第3回 バケツ理論

第3回は、バケツ理論について触れたいと思います。

投資の概念で共通するのは、

投資
消費
浪費

この3つに分けられるということ。
これは時間に対しても、お金に関しても、労力に関しても、全てのことに言える。

だけど、多くの人はこの概念を「なんとなく」でしか理解をしていないため、そもそも投資に回す原資を作れていない場合が多い。

私がお手伝いさせてもらい、一緒に設計をしていくと、多くの方に下記の言葉を頂くことがある。

「給与は増えていないのに、貯金が増えた!」と。

そもそもバケツに穴が開いているのに、蛇口からの水の量を増やすことばかりに注目しても、そりゃ給与なんてそうそう増えない。これはトマピケティの新資本論で語られたr>gの表層的な理解だけでも、分かる概念だ。

とはいえ、自己の成長への投資は費用対効果=ROIは最も高いので、そこはそこで積み上げていくことが大切。

ただ、最初に手を付けて、最初に効果を最大化出来るのは、「浪費、消費」の見直しだ。これはお金だけではなく、時間も含め、ログを取っていくと面白いほど、自分の日常に潜む「無駄」に気が付くはずである。

一昔前に、「レコーディングダイエット」なるものが流行ったが、理屈は同じである。

バケツに空いている穴を見極め、その大小から優先順位を付けて、インパクトのデカイものから改善、もしくは根本の見直しを行う。これ、本当に驚くほど効果覿面なので、ぜひやってみて欲しい。

面倒臭いこと、大変なことの中にこそ、費用対効果が高いものが眠っている。

なので、面倒臭い、という口癖の人は要注意!
作業でやると面倒臭いと感じるものも、作業ではなくクリエイティブに取り組む、という認識で1つ1つに向き合うだけで変わるのではないかと思う。

次回か、その次に資金調達に関しても触れたいと思うけど、今このコロナ時代をパニック状態で過ごしている人は、本当に騙されないように気を付けて欲しい。

飲食店経営者、理美容室経営者向けの詐欺とまでは言わないが、フロントで調べれば分かるようなチープな情報をぶら下げて、浅いバックエンドでお金を毟り取っている輩の多いこと。。

飲食も、美容もやっているので、私のところにも沢山くるし、情報収集のためグループLINEなどに参加させて頂いているものもあるが、まぁひどい。。

魚の釣り方を学ぼうとせず、魚を与えてもらうことだけを考え行動している人は、このコロナ時代を境に貧困に大きく舵を切るだろう。

せっかくのこの機会、自分のバケツを見直し、面倒臭いといって作業を切り捨てるのではなく、1つ1つをクリエイティブな視点で取り組んでみてはいかがだろうか?

きっとそれだけで世界は大きく変わり始めるはず・・