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スポーツビジネスの現状と課題を考える:マーケティング部署の役割と求められる人材について

こんにちは!
スポーツビジネスの魅力は、スポーツというエンターテインメントの世界で仕事をすることができることです。
今回は、私が所属するスポーツチームでの仕事内容について少し紹介します。

スポーツチームにおけるマーケティング部署の役割

私はスポーツチームのマーケティング部署に所属しており、チーム全体の売上向上を目指して、スタジアムへのお客様の来場を促進するための戦略を立てています。

新規の客層へのアプローチや、既に来場してくれているお客様にリピートしてもらうための施策を考え、PDCAサイクルを回しながら、スタジアムでの試合観戦をより魅力的なものにするための取り組みを行っています。

スポーツチームの売上を上げるためには、グッズ売上や飲食売上を最大化する、スポンサーを獲得する、放映権の価値を高めるなど、さまざまな方法がありますが、すべてのキードライバーとなるのは来場するお客様の数です。そのため、私たちの役割は非常に重要であり、スポーツチームの成功に大きく寄与しています。


現状の課題

しかし、現状ではまだまだスポーツビジネスの組織ややり方が未熟であり、試行錯誤をしながら取り組んでいます。

特に、コロナウイルスの影響によりスポーツ観戦のあり方や価値が変化している中、データをベースに現状を分析し、課題を解消するための企画を打ち出し、その効果を検証するという考え方が浸透していない、実行できていないという課題があります。


求められている人材

私自身、転職活動の際や他チームとの関わりを通じて、多くのチームが同じような状況にあることを実感しています。

そのため、新たに参入する人や他業種でデータ分析の経験を持つ人を積極的にスポーツ業界に迎え入れ、考え方をアップデートしていくことが重要だと考えています。

例えば、私たちは新規の客層へのアプローチとして、SNSを活用して若年層向けのコンテンツを発信し、興味を持ってもらう取り組みを行っています。この効果を最大化するために、データを活用して、お客様の来場傾向や嗜好を分析し、個別のお客様に合ったサービスや特典を提供するなど、顧客満足度を向上させるための企画をできる人がもっと求められています。

また、新型コロナウイルスの影響により、スポーツ観戦のあり方が変化していることに対応するため、デジタル技術の活用も推進しています。例えば、スタジアム内のデジタルサイネージやアプリを活用し、お客様により便利で魅力的な観戦体験を提供する取り組みももっと強化していきたいです。

これらの取り組みを通じて、スポーツチームの観客数増加と収益最大化を目指していますが、まだまだ課題が多くあります。組織全体でデータドリブンなマーケティング思考を浸透させるための取り組みや、新しい技術やトレンドをいち早く取り入れるための柔軟な組織風土の形成など、今後も改善を重ねながら、スポーツチームのマーケティング活動を推進していきたいです。

そして、これらの取り組みを推進できる、推進したいという人が求められている状況だと個人的に考えています。


最後に

私は現在、日本国内のプロスポーツチームのマーケティング部署に所属しています。20代で別の業界から転職し、現職に就くことで新しい世界に挑戦しました。自分自身が情報収集に苦労した経験を踏まえ、スポーツビジネスに興味のある学生や20代の社会人向けに、現場で得た情報を発信していきます。

また、皆様からの感想や相談、興味のあるテーマのリクエストをお待ちしています。Twitterへのご連絡でも構いません。さらに、既にスポーツビジネスの場で活躍している方とも交流して情報交換をすることができれば嬉しいです。現場での経験を持つ方々との交流を通じて、より深い洞察を得ることができると考えています。

このnoteで、自身の経験をもとに学生や社会人向けに有益な情報を発信し、スポーツ業界の発展に貢献できればと思います。

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