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フライト。入国。珍道中。③【回顧録13】

タクシーのおっちゃんがかっ飛ばしてくれたおかげで、予定よりもかなり早く空港には着いたものの、
その時既に、保安検査場通過時間は残り15分を切っていた

まずは荷物を預けてから保安検査場を通らなければならなかったが、(当たり前だが)空港内が英語だらけでまず混乱。

どこに行けばいいのか、スタッフにもなんと聞けばいいのかも分からない状態だった。

死に物狂いで荷物を預けた後、保安検査場に向かうと、そこには長蛇の列
(200人くらい、下手したらもっといたんじゃなかろうか)

当時国境が開きコロナの規制も緩和された直後ということもあって、空港はかなり混んでいた。

もちろんそんなの待ってなんかいられるはずもなく、血眼で話のできるスタッフを探す。

しかし、混雑に反比例して空港のスタッフはあり得ないほど少なく(これも多分コロナの影響)、
伝家の宝刀:困った時はとにかくスタッフに聞く、が全く使えない状態だった。

やっとの思いで捕まえたのはその長蛇の列を整備していたスタッフ。

グランドスタッフでは無さそうだったが、この際誰でも良いので話しかけるしかなかった。

そこで事情を話せば、優先して保安検査所に通してくれるだろう(空港でよくあるやつ)と、もちろん期待していた。

しかし、

「オーケー、じゃ、そこに並んでね。」
と指差されたのは、長蛇の列の最後尾

だーかーらーーーー!!!!!!!

英語以前の話の通じなさに、焦りは加速。

ああ、もう乗り継ぎ無理かも。
お金もったいないけど諦めて次の便買うしか無い…。

と、心折れそうになったその瞬間、目の前に颯爽と現れたのは、足早に先を急ぐグランドスタッフ!

ちょっと待ってーーーー!!!!

と言わんばかりに強引に話しかけ、再度事情を説明。

するとそのスタッフはすんなり事情を理解してくれ、急いでゲートへ通してくれたのであった。

そんなこんなで搭乗時間にはなんとか間に合い、国内線乗り継ぎは無事成功。


機内に座りしばらくして、やっと落ち着いてきた心拍数。

そうすると、安心感、と言うよりも、

「あーあ、出だしからこんなにドタバタ、何やってるんだろう私…」

と何故だか情けなさの方が込み上げてきて、

マスクの下1人静かに涙したのであった

(相当いっぱいいっぱいだったらしい……)


※後から調べましたが、やはりシドニーからの国内線乗り継ぎで1時間半(私の場合1時間😂)は結構ギリギリだそう。
余裕を持って最低2時間は見ておきたいところ、だそうです。笑


次回、シェアハウス到着編。

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