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元エンジニアのニートが【未経験】でデザイナーに転職した話

はじめまして!最近デザイナーに転職したびーむと申します。絵とゲームとバンド活動が大好きです。あとお菓子も好き。
タイトルの通り、かなり色々な道筋を辿って今に至りました。新しい環境にも慣れてきて、今までやってきたことを振り返りたいな〜と思ったのでこれを書いています。

が、全部書き出すとハンパない文字数になるので、今回はターニングポイントとなった出来事を中心に書きました。そのうち、エンジニアやデザイナーになれた詳しい経緯も別の記事で書いていく予定です。


01. 未経験でエンジニアになるまで

私がWebやIT業界に興味を持ったのは大学3年生の時です。課題のレポートを書くための参考書を探したいと考え、地元の図書館のHPにアクセスしました。普通に、スマホアプリのようなページが出てくると思ってたのですが、なんと…

テキストちっちゃい!!情報が多すぎてわからない!!というか検索欄ドコー!?

という、初見バイバイなページが出てきました。レスポンシブ対応など全くしておらず、明朝体だらけのWebサイトです。
探しづらすぎて参考書を探す気力がなくなってしまったので、結局いつも通り大学の図書館で借りることにしました。

しかし、この出来事がきっかけで「自分だったらこういうサイトを作りたい!」という考えが生まれ、Web制作に興味を持ち始めます。
当時、美術系の学科に通っていましたが、Webデザインは専門的に学べなかったので、外部のスクールに入学してWebの勉強を始めるという、思い切った行動に出ました。

大学で作品制作とレポート課題を進める一方で、スクールでHTML・CSS・JavaScriptPhotoshop・Illustratorを使い、Webサイトを作る日々…めちゃくちゃ忙しかったです。

約8ヶ月のカリキュラムを終え、無事にスクールを卒業できた私に待っていたのは就職活動です。思い出すだけでも「ウッ頭が」となるイベントですが、スクールを通してWeb制作の楽しさを知れたので、Webデザイナーフロントエンドエンジニアに職種を絞って就活を進めてました。

しかし、なかなか決まらずお祈りメールを受信する日々。クリエイティブ職に就くことの厳しさを実感しました。

7月に入り「そろそろ内定が欲しいな〜?(内定数0)」とか思ってた時に、自社サービスを展開しているIT企業からフロントエンドエンジニアとして内定をいただくことができました。後から聞いたのですが、コーディングだけではなくデザインもできるという点が評価されたようです。

就活おしまい、やったー!という気持ちで、エンジニアへの一歩を踏み出しました。

02. エンジニアからニートになるまで

入社してからは、LPを作ったりコーポレートサイトのリニューアルに携わったりと、様々な経験をしてきました。最初は自分の作ったサイトが公開されることにすごくやりがいや喜びを感じていましたが、エンジニア歴が1年半くらいになった時にある疑問が浮かびはじめます。それは、

「自分は今後もずっとエンジニアを続けたいのだろうか…?」

という内容です。Webサイトを作るのは楽しいけれど、技術に強い興味があるわけではない。そして、特別何か作りたいものがあるわけでもない…。
自分の方向性がわからなくなり、葛藤する日々が続きました。

そんな状況の中で、作りづらいWebデザインの存在に気づきます。
新卒で入社した会社は、デザイナーとエンジニアが完全に分業だったせいか、お互いのやってることをあまり知らない、興味がないというような感じでした。
そのため、コーディングで再現するのにかなり無駄に(←ごめんなさい)時間がかかるようなデザインを渡されることが多くあり、「自分だったらここをこうデザインしてもっと作りやすくするなぁ…」と考えることが増えていきました。そんなモヤモヤが積み重なっていくと、

「あれ?コーディング面も理解している自分がデザインすれば、エンジニアの負担が少ないWebサイトを考えられるのでは?」

という発想が浮かびました。ジャンルは違いますが、大学でデザインを勉強していたり、趣味でステッカーを自作するのが好きだったので、

「自分が本当にやりたかったことはデザインだったんだ!!!」

と気づくことができました。そして、自分の歩みたい道が明確になったことで、モチベーションも爆上がりしました。

「デザインやりたい!」となってからは、社内でデザイナーへの異動やエンジニアとの兼業ができないか、上司に色々相談しました。自分でバナーを作ってデザイナーチームの人たちに見せ、やる気ありますアピールをしたりもしました。
「結構頑張ってるから異動や兼業できるかな?」と希望を抱いていましたが、結果は…

ハイ残念!!!できませんでした。

ちなみにダメだった理由ですが、デザイナーとしての実力が足りないとかではなく、今思い出しても「え?なんで?」と感じるようなものでした。

あまりその結果に納得のいかなかった私は、これがきっかけで今まで心の奥底に沈めていた会社や組織に対する感情が浮き彫りになり、退職を視野に入れ始めました。

「でもここで辞めたら無職になっちゃう…さすがにマズいか?水面下で転職活動するか?」

とも考えましたが、当時、文字通り朝起きられなくなるほど心身共にかなり限界に近い状態だったのと、デザインの勉強とポートフォリオ制作に力を入れたかったので、退職を選びました。

ニート爆誕の瞬間です。

03. ニートからデザイナーになるまで

ニートになってからは、毎日ポートフォリオ制作を進めまくってました。
ポートフォリオが完成してからは、そこに載せる作品(Webサイトやバナー)を作りまくってました。
その傍らでデザイン関連の書籍を読み、デザイン初心者向けのウェビナーに参加しまくってました。その傍らの傍らで職務経歴書や履歴書を作成したり、転職サイトから来るスカウトをチェックするという日々を送っていました。

その際に、自分がニートだという現実はあまり直視しないようにしていました。物凄い不安と危機感が押し寄せてきて、めちゃくちゃしんどくなるので\(^o^)/
どーーーーーしてもやる気が出ない時だけ現状を認識し、原動力にしてました。

日々じわじわ感じる不安と戦いつつ、ポートフォリオが完成してから約2ヶ月後、現在の会社にUI/UXデザイナーとして内定をいただくことができました。
すごく嬉しかったのですが、「あれ!?私本当に転職できたんか…!?仕事でデザインができるんか…!?マジか!?!?」という驚きが強かったのを覚えています。

脱ニート。ようやくここからデザイナーへの道を歩けることになりました。
現在、めちゃくちゃ楽しくデザインの仕事に励んでいます。

04. さいごに

振り返るとたくさんのことがあったな〜と感じます。自分の本当にやりたいことを見つけるのにかなり時間がかかりましたが、今まで歩いてきた道がなければ今の自分もいないので、楽しいも辛いも全部経験してきて良かったと思います。めちゃくちゃ大変だったけれど!!

最初にも少し書きましたが、エンジニアやデザイナーになれた詳しい経緯や、ニート中の生活については、それだけで記事が1本書けてしまうので今回はかなりざっくりとまとめました。また色々書いていきますので、よろしくお願いします。

ではでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!

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