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リーダーシップとチームワーク ~それぞれの職業の誇りをかけて~

こんにちは、BOSスタッフのバービィです。今日もひとつリアリティ番組のご紹介をしようと思います(笑)

多くの会社は3月に年度末を迎えますね。そして、4月には入社式を迎え新入社員がやってきます。どんな職場であっても、新たな人材を受け入れる部署では、毎年どうやって業務を教えていこう、どうやって部署のチームワークを作っていこうかと悩む人は多いのではないでしょうか。

現在では、働き方改革が進められて、オーバーワークはNG。自分の生活と仕事のバランスをとることが重要だと言われています。もちろん、それに異論はありません。
が、24時間働けますか?の時代を過ごしてきた私としては、個人的には「修羅場を一緒に潜り抜けた仲間との絆と達成感は何ものにも代えがたい」と思ってしまうのも事実です。

その「熱い気持ち」を思い出させてくれたのがこちら
『サイレン ~炎のバトルアイランド~』です。

警察官、消防士、SP、軍人、アスリート、スタントウーマン 
フィジカル的にもメンタル的にもハードな職業人が4名で1チームとなり、自らの職業の誇りをかけて戦います。
全員女性ですが、観ているうちに性別はどうでもよくなります。
とにかく、ひとりひとりが厳しい訓練をくぐりぬけ、命をかけている職業に誇りをもち、自分たちのチームがNO.1になる!という強い意志を感じます。
それに、感動してしまいます。

それぞれに「基地」を持ち、基地のタイプは様々です。守備に適した基地、高台にあり、敵が近づいてくるのを察知しやすい基地、島の奥の方にあって辿りつきにくい基地・・・勝負はその「基地」に隠された「チーム旗」を奪取すること。
対戦中、メンバー1人1人が「個人旗」を背負っており、それを取られるとそのラウンドの対戦からは脱落となります。4名1チームなので、1人脱落するごとに勝負は不利になっていきます。
基地に隠された「チーム旗」を奪取されたチームは脱落で島を去らねばなりません。

作戦として、「だまし討ち」もあり。
勝ち残るために相手チームと時に手を組み、次のラウンドでは敵となる。
仲間を信じきらなければ、勝つことはできません。
チームの中では自然と「リーダー」を担う人が生まれ、それをサポートする役割や先頭で切り込んでいく役割、偵察する役割、交渉する役割・・・自然と分担が生まれていきます。

何より、リーダーは瞬時の判断が重要。
そして、失敗したチームメイトを気遣い、気持ちを切り替えさせることが大事。いつまでも失敗を引きずっては、次の瞬間に負けることを意味します。

攻めるだけでは勝てないし、守るだけでも勝てない。

勝負の内容的に、私は「軍人」チームが勝つと予想していました。
あまりにもプロすぎるでしょ、と。
皆さんは、どのチームが勝つと思いますか?
(どのチームが勝つかはネタバレになるのでここでは控えますね)

今回参加した人たちの「職業柄」というのもあると思いますが、みんな自分たちはそれぞれ「守るものがある」「守るために命をかける」という誇りを感じました。一般企業での仕事とは、比較が難しいところではありますが、命をかける・・・というのは大袈裟だとしても、やはり自分が行っている仕事には責任や使命感を持つことは大切だなぁと感じました。

例えば・・・事務仕事では、そういう強い使命感ってなかなか持ちにくいです。単純なルーティンワークも多く、その仕事自体が人の命を左右するということは・・・考えにくいからです。
だからといって自分で自分の仕事を軽んじてはモチベーションもあがりません。

私自身は、長年企業の管理部門の業務に携わってきた経験があるのですが、正直、売上に直接貢献しているわけではないですし、直接事業に貢献していたわけではありません。
ただ、「直接事業に貢献している社員の人たちの下支えをしている」という自負がありました。

社内でスムーズに仕事ができること、社員の人たちに遅滞なく給与が振り込まれること、正しく税金が納付されること、健康保険の恩恵が受けられること、請求書が発行され客先がきちんと入金されること、不公平な契約で会社が損をしないこと、株価が適正に保たれ、投資家が会社に投資してくれること・・・これら「直接売上に関係なくても」滞ると、会社が回らなくなる、今、会社がスムーズに回っているのは管理部門が適正に機能している証拠だ、という誇りをもって仕事をしていました。

見た目は地味でも、どんな仕事でも「誇り」を持てる部分はあると思うのです。そして、その「誇り」は仕事の精度をあげ、自分を成長させてくれる。

『サイレン』を見ていると、そんな気持ちを思い出させてくれました。

とはいえ、企業の中でここまでの修羅場を経験させるのは難しいですし、現実的ではありません。
そんな時には「擬似体験」をうまく利用して、チームワークを高めるのも一つの手法だと思います。
私たちBOSが提供しているのは、即興・創造・一体感を短時間で味わい一つのチームになるためのプログラムです。
興味をお持ちいただけたらぜひ弊社Webサイトをご覧ください。