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#018 関西をめぐる旅 PART.2

 初日は長距離移動に加えて初対面の方を訪れることもあって疲れがでるかなと思いましたが、杞憂に終わり、非常に楽しめた一日となりました。とはいえ一人旅のため、工夫次第でまだまだ楽しめるなーと思わずにはいられませんでした。特に夜の京都は再度訪れる必要がありそうですね。初日の様子は以下記事にて。

 翌日は兵庫の夙川でビジネスパートナーと合流し、ル・ベナトンにてランチミーティングの予定。長らくお世話になっているシェフの手で調理された料理を味わうことはこれまでの道のりを再確認する一つの手法。予定時間よりも早めに兵庫入りできたのでまずは別のお店に足をのばしてみることにしました。

 2日目は予定通りにいかずハラハラすることもありましたが、思い通りにいかないことも楽しめるくらいの気構えでいければもっと充実させることができるはず。


〇兵庫でお気に入りのパン屋さん

1.宝塚で朝食を~CONCENT MARKET to Table~

 時間に余裕があったので、宝塚のCONCENT MARKET to Tableへ。阪急電鉄宝塚南口駅で降車し、暖かな日差しの中お店に向かいます。途中有名な宝塚音楽学校を見つつ、道を曲がってすぐ。宝塚歌劇の関連施設が点在していることもあって、普通に劇団員?の方が歩いていらっしゃる…。実に華のある町です。

昨日の「運べるリビング」を思い出して、
「こういうところに設置しても映えるだろうな」と空想にふける。
シックでかっちょいい店舗へ。

 こちらは夙川に本店がある地元民に愛されるパン屋さん。夙川の本店へは幾度かお邪魔させて頂いてますが、こちらははじめて。

「ランチコースけっこうボリュームあるからね」
という言葉がちらついたもののつい。

 店内はレジの周囲に棚が並び、数えきれないほどのパンがところせましと。近所にこんなパン屋があったら毎日幸せですね。プレッツェルとベーグルのショコラは甘さ控えめ。エビとアボカドのクロックムッシュもムチムチで美味しい。

「軽くこれくらいなら…」と選びましたが、食べ応え十分。
しっかりとした満足感。…大丈夫か?

2.幸せのお土産~CONCENT MARKET~

 優雅な朝食を済ませて、次はお土産を買いに夙川の本店へ。こちらもパンが棚にいっぱい。この光景が楽しみで楽しみでたまりません。ハードパンが大好きな母にお土産を。前回訪問した際は閉店間際で種類が少なかったですが、今回は選び放題。

どのパンにするか、迷ってしまいます。
ご近所の皆さんはこの幸せが日常なんですね。

 お土産を確保できたことに満足しつつランチに向かいます。しかし、そういえばご一緒するはずのパートナーから連絡がきていない。昨日「少し遅れるね」と言っていましたが、それにしても連絡がないのは不安。恐る恐るMessengerで「日本に到着していますか?」と送信。

〇トラブルを乗り越え山岡牛の熟成肉を頂く

1.お昼過ぎに合流…のはずが

 メッセージの返信が来たのはお昼すぎ。パートナーとはお昼前にお店で合流を当初予定していましたが、乗る予定の関空行の航空機が遅延。それに加えて預けていたキャリーケースのキャスターが破損してしまうという不運(この後次の旅先に飛ぶ予定もあるというのに…)。

 まさか今回こんなことになるとは予想してません。旅慣れたパートナーのふんばりによって(梅田で迷子になってましたが)、なんとか15時過ぎにお店で合流。

「そろそろ流石に行って始めますか」とお店で待つ様子。
内心ヒヤヒヤ。
お店から「コースの前にどうぞ」と。
一気にまったり。

2.気を取り直してコースに舌鼓

 「いやぁえらい目にあったよー」と颯爽と現れたパートナーと挨拶を済ませて、早速乾杯。ランチというには随分遅くなってしまいましたが、流石ル・ベナトン。スタッフの皆さんの丁寧な対応に感謝です。今後はないように気を付けます…

 「是非うちの熟成肉を組み込んだコースを」とリクエストしたので今回はシェフおまかせのモンラッシェコースを。熟成肉以外にもオマール海老や新鮮な野菜の料理が次々と。

ねっとりとした菊芋のやさしい甘みが美味しいムース。
色鮮やかな野菜の下にサワラとイシダイ。
アスパラガスを使った一皿。
香ばしいアスパラと、アスパラのまろやかなスープはコントラストが素晴らしい。
オマール海老を贅沢に。
黒毛和牛の仔牛をフォンドヴォーとマスタードのソースで。
しっかりとした歯ごたえと優しい甘み。
箸休めのシャーベットでさっぱり。
シェフに熟成肉つむぐから届いた熟成肉を見せて頂く。
気分は最高潮。
焼き方、切り方を変えて。
一切れでこんなに肉感があることに驚きです。

 高谷シェフに仕上げて頂くことで、熟成肉の良さがより際立ちました。熟成肉つむぐの昆野さんのおかげで山岡牛の可能性をまたひとつ広げることができました。生産者である私自身、今後の展開がとても楽しみです。

 食事を終える頃にはディナーのお客様が来店。「こいつら何時から飲んでいるんだ」と思われたことでしょう(笑 今回も夙川で素晴らしいひとときを過ごせました。いよいよ最後の目的地、大阪に向かいます。

〇心待ちにしていたRiverdance

1.Riverdance Japan 2024 大阪公演

 9年前にはじめて見に行ったRiverdanceが久々の来日ということで、旅の締めくくりにご多忙なビジネスパートナーをお誘いし、公演を見てきました。

 「最初はどうして見に行こうと思ったの?」との質問に、改めてきっかけは何だったのか思い出せないんですよね。9年前の当時はサラリーマンとして働いていて、友達にこういったことが好きな人もいませんでした。自宅でゆっくり映画を見ることが好きだったのとアイリッシュ音楽がなんとなく好きでDVDを購入したのがはじまりだったのかも。

 公演はフィナーレのみ撮影が可能で、各公演の様子がyoutubeにアップロードされています。第1部は定番の演目が続き、洗練されてきた過程を実感させる内容でした。9年振りの感動が全身を包みます。映像は何度も繰り返し見てきましたが、やはりリアルは比較になりません。

 第2部は新たに追加された演目が非常に新鮮。今後はこれが基礎となってダンサーの切磋琢磨を積み重ねていくと思うとより一層楽しみになります。

各演目については以下のURLから。

・THUNDERSTORM
・FIREDANCE
・AMERICAN WAKE
・TRADING TAPS
・ANNA LIVIA
など名演目揃い。

ご覧になったことのない皆さんは是非DVDやyoutubeで。気になった方は次の来日を待ちましょう。本場に行くのも良いですね。個人的に大好きな演目であるTHUNDERSTORMは以下URLが良かったです。この演目にアイリッシュ音楽はありませんが、力強いタップのみで表現されるパフォーマンスは圧巻です。もう本当にカッコいい、最高。

 この日は平日の夜ということもあって、残念ながら二階席は空席が目立ちました。知名度はあれど、まだ集客面で苦戦している様子。公演の成功が次の来日に繋がるのでひとりのファンとしては是非次も、と思わずにはいられません。地道な布教活動が必要ですね。

パフォーマンスに大いに満足しつつ、帰路につきます。今回も充実した旅となりました。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も田舎の小さな肥育農家のリアルを伝えていきたいと思います。スキ・コメント・フォローなどを頂けますと励みになります。


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