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「ぞうきんがけ」は必要か?〜キャリアに悩む若い人に伝えたい〜

キャリアに悩むことは多いですよね。
特に、若いうちは自分の中での判断材料が乏しく、従事している仕事や作業が意味ある行動が否かも分かりづらいものです。

「だからこそ余計悩む」の無限ループになってしまう。。。

今日はそんなモヤっと感情を抱えている特に若い方へ応援の意味も込めて、私の実体験とともに判断の材料を提供します。

少しでも何かのヒントになれば、嬉しいです。

1、ぞうきんがけなんて意味がない


「ぞうきんがけ」。
ビジネスシーンでは、「地道な下積み的な作業」の比喩的な表現として使用されますよね。

果たしてこの「ぞうきんがけ」的な作業は意味があるのでしょうか。

結論から言うと、不必要な「ぞうきんがけ」は全く意味がありません!!

私も例に漏れず「ぞうきんがけ」をしてきた人間ですが、今思うと全く意味のない「ぞうきんがけ」が時間を浪費してきました。
以下は、私の「ぞうきんがけ」体験談です。

私は現在弁理士として働いており、バリバリ働いております。
しかし、キャリアのはじめに働いていた特許(法律)事務所ではその「ぞうきんがけ」作業をしておりました。

しかも私の場合の「ぞうきんがけ」は、比喩表現の「ぞうきんがけ」ではなく、まさに文字通りの清掃としての「ぞうきんがけ」でした。

具体的には朝は各所員の机と事務所の床などをぞうきんがけしておりました。昔でいう、女子社員のお茶汲みのようなもので、時代錯誤もいいところですね。

ただ、当時は疑問に思うことなくやっておりました。

結果、
この「ぞうきんがけ」が実務能力向上に役だったかというとそんなことはありません。
まったく、まったく(怒)、寄与しなかったのです。

2、なぜ「ぞうきんがけ」をさせるのか?

今になって考えてみました。
なぜ以前の事務所は「ぞうきんがけ」させたのだろうと。

これは完全に個人的な考えですが、二つほど思い浮かべました。

(1)従うことを覚え込ませる
こちらは、新人であることを自覚させ、従うという意識を植え付けるためとまずは考えました。

会社をはじめ多くの組織は、基本的に下の者は上の者の言うことに従うことは必須です。よって、この考え自体は間違っていないと思います。

しかし、掃除としてのぞうきんがけではなく、別の作業をさせれば良いのです。

(2)思考停止
もう一つ考えられるのは、これまでの人間もそうやってきたからという理由です。
これは誰もが陥りがち。

単に思考停止で、または、「私もやってきたんだからお前もやれ」的な憎しみも込めている場合もあると思います。

ま、(1)(2)のいずれにしても、現代には沿わない考えですよね。

3、無意味な「ぞうきんがけ」かどうかを見極めるには?

結論、上司に聞けです(可能なら)!

育てようと考えている人は、その「ぞうきんがけ」の意味について納得できる理由を上司が理路整然と説明できるはずです。

ただ、この作業は意味ありますか?という聞き方だとやや角が立ちますので、どのようなことにつながりますかというややふんわりとした聞き方が吉だと思います。

一方、いまいち納得できない答えやいいからやれなど、適切な回答が得られない場合は、それは無意味な「ぞうきんがけ」にすぎません。

ただ、そうは言っても上司には聞きづらいですよね?

そこで、代替案として

友人に聞いてみる

というのはいかがでしょうか。

できれば学生の友人などに、会社でこういう作業しているんだけどさ〜と相談してみて、「なにそれ全く意味ないじゃん」とくれば、意味ない作業をやらされているんだろうなと。

要は、客観的な意見を求めるのが良いです。

実は無意味な「ぞうきんがけ」にすぎないと自分自身は感じていても、理にかなっている場合もあるのです。
なので、できれば視野を広くし、主観的に考えに固執せず、冷静に仕事を考えてみる、それが良いのかなと思います。


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