小説「噂」が好き。
最後の一行に乱目せよ、で有名な荻原浩先生のこの小説。
昔からいろんな小説を読んできましたが、ここまではじめから最後の一行まで面白い小説はなかなか出会えない!と思ってます。
小説もまぁまぁ読むかなぁと伝えるとだいたいなにが面白かった?と、会話のキャッチボールの流れ的に84%の確率で起こる質問。
残りの16%は人に聞く前に自分の話をするタイプです。キャッチボールではなく会話のお手玉タイプです。
まぁその話は永遠に向こうに置いといて
噂、最後の一行というのもこれまたゾクってするんですが
ストーリーをざっくりいうと
警察官の話。
ざっくりしすぎました。ざっくりのニュアンスもびっくりのざっくりでした。
「レインマンに会うと足首を切断され、持っていかれる。
でもミリエルのローズをつけていると狙われないんだって。」
「噂」
その噂からお話は進みます。
その噂が蔓延してる頃、実際に女子高生が足首を切られて殺される事件が発生…し
もぅおもしろい予感しかしませんもんね。
オラわくわくすっぞ!て心の中の悟空が右腕回してますもんね。
海賊王に俺はなる!って心の中のルフィもワクワクしてますもんね、それは違うか。違うや。
ミステリー小説って読みながら色々と考えるんですよ、これ怪しいなぁとか絶対この人犯人じゃない?とか。
それが裏切られて最後にゾクっとするのがこの小説です。
もう一度読み返したくなる。
え?え?え?って。
物語に入り込みやすいし、登場人物ひとりひとりもしっかり描かれていて
噂、というものの怖さもわかります
SNSがあれば嘘も真実もわからない現代ですし
噂、とにかく面白い
読みやすくて面白い
噂、が好きです。
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