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セルフイメージと、一休さんの屏風の虎の話🐯

好きな禅語で、

「莫妄想(まくもうぞう)」

があるのだけど、読んで字の如く、“妄想することなかれ“という意味。

『肉体や心の欲望、未来への不安や執着など、私たちの心を曇らせる最大の原因が妄想です。

それをくよくよ考えるなというのが「莫妄想(妄想すること莫れ)」です。』(永井政之監修 『ふっと心がかるくなる 禅の言葉』 )

〜〜〜

莫妄想の例え話でよく出てくるのが、アニメの一休さんで、

一休さんのとんちの評判を聞いた殿様が、

屏風に描かれている獰猛な虎(夜中に屏風から出て暴れているという噂がある)を、縛り上げてくれ、

そんなお願いをして、一休さんが、

「それでは、まず、この屏風から虎を追い出してください。」

それを聞いた殿様が、

「いやいや、屏風に描かれた虎を追い出せるわけがなかろう。」

そんなやりとり。

つまり、屏風に描かれた虎は、私たちの頭の中にある妄想に近いもの。

そう考えると、頭の中に不安や心配はたくさんよぎるのかもだけど、

「じゃ、その不安な心配の姿、形を見せてみて。」

そうなると、

「そう言われると、自分の頭の中での出来事なんだな。」

となる。

〜〜〜

最近、ニーズやセルフイメージのことが頭の中で、グルグルしているのだけど、

セルフイメージは、比較的、この莫妄想に近いのかも。

良い人でありたい
優秀でありたい
できる人でありたい

など、ある種、自分の中で、セルフイメージを作って、

もちろん、それにより、たくさんの行動ができているので、必要なものではあるのだけど、

セルフイメージを作り上げて、実は、それが妄想に近くなって、

自分を苦しめ、窮屈にしている可能性がある。

さっきの一休さんの話じゃないけど、

「その、良い人を出してみてください。」

そう言われたら、

「、、、いやいや、それ自体は出せませんわ💦」

となる。

なんか、そんな風に考えると、セルフイメージに対するイメージを、違う視点で考えることができる。

〜〜〜

そう考えていくと、頭の中のセルフイメージ自体、持つことは大事だけど、そこに苦しめられることもある。

そうすると、結局大事なことって、

「今の自分」

今、この瞬間の自分なんだろうな。

過去、未来と気になるけど、そのコントロールでいない時間軸より、

今、自分がここに存在している。

そのことを大切にできたら、それで良いんだろうな。

セルフイメージの良い人や、優秀な人を、縄で縛り上げて、管理することは出来ないし、

それって、自分自身で、自分を管理し続けている、そんな感じになり、

フル営業すきで、疲れちゃうよね。

今、その瞬間のあるがままの自分を受け止める。

それで良いんだよね。

〜〜〜

、、、言語化してスッキリ☆☆

莫妄想のことを思い出したら、禅語の本をまた読みたくなったので、

今日、夜読もう🌈

禅語でオススメは、こちらの本↓

今日のキーワードは、莫妄想✨と、一休さんの屏風の虎🐯

さぁ、本日もガンバルンバ💪

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