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#109_【事業】2024年新年のご挨拶③_自分の発信と学びの機会を創り出す

昨日は、新年の目標のひとつ、「島から人とモノの動きを考える」について書きました。

今日は最後の3つめ、「自分の学びの機会も創り出す」について、書いていきたいと思いますf^_^;)。


自分の発信と学びの機会を創り出す

対馬でライター仕事をしていますと、学びの素材が身近なところに数多くあることを感じます。
最近文化財のことをたくさん書いていますが、それ以外にも、農林水産業の実情、陸や海の環境問題、少子高齢化とそれにより生じている教育や医療などの生活課題まで、意欲があればいくらでも学びのテーマを設定できます。

そのような理由から、対馬でのスタディツアーを提案しているわけですが、単に行程をアレンジして案内するだけでなく、「自分もネタを作らなければ人を呼べないのではないか」と感じ、他人を紹介するだけではなく、弊社がスタディツアーを実施している意味を体系化し、それを「自ら発信して学びにつなげる」ことを新年の抱負に加えました。


出前授業

生まれてこのかた高校の商業科との接点がなく、しかも高校を卒業して四半世紀も経っているので知らなかったのですが、最近「観光ビジネス」という科目が新設されたそうです。

私は、観光業そのものが「目的」となるのはあまり好ましい状況ではないと考えますが、地域の様々なプレーヤーとの接点を作れるきっかけになると思いますので、地域資源や社会のつながりを理解する上で、大いに活用してほしいと考えています。

現場を預かる先生にとっても新しいことであるがゆえ、手探りのことも多いと思いますが、我々観光ガイドも今後のあり方を考えているところで、学生さんと一緒に考える機会が作れたら、と考えています。

【同じ物を見ているようでも、感じ方は人それぞれです。】
【ならばと、ツアーの感想を参加者で共有しているところです。】

地域間交流

コロナ禍以前から少しずつ動きがあったそうですが、修学旅行を、従来の1学年まとめて同じ場所に行く形態から、行き先を複数用意して生徒が希望する場所に行く形態に変更している学校が増えている、という話があるようです(そのためか、学校によって「修学旅行」ではなく、「研修旅行」など別の呼び方をしていることもあるようです)。
それにより、宿や食事などの受け容れキャパの問題から、従来型では行き先になり得なかった場所が、行き先になる可能性が生まれています。また、滞在先でのプログラムも選択の幅が広がります。

私の感覚的な話にすぎませんが、対馬の教育旅行を提案しますと、九州圏よりも首都圏の先生ほうが、興味関心をお持ちいただけることが多い印象です。
例えば福岡の方からしますと、対馬は天気予報にも出てくる地名ですし、魚を筆頭に対馬産のものがスーパーでも流通していますし、下手をすれば親類縁者が住んでいるなんて話もあり、良くも悪くも身近すぎて、わざわざ出掛けたくなる動機が生まれないからではないか、と推察します。

裏を返せば、遠くの方ほど、そこに住む人自体に対する興味が湧いてくるという話にもなるわけで、企画を進める中で、現地の方(特に同世代の学生)との交流ができないか、というご要望も出てきます。

学校に関しては、各校で年度が始まる前から年間スケジュールが練られており、色々と調整が必要ですので、昨年は、島内の事業者さんに自分の活動のお話をしてもらうところから始めました。

【「逆さ地図」で対馬の地理を紹介し、日韓交流や海洋ゴミ問題への取り組みについてお話をいただきました。】
【地元の漁業者さんとカゴに入れておいたヒオウギ貝を観察しています。】

対馬の学校では、海洋ゴミ、日韓交流、河川教育など、様々な題材の授業や課外活動が行われています。
島外の方との交流を経験して、自分のふるさとに対する新たな発見につながると思いますので、時間がかかっても実現したいと考えています。

スタディツアーに関する研究成果の発表

今年の4月末から、対馬や観光業の面白さや奥深さを多くの方に感じていただきたい思い、noteを始めました。
毎日のように書く時期とまったく書かない時期があり、ムラはありましたが、どうにか2023年で100本記事が書けました。

思い立った動機は、スタディツアーや研修旅行の行き先に対馬を選んでもらうには「対馬まで来て学ぶ意味を理解してもらう必要がある」、
そのために
「弊社ではどのような考えを持ってツアーの企画をしているか」
「対馬を訪れることで、どのようなことが学べるか」
ということを、教育関係者、旅行会社、地元事業者、行政関係者など、様々な人の目に留まるよう発信していこう、と考えたところからでした。

しかしながら、改めてターゲットに据えた方々の顔ぶれを確認しますと
「noteやSNSによる拡散だけでは、足りなくないか?」
「弊社で取り組むスタディツアーは有意義である、というお墨付きがあったら良くないか?」
などと考えがめぐり、
ならば研究発表としてまとめるのがよかろう、という結論に達しました。

と、ここまで書いておきながら、実は現状何を発表するのかノープランですが(゚∇゚;)☆\(-_-;)、これから考えていきたいと思います。

【テーマをどのようにするかは別として、研究発表できるネタを考えますo(^-^)。】

2024年の事業を回すためのVISIONを整理することと、目標を宣言し自分を後に引けない状況に追い込むことが必要と感じ、新年の抱負を述べました。
新年早々、自分でも何を思ったのかと感じるくらい、延々書き連ねましたがf^_^;)、3回にわたり長文にお付き合いくださった読者のみなさま、ありがとうございますm(_ _)m。

弊社の力だけで達成できる内容ではありませんので、今年も多くの方々からのお力添えをいただくことになろうかと思いますが、それに見合うだけのワクワクする企画と成果を築き上げたい所存ですので、今年もビーコンつしまをよろしくお願い申し上げます。

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