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見取り図in東京

チケット戦争大勝利で行けたライブ、2日目。
今日は見取り図寄席in東京。

見取り図寄席は2回目、第一回目の神戸に行ったことがあったので、大体の段取りを把握していた。
だからこそ、色々と、緊急事態宣言であることが悔やまれるライブだった。

終わり時間は20:16、本当に切羽詰まっていたのがわかる。

ランジャタイがもっとしたかったであろうカオスの時間を2分以内に自分たちでやめるほどなのだ。
なんなら、ランジャタイの漫才終わりかどうかの境目の時、サプライズ登場させた雅紀さんが全然はけないことに、国ちゃんが相当焦っていたのも、緊急事態宣言下のライブシーンでしか観られないかもしれない。

ネタに関しては、率直に、本当に失礼な文面を書く。
正直今日の見取り図寄席の吉本の芸人は、あまりネタで爆笑したことがない方々で、今日の寄席でその印象は変わらなかった。
見取り図のネタも面白かったが、神戸のドキュメンタリー番組のネタの方が笑った気がした、少し、90年代に青春を過ごした世代よりに感じた。

と言う割には私が一番面白いと思ったのは、東京ホテイソンだったので、自分自身も世代に寄っていると言えるのだが。

(ネタ飛ばしたのは笑い量に含めていない。それにしても、真っ赤な顔を手で押さえて、中々ネタに戻れないたけるさんの反応が初々しく、愛しかった。笑)

しかし、突如終盤に、私が一番好きな笑いと言える瞬間が突然やってきた。

発狂する勢いで、腹の底からひぃーひぃー笑った。


それは、終盤、東京の叩いて被ってルーレットのコーナー、
ルーレットで指定された人が攻守に分かれて、雷門付きのヘルメットで守り、スカイツリー帽で叩く。

最初に出てきたのは、攻め錦鯉長谷川さん、守りジャンポケ斉藤さん。
斉藤さんが守りに成功し、上手でリズム取りからのハーイ、そして下手で戦闘態勢といきり立つジャンポケ太田さん。
なんです?とツッコミを入れる司会進行のモリシ。
それに続く、リリーが、同じようにいきり立つ…とは行かない。


勢いよく、真っ先に飛び出して、スカイツリー棒を持って、錦鯉の雅紀さんの頭部を叩き始めた。

それが全ての合図だった。

赤ちゃんのように這いつくばって、リリーにバコスコ叩かれ続けながら逃げ回る雅紀さん、

みんなが雅紀さんを袋叩きにするために追いかける中、華麗にクルクルと舞台の上手へ回りながらはけるジャンポケ斉藤さん、

中央から下手に、道具が載っていた机を片付けるランジャタイ国崎(ジャンポケ太田さんだったかも)

それは体感20秒ほどの時空、

私が一番好きな笑いそのものだった。

混沌。

何が起きるかわからない、誰もが勝手自由に振る舞い混沌が詰まったこの瞬間を、
映像に残らないこの瞬間を、

忘れたくない。

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