【お知らせ】北村薫『水 本の小説』に掲載されました。
『鷺と雪』で第141回直木賞受賞、いまやミステリの一ジャンルとして市民権を得た〈日常の謎〉の先駆者であり、『円紫さん』シリーズなど多数の著書やアンソロジーで知られる、小説家の北村薫さんの新刊『水 本の小説』に、ヤマギシルイとマジックカフェ&バーBELIEVEが掲載されました。
北村薫さんご来店
作品のなかに触れてあるので、以下、時系列を明記してしまいますが――
昨年2021年、徳田秋聲生誕150年記念イベント(主催は徳田秋聲記念館、会場は金沢21世紀美術館)登壇のため、来沢された北村さんがその夜、当店に来訪され……
高校生の頃から北村作品に触れてきた身にとって感無量の夜となったのですが、真の意味で驚くことになったのはこのあと。
新潮社広報誌『波』(※作品の内容に関する予断を含みます)
ある日、新潮社から厚紙封筒が届き、中に入っていたのは、新潮社の広報誌『波』。
(余談ですが、上に写っている2022年6月号は下記のとおり、記念すべき号だったようです)
ご覧のとおり、先日の来沢の様子を題材にした作品を北村さんが連載しているのですが……
この、小説「水」連載第3回に……
このようなかたちで、わたしと当店が掲載されていた……というわけです。
普段はお客様を驚かせる立場にあり、またときおりお客様からプレゼントを戴く身ですが、このようなかたちのプレゼントで驚かされることは稀有で、あらためてこの仕事とこのお店を続けていてよかったと感激しました。
単行本『水 本の小説』(※作品の内容に関する予断を含みます)
とほくそ笑んでいたおり、単行本としてまとまった短篇集『水 本の小説』をご恵贈いただき、二度吃驚。
日本中の書店や愛書家の書架にわたしや当店が活字となって潜んでいるさまを想像すると、あらためて小説とは「不思議なもの」であり「素晴らしいもの」だなと心に染み入ります。
有栖川有栖さんとのエピソード(※作品の内容に関する予断を含みます)
ちなみにこの「水」で触れられている有栖川有栖さんとの邂逅については下記のとおり。
普段は自宅とお店と書店を行き来するだけの毎日で、金沢から出ることは滅多にないのですが。
日々、良いことも悪いことも人並みにあるのですが、こと、人との出逢いに関しては強運に恵まれていると感じます。
ご紹介
新潮社の広報誌『波』は、オンライン版が無料で閲覧(登録等も不要)できます。下記より是非。
波 -E magazine Nami-
物理版は書店店頭でテイクフリーですが、配本数が限られているため、地方によっては大型主要書店にもない場合がありますので、各書店にお問合せください。
定期購読(有料)は下記より。https://www.shinchosha.co.jp/magazines/teiki.html
また、最新情報は『波』のTwitterアカウントで。https://twitter.com/namimagazine
そしてもちろん、北村薫『水 本の小説』単行本も是非。
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