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#29_【スタディツアー】磯焼け問題

昨日、海が遠い存在になっているということを書きました。
酸性雨による森林被害については、20年以上前から話題になっていたにもかかわらず、海の中でも同様のことが起こっていると注目されるようになったのは、ごく最近になってからではないでしょうか。
海の中に生えている植物といえば海藻(海草)、つまり、かつて茂っていた海藻類が、近年生えていないという現象が起こっているということです。

【海藻をエサにしているガンガゼウニだけが見えます。】※鎌田衛さん提供

今回は、海における「磯焼け問題」を取り上げたいと思います。

「磯焼けって、海の中で火事が起きるの?」と疑問を持たれた方もいらっしゃるかもしれませんが、海藻が燃え尽くされたかのように生えなくなってしまった現象を指します。
考えられる要因としては、海水温の上昇をはじめとした海洋環境の変化、山崩れなどによる土砂の流入、海藻を食べる生物の増加や大型化など、様々ありますが、どこが大元なのかというのはいまだによく分かっていません。

とりあえず、この状況を放置してしまうと、ワカメやひじきなど売り物になる海藻が取れなくなるだけでなく、海藻をエサにしているウニやアワビをはじめとした磯の生き物が減少したり、魚の産卵場所がなくなったりと、様々な形で影響が及びます。
そのようなわけで、漁師さんも様々な磯焼け対策の取り組みをされています。

【食害魚のひとつとしてあげられるノトイスズミがかかった刺し網を引き揚げています。】
【引き揚げたノトイスズミたちです。】
【腹を割るとこんなに海藻が…(゚_゚;)】
【さばくと磯臭いノトイスズミをおいしく食べる勉強会も行われました。】
【メンチカツなど、色々なメニューが開発されています(丸徳水産さん)】
【養殖ひじきの苗付けを、漁師さんが小学生に教えながら行う授業も行われています。】
【ひじき養殖の様子です。】
【ひじき刈りです。】
【道路端に干されたひじきが春の風物詩でしたが、今ではほとんど見られなくなりました。】
【次世代を担う子どもたちに、漁業者さんが出前授業をしている様子です。】
【近年大雨が降りますと、対馬のあちこちの湾内がこのようになることが増えています。】
【漁業者さんによる植樹活動も行われています。】

先日記事でご紹介しましたひじき養殖も、まさに磯焼け対策の一環として行われたものです。

対馬には、様々な漁業者さんがいらっしゃいますので、お客様のご要望を伺いながら、それにかなう行程を作ってまいります。
弊社ホームページから、お気軽にお問い合わせください。

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