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雲のむこう、約束の場所

今週末は映画を見にいった。
「雲のむこう、約束の場所」という映画だ。
「秒速5センチメートル」や「君の名は。」の監督である新海誠監督の劇場公開作品第2作品目の作品だ。
2004年に初公開された本作は、公開20周年を記念してリバイバル上映されている。
本作はiphoneにダウンロードしているので、いつでも見ることはできるのだが、劇場で見たことはなかったので見に行こうと思ったのだ。

舞台は南北に分断された日本
世界の半分を覆う共産国家群「ユニオン」は「エゾ」(北海道)を支配下に置き、島の中央にとほうもなく高い、純白な塔を建造していた。

津軽半島に住む主人公の浩紀と拓也は飛行機を作っていた。雲の向こうに見える巨大な塔に憧れ、自作の飛行機で塔まで飛ぼうと計画していたのだ。しかし、その計画はクラスメイトの佐由理にバレてしまう。佐由理はこの計画に強い関心を持つようになり、佐由理と浩紀たちは”飛行機が完成したら佐由理を乗せて一緒に塔まで行こう”と約束をした。

しかしその後、塔の夢を見るようになった佐由理は浩紀と拓也の前から姿を消してしまい、、、という話である。

感想はというと、面白かった。
何度か見ている作品だが、劇場で作品を集中して見るとまた違った面白さがあった。

最近「秒速5センチメートル」ばかり見ていたので、新海監督がSF作品を作っていたとは意外だなとも感じた。
しかし、秒速のような厨二病っぽさや、街並みや景色を寸分違わず描写するところは昔から変わらないんだなと思った。
また、数々のシーンが後年の「君の名は。」に応用されていたり、夢や記憶に関するあれこれも「君の名は。」に受け継がれていることがわかり、本作を大衆向けに作り直した作品が「君の名は。」なんだなとひしひしと感じた。

まあなんだかんだで良質な映画体験ができたと思う。
来場者特典のクリアポストカードももらったので、クリアの額に入れて飾ろうかなとも思っている。

「秒速5センチメートル」と同じ仕様

「秒速5センチメートル」「雲のむこう、約束の場所」と劇場でリバイバル上映されてっきたので、今度こそは自分のいちばん好きな映画作品「言の葉の庭」をリバイバル上映してほしいと思った。

みんなにいちばんおすすめしたい作品

「言の葉の庭」がリバイバル上映されたら、少なくとも20回は見にいくね。

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