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#28_【スタディツアー】対馬の水産業

先日、ある大学の先生に「美食地質学」入門という本を紹介され、読んでみました。

対馬近海では、様々な種類の魚介類が獲れますので、「豊かな海だ」とよく言われますが、お客様に説明するときに大変便利な言い回しであるものの、「なんで豊かなの?」と聞かれてしまうと、「はてさて、・・・???」という感じでした。幸い、ガイド中に聞かれることは、いままでありませんでしたがf^_^;)。
この本に直接的な答えは書かれていませんが、それぞれの魚介にはそれぞれに適した住み処があり、種類が豊富ということは、それだけ地質や地形が多様なのであろう、と思います。

最近宇宙ビジネスが注目されていますが、実は海の世界も未知なことだらけだそうで、日夜様々な研究が進められています。

日本には、JAXA(宇宙航空研究開発機構)という研究機関がありますが、JAMSTEC(海洋研究開発機構)という機関もあります。
JAMSTEC横須賀本部では、コロナ前の頃は月に1回、一般公開の日がありました。普段入れない場所ですので、対馬に移住する前と後に訪れましたがf^_^;)、対馬に移住してからのほうが、海が身近にある生活をしているからなのか、断然面白かった気がします。

最近、大きな水難事故が頻発していることもあってか、「危険な場所だから・・・」と海や水辺が避けられ、神秘的なと言いますか、畏怖を感じると言いますか、ともかく遠い存在になってしまい、テレビや学校の授業などで話を聞いても、なかなか実感が湧きにくくなっていると思います。
弊社では、海の世界をテーマに扱うスタディツアーも企画・提案しておりますので、どのようなことが学べるのかを、3回に分けてご紹介したいと思います。

ひとつめは、「対馬の水産業」です。

先ほど、対馬には様々な魚種がいることに触れましたが、獲ろうとする魚種によって、棲息場所や習性が違いますので、それぞれに適した漁法があります。また、漁法、獲れる量、市場価格などによって、少人数で行うか、チームを作って行うのかも変わります。

【引き縄の漁船です。】
【海に網を設置して行う定置網漁です。】
【定置網を空から見るとこんな感じです。】
【いか漁は夜に行います。灯りは漁火(いさりび)と言われます。】
【天日いか乾燥機です。】
【対馬では、クロマグロの養殖も盛んです。】
【マグロへのエサやりです。】

昨今漁業の現場では、水産資源の枯渇、担い手不足、所得の低迷など、様々な課題に直面していますが、対馬にはそれらを打開すべく、新しいチャレンジをされている漁業者さんもいらっしゃいます。

【魚価の向上と獲り過ぎない漁業の両立を目指す取り組み(付加価値が付く鮮度処理)】
【漁業者さんが自らガイドをする漁業現場をめぐるツアー】

対馬には、様々な漁業者さんがいらっしゃいますので、お客様のご要望を伺いながら、それにかなう行程を作ってまいります。
弊社ホームページから、お気軽にお問い合わせください。

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