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同僚へのムカつきを掘り下げてみたら気づいたこと

同僚とウマが合わないということはよくあることです。自分で選んだ友人ではないのだから仕方ないと割り切り、適切に距離をおけばいいでしょう。

ただ、ウマが合わないというレベルではなく、「ムカつく」「頭にくる」など怒りを頻繁に感じてそれを抑えるのに苦労するとなると、話は別です。

一人、そういう同僚がいました。
彼女の一挙手一投足が気に入らない。何が気に入らないのかというと、遠慮がないこと。入ったばかりなのに仕事を選ぶ。他人に指図する。言葉使いがぞんざい。

不思議なのは、彼女の言動が「しょうがないな」と、寛容にも周囲に受け入れられている(ように見えた)ことでした。

無礼で好き勝手してるのに、ナゼ???

彼女が周囲から浮き問題視されているなら、ムカつきを誰かと共有して溜飲を下げることもできたでしょうけど、そうはいかない。

悶々としていたとき、タロット勉強中の知人がモニターを募集していたので、応募してセッションを受けてみることにしました。

がそこで、同僚へのムカつきをただぶちまけるのでは大人気ないので、質問は、「ムカつく同僚から学べることは何ですか?」と抑制の効いた優等生的なものになりました。

出たカードは。

こわっ。。。

大まかな意味は、「本音と建前を使い分ける。本音を言うと嫌われると思い込みいい顔してしまう。どちらも本当のあなたではない」だそうです。

うーむ、つまり、わたしは職場で嫌われないようにいい人の仮面を被りニコニコしてるけど、腹にはドロドロねちねち不満と悪意が満ち満ちているということか。

いや、まんま。そのとおり。

ムカつく同僚は、いい人の仮面などもちろん被らず本音丸出しでも周囲に受け入れられているわたしは本音丸出しでも周囲に受け入れられている彼女にものすごーく嫉妬していたわけです。

(これはあくまでも解釈の一例で個人の気づきです。このカードが出たらいつもそう読むということではありません)

非常に納得がいき、「いい人ぶって我慢せず彼女を見習って言いたいこと言おう」と思ったのでした。

さて、その後どうなったかというと、腹に据えかねたわたしは苦情の手紙を書き彼女と話し合い、お客さんや他部署からも彼女の無礼さにクレームが入り、神妙に受け止めた彼女は言動を改めていきました。

もし、ムカつきを放置していたら、職場でブチ切れて自分の評価を下げていたかもしれません。そう考えると、ムカつきという「ネガティブ」な感情を押さえつけず否定せず、掘り下げて言語化しておいてよかったなと思うのでした。


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