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【読書】女性の人生ゲームで勝つ方法(恋もキャリアも出産も!)

「これは人生ゲーム!」
と割り切る方がうまくいく!
〜 恋もキャリアも出産も 〜

著 船曳 美也子

実は、婦人科に通っております。
子どもを欲しいと思っていますが、今すぐは難しい可能性がある為、卵を保存する予定です。
別途お話しさせて頂ければと思いますが、
本日は、その婦人科の先生の本をご紹介させて頂きます!

著者 船曳 美也子先生は、大阪を本拠地にレディースクリニックを開かれています。
銀座にもクリニックがあり、私はそちらにお世話になっています。
船曳先生ご自身も、転職、離婚、再婚、不妊治療、出産と、大変な人生を過ごされているようです。

最初に書きましたが、船曳先生が仰るのは、

人生について深刻に思い詰めれば、よい方法が浮かんでくるわけではない、山あり谷あり、「これは人生ゲームなんだ」と割り切るくらいの方がうまくいきますと。

はい、本当にそう思います・・・が、
アラフォー女性にとって、簡単に割り切ることができるかと言えば、
そういうわけにはいかないのが現実です。。

今回読んだ本は、タイトルの通り、「女性の人生ゲームで勝つ方法」。
今回は、自分の体を知るというよりは、恋もキャリアも出産もぜーんぶ手に入れる為には?!という内容でした。
勝つ、という表現は、個人的にはちょっと違うとは思いますが、数年前、勝ち組負け組が流行った頃だったからかと。

■1. 結論としては・・
今の医学を利用して、欲張りに全部手に入れちゃいましょう!
ということではあります。
20代は、仕事で経験を積み、一人前になってからでも結婚は遅くないと。
むしろ、晩婚者の方が離婚率は圧倒的に低いですよと。

■2. 卵子凍結の歴史
卵子凍結、体外受精・・、という言葉を聞くようになって、10年ほど経ちますでしょうか。
世界初の体外受精児が誕生したのは、1978年イギリスで、日本では1983年だそうです。
最近になって、凍結技術が発達し、受精卵の凍結ができるように。
しかし未婚女性は、相手がいなければ受精させることができません。
そこで「卵子の凍結保存」が考えられました。
元々は、がん患者の為に考えられた方法だそうです。
抗がん剤治療はがん細胞に働くだけではなく、卵子や精子にも作用し、子どもができなくなってしまう為、治療前に卵子や精子を採り、凍結保存が発達しました。
凍結技術が発達したのは最近のようですが、一気に世界に広まっていったようです。

■3.よりよい生活から、おいしい生活へ
高度経済成長期を終え、豊かな時代に入り、誰もが専業主婦になれるようになりました。
女性も、モノだけではなく、精神的な豊かさを求めるように。
そして女性の社会進出が、かっこいいとされる時代に。
ある意味、もっと欲張りに。
経済的な安定、社会的承認、結婚、子ども・・
全部を手に入れることができたら、幸せ!
・・・ですね!
手に入れる方法は、人それぞれ・・
というわけで、婚活必勝法も載っておりました。

■4.体外受精・卵子凍結、生殖補助医療の現状
最後は、医療がかなり発展してきていること、
体外受精と人工授精の違い、
なぜ不妊の人が増えているのか、
受精卵の凍結ができるようになるとどうなるか、
受精卵の凍結から妊娠した例、高齢出産の限界は?
卵子提供や代理母の禁止は本当?
iPS細胞で生殖医療は変わる?
アラフォー出産のすすめ!
など、女性の皆さまが気になる情報満載!

最後に・・
皆さまが気になる、卵巣の老化、AMHについて。
卵巣はなんと20代後半から老化し始め、30代半ばを過ぎて、急激に進んでしまうとのこと。
卵巣の中で、卵子は一つ一つ卵胞の中に入っています。
卵胞は、なんと私たちが胎児のそれも12周目から存在し、胎児5ヶ月頃の卵胞の数はピークを迎え700万個に。生まれる時には、100万個まで減り、思春期には20万個に。驚くべき事実です。

AMHとは・・ 日本語で、抗ミューラー管ホルモン。
上記原子卵胞は生理が始まると成熟し始めますが、その初期段階に出るホルモンが、AMH。つまり卵胞数が多ければ、AMHの数値が高くなる、ということのようです。
10年ほど前に、テレビで放映され、アラフォーアラフィフ女子がどよめいたとか。
しかしながら、AMHの値はあくまでも参考程度で、その時の体調にもよること、AMHの数値が良くても、子宮に問題があれば不妊という場合もあると。うーん、、
残念ながら、数値が低い場合は、卵胞の数は少ない傾向かと思いますが、タイミング次第ではすぐできる可能性もあるのかとは思います。

私自身としては、卵子の凍結保存、いい方法だと思います。キャリアもこどもも欲しいです。急がなくては・・
そして生殖医療の進歩は、目覚ましいと感じました。10年前未婚女性が卵子凍結できる病院は、都内で2、3か所のみでしたが、今は、10か所近くはあると思います。医療の進歩と同時に、卵子凍結に対する理解も深まっていると感じます。

今後の人生を考える上で、選択肢が広がる可能性があります。子どもが欲しい方は、まずは自分の体のこと、最先端の生殖医療の現実を一度調べてみてはいかがでしょうか。卵子の凍結を検討している方は、1日でも早い行動をおすすめします。最初は私も、友人が卵子凍結したことがきっかけでした。どなたかに参考になれば幸いです。

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