40歳ワーママの野望と目標。わたしがもしタカラジェンヌなら。

先日書いた記事に「勇気づけられた」という感想をいただきました。


子供のことをもっと考えるべきとか言われるかと思ってたのでうれしかったです。もともと、女親だからってなんで仕事をセーブするのがこっちなの?とか、婚姻関係にある女のほうだからって家事を担うのが当たり前って思わないでくれる?とか考えているので、その延長線上で「発達の子の親であることが人生のすべてになるのは嫌だ」と思っただけなのですが。

そこで、わたしはこれからのことを考えました。

①今現在の会社でもっともっと仕事を頑張って、昇進を目指す。

②今とは限らず、転職を目指してみる。

この選択肢で考えて、有力なのは①です。弊社は育児に関してホワイトすぎるくらいホワイトで制度もあれこれ使え、在宅勤務制度もコロナ禍の中で整ったので、駆使しまくればムスコの送迎等にも対応しきれないことはないかも、と考えました。

しかし、コロナ禍で弊社の環境がガラリと変わったのです。

具体的には、営業状況が恐ろしいほど悪くなりました。親会社がなければ即倒産してもおかしくないくらいでした。それに伴い、ずっと新卒から勤め続けている事業所の閉鎖が決まりました。人員も削減案が出ています。リストラとかは最後の手段だそうですが……ちょっと考えれば、休みや遅刻早退できる制度を使いまくるだけの時短社員がお荷物であることはわかります。

スケールメリットで育児中の社員をカバーしてもらえる会社の体制が崩れ始めているということです。

ここで、ただ制度を享受するだけでは生き残っていけないと感じました。そこで、スキルを身に着けたり管理職コースの試験を受けたりしているわけですが。

現実を見つめろ

ここでひとつ自分にも言い聞かせるために書いておくと……

わたし、自分が仕事できる人間だと思いたいのですが、正直、できてないんですよ。

異動や育児を言い訳にするのは格好悪いですが、正直、腰掛状態が10年近く続いていたので、単なるお局なんです。

この10年、お恥ずかしながら日々を回すことに精いっぱいで、仕事は与えられた業務をスムーズに遂行することしかしてなかったです。レスポンスだけは確実に早くを心掛けていたので、仕事をした相手からは褒めてもらえました。この「褒められた」「遥さん頼りにしてます的なことを言われた」ことだけが私の心のよりどころでしたが、客観的に考えて、ただの腰掛社員ですわ。ええ。典型的なお局です。

わたしの好きな宝塚歌劇団で言いますとね。「上級生にもそこそこ可愛がられ、下級生からもまあまあ頼りにされ、大きな役は付かないけどちょっとした脇役をこなし、たまに他のスター格同期やイケイケの下級生と絡んで目立つくらいで、ずっとそのポジションにいる」生徒状態。(わかりづらいたとえなうえに宝塚歌劇団にはそんな堕落した生徒はいません。申し訳ありません)今の状態では「遥 茉莉」がいま退団したとしてもちょっと特集が組まれるくらいですぐに忘れられてしまい、わたし自身は「宝塚出身」であることだけをよりどころに細々と生きていくことしかできないでしょう。アー、重ね重ね失礼なたとえで申し訳ありません。こんなジェンヌさんがいるという話ではありませんからっっ!

ここで、例えば「遥 茉莉」が組替えをしたとします。

そうすると上級生も下級生も自分をよく知らない中で、何ができるでしょう?スター格同期やイケイケ下級生も自分を相手にしてくれない状況の中、どうやって輝けばいいのでしょう?たぶんわたしは、そういう状態だと思うのです。

(このたとえがしたいばかりに怠惰な架空ジェンヌを作り出してしまった)

(宝塚ファンにならわかってもらえると信じてる)

では、どうしたら「デキルお局ジェンヌ」になれるのでしょうか?

宝塚で考えると、なにか一芸に秀でることです。「歌の人」「ダンスの人」などわかりやすい技術を持っていれば宝塚ではなかなか重宝されます。「芝居の人」もいいですね。「日舞の名手」も地味ですが確実に輝くシーンがあります。いまさらこの年齢からスターは目指せません。「こういう舞台を作るとき、この生徒を使いたい」と演出家に思ってもらえる、そういう一芸を磨くというのが一番確実と思われます。「統率力」もアリです。各組には組長、副組長という幹部職が必須なので、舞台上ではないですが確実に必要とされるポジションです。

市場のニーズに自分を合わせていくこと。

少女マンガじゃないのだから、だれもわたしの隠れた才能を見出して「この子は天才だ!私が育ててみせる」とか言ってくれません(昭和)。自分の能力は自分で身につけて、自分からアピールしないといけないのです。

タカラジェンヌに例えると頑張れそうな気がしてきました。(笑)

自己分析

そこで、わたしの得意なこととは、武器にできそうなこととはいったいなんだろう?と、自己分析。

わたしは事務作業が得意です。Word、Excelはそこそこ。(マクロとかは無理ですがVLOOKUPは使えるくらいのレベル)(弊社はExcelの表に電卓で計算した結果を打ち込むレベルの人がいるのでこれでもウリになる)産前に接客経験もそこそこ積みました。でも、営業の成績は芳しくなかったです。産後に担当した、発注確認業務、取引先との折衝なんかの業務はわりとストレスなくやれました。数字を扱うこと、期日までにタスクをこなすこと、新しい業務を各部署に伝達してマニュアルをつくることなどは自分に向いていると思えた業務です。業務を人に教えることも得意だと思います。ちなみに学生時代に秘書検定準一級をとったので、社内文書を作ったりメールを作ったりするのは大の得意。でもわたしはアホだったのが、この秘書検定の資格のことを会社にアピールしたことがないんです。入社時の履歴書に書いたきり。もっと言っとけばよかった……

わたしのパーソナリティとしては、「歯に衣着せない物言い」というのが一番言われがち(褒められてない)。大変な仕事をこなせている自分が好きなタイプ(ナルシスト)。自分の知識を人に教えてあげるのが好き。なので、一般的なバックオフィス業務で言うと、人事はちょっと当たりがきつくて向いてないかもしれないけど、総務は向いてるかもと思います。

今担当している業務は、詳しく書くことはできないんですが、出版社で言うと「校正」みたいな社内チェック機能のお仕事です。数字にはならないし、正確であることが当たり前で失敗の許されない地味な業務ですが、割と嫌いじゃないお仕事です。ただ、上司が癖が強すぎて日々ぶつかっています。

今のこのポジションから上を目指していくのに、「今のセクションの問題点を改善していく」という自己アピールを考えたのですが、上司がことごとくつぶしてくるのでちょっと心が折れかけています。

資格を味方につける

そこで、もうちょっと考えて、「資格」というわかりやすい武器を取得してはどうか?と思いました。

管理職コース試験は今月なのですが、どうやら半分くらい落ちるらしいです。わたし、大卒採用なのに、ここで管理職コースから落ちたらどうしたらいいんでしょう?採用試験をもう一回受けさせられる気分です。時短なのもなんだかハンデになりそうな気がするし。(公にはハンデにしてはいけないんですけど、心証ってものがありますよね)

そこでなんなら転職にも役立つ資格を身につけて、社内アピールとともに転職も考えましょうか?という気持ちになったわけです。宝塚で言うなら、日舞の名取を目指してみる感じですかね。幸いなことに勉強は得意なので、たとえば簿記とかならスキマ時間で何とか取れそうな気がしていました。

しかし、ここでいろいろと調べてみて……

中途半端な資格では社内はともかく、転職活動には意味ねえ!

ということに気づきました。

昔、新卒3年目くらいの時ちょっとだけ転職活動したんですけど、その時も未経験業務を希望したらことごとく落ちたんですよね。経験している業務なら、と言われた会社もありましたけどそれがやりたくないから転職活動しとるんじゃい!と当時は思いました。社会人15年もするとわかるけど、まったく未経験でほかに魅力もないなら新卒を採りますよね。わたし、昔から無鉄砲さと自己評価の高さが全然変わってないです。(哀)

でもはるまりはちょっぴり賢く(図太く)なったので、今の会社に居座って上を目指しつつ、転職も視野に入れていこうと思ったんですよ。(初めに戻る)

では、子持ち40歳が転職市場でも必要とされるくらいの資格ってなんやねん???

正直、士業くらいしか思いつかん。

はっ……

行政書士なら、士業の中では合格率が比較的……高い……?(少女マンガの顔をしての気づき)←それでも10%前後

行政書士を目指してみる

いやー行政書士について調べれば調べるほど無謀だとは思うんですよ。

でも、調べるうちに業務に興味を持ってしまった。こうなるとわたしは突っ走る傾向にあります。

具体的には、「成年後見制度」を担当しているのが行政書士と知ったときにスイッチが入った感じです。

認知症、知的障害、精神障害などの理由で判断能力の不十分な方々は、財産管理(不動産や預貯金などの管理、遺産分割協議などの相続手続など)や身上保護(介護・福祉サービスの利用契約や施設入所・入院の契約締結、履行状況の確認など)などの法律行為をひとりで行うのが難しい場合があります。また、自分に不利益な契約であることがよくわからないままに契約を結んでしまい、悪質商法の被害にあうおそれもあります。このような判断能力の不十分な方々を法的に保護し、支援するのが成年後見制度です。


わたしはこれを以前からムスコの将来に使う可能性を漠然と考えていたので、ここでこの言葉に出会って心底びっくりしたのです。

この制度、よく知りたい。なんならこの業界に入ったら、自分のよく知った相手にムスコの将来を任せることもできるんじゃない?

余談ですが発達っ子の親御さんの中には支援者になる方も多いです。今お世話になっている療育の先生もお子さんが当事者です。転職サイトでも、就労支援とか児童発達支援センターとかの求人があるとつい、目が行く自分がいました。PECSの勉強もしたのでその先生になることも考えました。でも、わたしは利己的な人間なので、不特定多数の当事者さんのために働くイメージがあまり積極的に持てませんでした。

でも、行政書士として成年後見人を依頼されたり、当事者のご家族の力になることができるのはとても魅力的な仕事に思えたのです。

もともと、魅力的に思える仕事じゃないとまっっったく志望動機とか出てこないタイプの我儘な人間なので、こう思える仕事に出会えたのが運命ではないかと思っちゃったのです。(少女マンガ脳)

そこで、通信講座とかいろいろ調べた結果、オンラインで定額で受けられる資格スクールに一つ申し込んでみました。Kindle Unlimitedで読める関連書籍を読み漁りました。そうすると、この資格を取ったらどうやらどこかに勤めるというより独立することが多いらしいということもわかりました。

「独立開業したら、ムスコの送迎とかにもわりと自由が利く……?」

「ムスコという当事者がいることがもしかして強みになるのかもしれない」とも。

スイッチふたつめがカチッと入りました。

ビジネス実務法務検定も

とはいえ、まだ会社を辞めると決めたわけではなく、もちろん試験も落ちるかもしれないので、昇進へのやる気は継続しないといけません。

しかし、行政書士をとっても企業内ではあまり役に立たないこともわかってきました。そこで目に入ったのが、「ビジネス実務法務検定」です。これは、弊社も推奨資格として受験料の補助などがある資格です。でも、今まではあまり興味を持っていませんでした。

でも、法律関係の勉強って文学部出身にはまあまあ未知との遭遇です。なんで法学部行っとかなかったんだわたしのバカバカ、と18歳の自分を呪っても始まりません。日本史学出身なので漢文は読み下せますが社会人生活で役に立ったことはありません。論文を書く力はつきました。余談でした。

ビジネス実務法務検定、これは、どうやらわたしが自分に向いているかもしれないと思った総務のお仕事に結びつく資格なのです。

そして、法律初心者に内容がわりとわかりやすく感じました。なので、まずはこちらの勉強をしてみようと思ったのです。会社の補助も出るし。

もともと、簿記を取ろうかと思っていたので、数字よりは法律のほうが理解できる気がしました。今の業務にも少し役立ちそうだし。よし!並行して受験してみるか!(無謀)

目標は高く。

野望はもっと高く。

40歳ワーママ(発達っ子持ち)の挑戦が始まります。

自分を追い込むために記事にしてみました!!!!!!!!これで簡単にあきらめてたらほんまにかっこ悪いんでとりあえず1年がんばる!!!!!!!!(行政書士試験は11月)

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