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オランダ備忘録(6)出会って一週間でカップル誕生⁉

オリエンテーションウィーク中には、非公式活動として飲み会とか浜辺でチルアウトとか、(チルって言葉、オランダで初めて覚えたわ)
もあった。

砂浜は、北海。ガトウィックってとこまで行ったかな。
すみずみまで磨かれた窓みたいな、完璧に整備された公園のような住宅地のようなところを通って行った。
オランダは住宅地がそのまま公園のように緑が多くて美しいのがいいところ。

北海の砂は白。薄曇り。
けっこう穏やかで全体的に白っぽい印象の海と空だったと思う。
実は、砂浜の砂は不足していて、地中海周辺だったかとにかく、どこかほかの国から持ってきてるとか。

着替えるための、長細いボックスが後ろの方に立ち並んでいる。
そしてこぎれいな浜辺のレストランもあった。
ガラスとウッドフロアのピカピカしてた印象。

海に入るでもなく(涼しいし)
ただぼーっとしていたと思う。
そのうち、帰るころになってドイツ人の男の子とフランス人の女の子が寄り添って横たわっていて、なんだか仲良さそうにしている。
男の子は、短めの色素の薄い髪の毛にぴかぴかの丸顔、まだどこかあどけないような感じ。
女の子の方は、亜麻色のウェービーヘア。鼻が高くて、眼窩が少し引っ込んでて、大人っぽい感じの子だった。
男の子の方は、女の子の髪の毛をなでたりして。

う、うーん。。。さすがにヨーロッパ人は日本人と違ってスキンシップが盛んなんだな~。友達どうしでもこんな感じなんか~~
・・と思いかけたら、その二人はなんと出会って一週間くらいにしてもう付き合ってたのだった。
早いよ・・・。ぴぴんと来てしまったのだろうか。

数時間いて、肌の白いヨーロッパの子らは、けっこう焼けてた。
特に、サンスクリーン塗ってなかったドイツ人の男の子は、真っ赤にはれている。
「日焼け止め塗らなかったらどうなるの?」と聞かれたドイツ人の女の子が「こうなる」と男の子を指差していた。

そして帰るだん。
砂浜の傾斜の上の道路あたりにのぼって、カップル以外の人達が、即席カップルのことを話してた。
「ラブバードだね」みたいに。ちょっとうきゅきゅと。
すると、ドイツ人の女の子が「わたしたち、あの子達のことをからかってるよね。(make fun of them)こんなとこにしよう」と切り上げたのだった。

髪をひっつめた、背の高いしっかりがっしりした感じの子であった。

帰りはどう帰ったのか忘れてしまったけれど、自転車だったかもしれない。

緯度が高いから紫外線弱い気もしたけど、外にいるとそれなりに焼けた。

私は日焼け防止で、顎の下でとめられるサファリハットをいつもかぶってサイクリングしてたんだけど、なぜかオランダの人々は帽子をまったくかぶっていない。
日焼けしたいからなのか、よくわからないが。

なので、帽子をかぶってると目立つらしく、
公園の整備のひげのおじさんからいきなり「いい帽子だねえ!」と声をかけられたりもしたものだ。


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