾り付けもどことなく派手で、菜津はどうもそういう派手さがダサいと

Stairway to Heaven 6

settle 目の前に立っている女の顔はびっくりするほど地味だった。何度も見かけているはずの顔…

イトカズ
3年前
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Stairway to Heaven 2

No Individuality 私の住むマンションは大きな道路に面していて、近くには大きなホテルが鎮座…

イトカズ
3年前
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Stairway to Heaven 1

Stairway to Heaven 朝から雨が降っていた。 雨の朝は寝坊してしまうという今までの私の癖に…

イトカズ
3年前
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