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三面図苦手人が1か月Blenderをやってみた

こんにちは!デザイナー1年目のあべしです。
今回は何かと話題のBlenderを1か月使ってみたので感想と振り返りです。


私の基本スペック

・新卒1年目web制作会社勤務(ひよっこ)
・美大の視覚デザイン学科卒
・Adobeソフトは一通り触れる
・3DはRhinocerosとFusion 360を学生時代に少し。。

やろうと思ったきっかけ

きっかけは何気ない会話から。OJTとの1on1で
「あべしさんってBlenderさわったことある?」
「ないですね!やってみたいとは思ってますが。。」
「そうなんよなー俺もー」
じゃあ今日からはじめます

そんな感じです。無駄にフッ軽なのと、新しいもの好きな性格なので。

あと社内で3DCGできる人少ないから、作れたらめっちゃかっこいいやん。。という不純な動機。
web業界でも3DCGを取り入れた表現はトレンドなのです。

やってみたいとは思ってる。。は永遠にやらなそうなので今日からやりましょう!


在宅勤務により制作に充てる時間が増えた

Blenderをはじめた日は2022/1/19
オミクロン株による第6波が押し寄せてた頃でした。弊社も原則在宅勤務に。
通勤時間は往復で1時間。在宅勤務によって増えた1時間でBlender制作をはじめました。

なんといっても無料

3DCG=ソフトがめちゃくちゃ高価 
のイメージがずっとありました。
Twitter上で流れてくるBelnderを使った作品を見て、「これが無料で作れるのか…」と驚きました。

無料で使えることで、3DCG学習への参入がしやすくなったなと思います。


三面図が大の苦手の学生時代

プロダクトには行かない、、!と泣いて誓った大学1年の夏

大学生のころの必修授業で三面図を書く授業がありました。
私は視覚デザイン学科だったので立体的なことはすごく苦手で。

マジでできなかった!!!!びっくりするくらいできんかった!!!
立体を見て平面、上面、側面を書くのが本当に意味が分からなかったのです。

建築学科やプロダクト学科の子たちはさっさと課題を終わらせて帰っているのに。。。できない私はアトリエに残って紙を真っ黒にしながら友達に教えてもらったりしてました。

「こりゃ~プロダクトはぜったい無理だな」と誓いました笑

当時の課題。今見てもできる気がしない。


CDAと3DCGのちがい

学生時代、三面図が苦手とは言いつつもみんなと違うことがしたいタイプだったので、プロダクトや建築の人が履修するRhinocerosの授業を取っていました。
また、Fusion 360の無料版を使って3Dプリンターで作品を作ったりもしていました。

RhinocerosもFusion 360もCADソフトなのでミリ単位でプロダクトを設計することができます。正確な寸法が求められるのがCADです。

一方でBlenderは3DCGソフト。3DCGは視覚的な印象を作成できるツールです。感覚としてはお絵かきツールの延長でした。平面デザインをやっている人でも取り掛かりやすいかと思います。


学習の仕方

とにかく触って覚える

YouTubeにあるBlender初心者向けのチュートリアルを毎日1つず作っていました。

1つあたり30分~1時間程度で作れるので、継続することができました。
3DCGは作り上げたときの達成感がすごい。

チュートリアルで基本操作を学ぶとオリジナリティな作品も作れるようになります。

1か月で作ったものたち


参考にしていた方々

M designさん
シンプルかわいい作品がたくさん。マグカップの入門チュートリアルが有名。

3D Bibiさん
有名なアニメやゲームのキャラクターをモデリングできるのでモチベーションが上がった。

Yuki's blender schoolさん
マテリアルの作り方が参考になる。ノードの組み方の説明が丁寧。
この記事の見出し画像もyukiさんの動画を参考に作ったものです!


デザイナーがBlenderを使えるメリット

1.自分好みの素材が作れる
3Dのイラストが欲しいとき、ストックフォトで探したりPhotoshopで頑張ってみたり。しかしそれだけでは限界があるときが。Blenderが使えると手軽に自分好みの素材を作ることができます。

2.3DCG言語や制作のしくみがわかる
3Dモデルを外部に発注して制作を行う際、発注者側のデザイナーが3DCG言語やしくみを分かっているとコミュニケーションがスピーディです。
エンジニアと頂点やポリゴン数の話をすることもあるので知識として知っておいて損はないです。

3.コミュニケーションに便利
プレゼンテーションや展示の設計などイメージを説明する際、3Dのモデルがあるだけで世界観がより伝わります。
打ち合わせの際も「こういうイメージです?」とすり合わせながらプロトタイプを作っていくと意思決定が進みそうです。


まとめ

三面図ができなくても(できたことに越したことはない)、立体が苦手でも意外と3DCGはできる!(もともとデッサン力がある人はメキメキと上達していくと思います。)
デザイナーは色彩感覚や構図など3DCGに活かせるスキルをたくさん持っているのでぜひチャレンジしてみてください!。

それではみなさんよいBlenderライフを~!

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