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流石に最高神はしぶとい
流石に最高神はしぶとい。もうお膳立ては整っているはずなのに。ここまで書いたのに。まだ殺せない。
第三章数学と幽霊Ⅱ、第十六話 二人のアマテラス Ⅰ
第三章数学と幽霊Ⅱ、第十七話 二人のアマテラス Ⅱ
この後のあらすじも書いてあるのに。
神話にみる「芸能の力」
アメノウズメノミコトと俳優(ワザヲギ)
「二人のアマテラス」を書くに際して、天鈿女命の存在が非常に重要になってくる。卑弥呼という祟り神としてのアマテラスと卑弥呼の宗族の娘で、卑弥呼の後継者、天皇家の直系の先祖としての臺與(トヨ)というもう一人のアマテラス、そして、臺與(トヨ)の師匠でもあった、天鈿女命。この三人の女性の絡まる物語を書いてみようと思っている。実際は既に書いたのだが、推敲しないと。
天皇家の祟り神である「卑弥呼アマテラス」は、伊勢神宮に封印されている。古代より歴代天皇が伊勢神宮に行幸しないのは、封印された祟り神と接する必要がないのと、「卑弥呼アマテラス」は天皇家の直系の先祖ではないためだ。
だから、宇佐八幡宮神託事件 - Wikipediaで、道鏡を天皇に就けたがっていたと言われる称徳天皇が、なぜ伊勢神宮ではなく宇佐八幡宮の神託を求めたのかは自明のことであろう。宇佐神宮の姫大神こそが、天皇家の直系の先祖、「臺與アマテラス」だからだ。
また、みなさんは、単なる神楽の踊り子である鈿女(ウズメ)が、天皇家の名字である「天」をつけた「天鈿女命(アメノウズメノミコト)」として呼ばれているのか、疑問に思わないだろうか?
つまっているのだ。
何が詰まっているかと言うと、天の岩戸に卑弥呼アマテラスが籠もる必然性が見いだせない。つまり、古事記・日本書紀に納得していないのだ。スサノヲが暴れて、アマテラスは天の岩戸に籠もった。日食が起きて(日食なんて数十分で終わってしまう)その短い時間で八百万の神が天の岩戸に集まって、天鈿女命が、「あんたよりもキレイな神さんを見つけたもの、ほら見てみ」と八咫鏡で卑弥呼アマテラスを誤魔化した。
こんなインチキな話はない。天岩戸ってなんだ?何か隠されたロジックがあるに違いない、と筆が止まってしまったのだ。
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