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イベントの新しい形"サテライト"開催の良さと運営のコツ #PRLT #PRLTアドベントカレンダー2022

今年は、「オンラインイベント」が「ハイブリッドイベント」や「オフラインイベント」に変化して行った年でした。その中で新たい「サテライトイベント」という耳なれない形式が誕生しています。

PR業務の中でイベントを担当されたりユーザーグループのサポートされている方もいらっしゃると思います。そこで、実際に「サテライトイベント」の運営と一参加として体験した自分ならではの開催の良さと運営のコツを書いてみようと思います。イベントの企画運営に携わっているPRパーソンさん達のお役にたてば嬉しいです。

明日から使える!?かも知れない PR Tips です。例年はエモい思いの丈を書くマンだったので緊張してます(過去分のエントリーは文末に掲載)。今年1度だけ開催された完全オフラインの #PRLT が嬉しすぎたので、その感想にしようかと悩みましたが、に書いたのでサテライトネタで書きます。

PRLT(Lightning Text) Advent Calendar 2022 の17日目の記事です。

アドカレ初参加のはまださんがバトンを引き継ぎました。副業で週刊スタートアップ通信の記事執筆をされているそうで、2022年の関連記事まとめから

変化球なテーマで恐縮ですが、よろしくお願いします。


自己紹介

自己紹介が遅れました。Journeyman(ジャーニーマン)と申します。長いのでジャニと呼ばれています。システムインテグレーターでクラウドのSE・PMをやっています。異動で広報・マーケになり右も左も分からなかった時にPRLTに出会いました。それから5年、広報からは離れましたが、今はPRLT開催時の公式togetterまとめ担当としてちょびっとお手伝いしています。

普段は複数のIT系コミュニティでイベント企画運営を行なっています。イベント運営を通して得た気付きをエンジニア目線も加えて、PRLTアドカレ目安文量「5分程度で読める分量」を目指してご紹介します。


サテライトイベントの参加者体験

ひと言で言うと…

最高の体験でした。

コレはコロナ禍における新しいイベント体験の王道になるなと確信しました。

参加したのは、グローバル3大クラウドサービスのひとつ Amazon Web Services (AWS)のユーザーグループ年次カンファレンスです。運営主体はベンダーではなくユーザーのJAWS-UG #JAWSUG (Japan AWS User Group)が取り仕切っています。

全国14会場が立ち上がり、AWS目黒本社を配信・登壇拠点兼司令部として運営されたそうです。関東会場は設けないと言う思い切ったスタイルでした。そんな訳で近隣のサテライト浜松会場に参加しました。詳細は以下3部作のブログに書きました。体験が良かったので、筆が踊って合計10,000字に👀

浜松サテライトに参加してみた -朝編- jawsdays2022 jawsdays jawsug
浜松サテライトに参加してみた -昼編- jawsdays2022 jawsdays jawsug
浜松サテライトに参加してみた -夜編- jawsdays2022 jawsdays jawsug 飯テロ

何がそこまでの熱狂を作ったのでしょう?良かった点をご紹介します。

  1. オフラインで会える、交流できる。オンラインで一体感が味わえる。

  2. 大人数ではないので参加のハードルが低い(人数制限ありましたよね)。

  3. 全国から参加を踏まえると1ヶ所より移動負担が少ない(地域の方は特に)。

  4. 会場地域を知る、地域と繋がる機会になる。

1.は説明は割愛しますw オンラインに比べると圧倒的にオフラインです。特筆したいのは各会場を繋いだインタラクションとツイートのタイムインで全国が繋がっている一体感があった点です。2.はそもそも自治体や会社の規定で集まる時は50名以下までなどがあったと思います。3.は全国にユーザーやターゲットの方がいる場合、東京1ヶ所開催は、地域の方にとっては移動の負担がかなり大きい状況でした。4.は副次的な良さですが、出張楽しいですよね。浜松うなぎと餃子堪能しました。何事も現地現物に勝るモノなし。

しかしながら、参加者のメリットが最高でも運営する側はどうでしょうか?


サテライトイベントの運営

ひと言で言うと…

とても負荷が高いです。

イベント主催側として開発者向けマーケティング(デベロッパーリレーションズ - DevRel)を学ぶ「DevRel/Japan Conference 2022」を開催しました。会場は札幌・東京・大阪です(福岡も考えましたが断念、理由は後述します)。

なぜ負荷が高いのか? シンプルに言うと、ハイブリッドイベント+会場数分のオフラインイベント開催を同時に行うからです。考えたら、クレイジーですね。でも、前日のJAWSUGよりも前に開催しており、日本国内でもほぼ事例がありませんでした。自ら主催して多くのコトを学べたので、一気にご紹介します。

  1. 主催側の負荷は極めて高い。

  2. 参加者が確実に見込める場所にサテライト会場を立てよ。

  3. オペレーションが何倍も複雑になる、覚悟せよ。

  4. 運営メンバーはオンライン+会場数分の募れ。

  5. 本当にベストな選択しか熟考せよ。

何やら、不穏な感じになって来たので、この辺にしておきます。参加者最高😄 > 運営大変😅 の関係になるコトがご理解いただけたら大丈夫です。自分自身は、もう1度主催として関わりたいか?と問われたら迷わず「はい!Yes!! 喜んで!」です。

では、どうすれば良いのか? 

未来の自分自身のために、主催するならの観点で集約して記載します。

  1. ファンが確実にいる地域のみに絞ってサテライトを設定する。札幌はサポーターの方がいたので成り立ちましたが、大阪はおらず運営でも集客でも苦労しました。

  2. 小さく始めて学ぶ。まず、東京単独、大阪単独、札幌単独、福岡単独で開催して地域ニーズを知りファンと繋がり運営スキルを知っておく。そして、東京と大阪だけでやってみるなど小さく始めるのが良いです。

  3. 「ここで開催したい!」という思いや集客以前に、そもそも運営できるメンバーがいるかいないかが肝。前述のJAWSUGの場合、全国地域に数十の支部があり、圧倒的な層の暑さがありました。流石14サテライト。ちなみに自分自身はプロジェクトマネジメントの勉強会 #JBUG の高知支部の運営に立ち上げから関わっています。つまり他地域から主催に行くのは選択肢のひとつです。 👉  https://note.com/beajourneyman/n/n0b34d519717b

  4. 同時開催でなく同じコンテンツで地域をひとつずつ回るロードショー形式も選択肢。日にちは増えますが、ほぼ同じ運営メンバーで回せます。


最後に…

最後まで読んでいただきありがとうございます。マニアックなネタ過ぎました(汗。参加者に安心して最高の体験をしてもらう選択肢のひとつとしてとても価値があると体感した話しでした。ひとり広報、マーケや他の役割と兼務のケースは多いと思います。リソースが少ないからこそ、経験者のワザをTTP(徹底的にパクる)して、良いイベント体験を設計して行きましょう。このnoteがイベントを担当されるPRパーソンのお役に立てば嬉しいです。

明日の「PRLT(Lightning Text) Advent Calendar 2022」のご担当は、MagicPodのTagamiさんです。引き続きPRLTアドカレをお楽しみください!!

もっと詳しく聞きたい、イベントの相談がしたい、ただ世間話しがしたいwなどありましたら、Twitterでお気軽に声を掛けてください。

https://twitter.com/beajourneyman


#PRLTアドベントカレンダー2022 #PRLT #広報LT大会 #サテライトイベント #イベント運営  


<これまでのPRLTアドベントカレンダーに書いたnote>


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