見出し画像

やってみなければわからない!新入社員研修にも最適な『トレーニングビート®』に魅せられた私

こんにちは、ビートオブサクセスのアドバイザー&トレーナーのハラです。
一風変わった研修プログラム『トレーニングビート®』

巡り巡って今は、自分が実施する側にいますが、私がなぜこんなにもこのプログラムに惹かれたのか。
その出会いから、当時自分が在籍していた企業で導入するまでの道のりを思い返して記事にしてみました。
コロナで一遍してしまった世の中の在り方。
分断されてしまった人とのつながり。

リモートワークやオンラインMTGが当たり前となり、それはそれで便利になりましたが・・・
やはりリアルなつながりも大切だと思うのです。
今一度、当時を思い起こしながら書きました。

2013年の夏。

私は、新入社員研修の序盤で実施するプログラムで、チームビルディングや社会人としてのマインドセットに効果的な、新たなアプローチを探して、多くの体験会に参加したり、異業種の担当者へのヒアリングを実施したりしていました。

そして、ある夜。「ドラムサークルを活用した研修プログラム」の体験会に足を運びました。ドラムサークルという言葉は聞いたことがあり、かなり前から気にはなっていました。しかしまだ体験したことがなかったので一度やってみたい!
さらに、新入社員研修の初日に、もしかしたらぴったりくるのでは?と直感がひらめき、申し込んだのでした。

会場に入ると、すでにドラムを前に車座に座った参加者たちが、ドンドコドンドコとドラムを鳴らしていました。

おそらくこの場を仕切っているであろう帽子をかぶった(ちょっと面白い感じの)男性が、笑顔で促します。

その笑顔につられ、私も座って早速ドラムを叩き始めました。

それからの2時間ほどはあっという間でした。

ドラムを叩いたり、シェイカー(振ると音の鳴る楽器)を使ったワークをしたり、、、というアクティビティも楽しかったのですが、お互いが全力で感謝しあい、協力しあう場が短時間で作り出され、終わる時には昔からの友人のように笑顔を交わし合っているという展開に驚くとともに感動していました。

さらにファシリテーター(帽子をかぶったちょっと面白い感じの男性=ヘッドトレーナーのペッカーさん)のレクチャーにより、チームビルディングやリーダーシップ、ホスピタリティ、さらにはバリューチェーンなどなど、新入社員研修で伝えたいことと、しっかり結びついているプログラムであることも実感できました。

当時勤めていた会社では、毎年100名~150名程度が入社します。
当然初対面同士がほとんどで、年齢やバックグラウンドもバラバラ。
(人によっては10歳以上の年齢差があります)

その新入社員たちの研修は、できるだけ早い段階で、お互いが気兼ねなく発言できる安心安全の場を作ることが大切です。
短時間で笑顔を交わせる場づくりをして、さらにチームビルディングや、欲を言えばバリューチェーンまでできれば丸一日のプログラムとして構築できる!!
やはり直感は当たっていた!これは新入社員研修の初日にぴったりだ!
帰り道、ひとりで感動に浸っていました。

体験会の翌日、すぐに上司に掛け合いましたが、このプログラムの魅力は言葉ではなかなか通じない。。。と実感。
ビートオブサクセスに相談し、社内での体験会を実施してもらい、ようやくGoサインをもらうことができました。

しかし残念ながら3時間程度のショートバージョンで、とりあえずやってみようという判断でした。

でも私はめげませんでした。初年度は当然、と思い直し、「一度実施すれば絶対にその魅力はみんなにわかってもらえる!」と信じて、じたばたせずにスモールスタートに甘んじることにしたのです。

前後の研修プログラムとのストーリー展開づくりや、会場準備など、整えることはたくさんありましたが、無事に初回を実施できた2014年の春。

桜が咲く庭を眺めながら感慨に浸っていました。
150名余りで叩いたドラムは、本当に感動的でした。

そして、上司からは、「来年は、もっと時間を取ってやりましょう!」と言ってもらえたのです。

翌年からは、シェイカーを使ったワークで、バリューチェーンや、経営理念、Wayなどまで考え、対話することが出来る盛りだくさんのプログラムに育てていくことができました。

リズムや音楽を使うことで、まず全員で鼓動を合わせ、今、ここに自分がいること自体を実感し、お互いに存在を認めあえる場ができます。
不安を抱えていた人も、リズムの効果でセロトニン(幸せホルモン)が活性化し、いつの間にか笑顔になっていきます。
こうやって、ノンバーバルで安心安全な場を作りだしたうえで、少し課題を与えるようなワークを行えば、バックグラウンドや年齢の差を気にせずにたくさんの意見が交わせるようになるのです。

そして、さらに自社にフィットしたプログラムに育てるべく、社内講師がシェイカーのワークのファシリテートができるように、社内向け養成講座も開催してもらい、2017年からはプログラムの一部分を内製化することもできました。

これは、私の事例ですが、トレーニングビート®には、もっともっと可能性が詰まっています。
組織開発、リーダー養成、幹部研修、プロジェクトのキックオフなどなど、活用できる場は様々だと思います。

2014年の春・・・

桜の庭の前で感慨に浸りながら、心の中で「ほら、やってみればわかったでしょ!!」と呟いていました。

やってみなければわからない。
だから信じてやってみて欲しいのです。