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#コーチングスキル:コーチングスキルに関しての言語化

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傾聴、承認、フィードバックなど、いわゆるコーチングスキルに関して、体験談を交えながら言語化
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#毎日note

共感できる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはスタッフとの信頼関係をつくりやすい

共感。 他人の意見や感情などにそのとおりだと感じること。 ↑と、定義されている。 この辺りは、同調との違いもあるので、言葉の意味を考えてみるのは面白い↓ 〜〜〜 今回考えてみたいのは、 「共感」 を、字として捉えると、 「共」と「感」。 私が、共感する時に意識しているのが、 「感情」と、「共に」、一緒にその場に居る。 と言うこと。 〜〜〜 そこに、自分の感情に背いて、同調してしまう必要はなく、相手の感情に対して、 その瞬間、その場に、一緒に、共に、

要約できる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはスタッフの頭を一緒に整理できる

コーチングスキルの要約。 〜〜〜 要約が上手く機能すると、スタッフも、 「そう、そうなんです! それで、実は、、、」 と、話がさらに展開していき、対話を一緒につくるという感覚になっていく。 ただ、その時にいくつか気をつけるポイントがあって、 ①スタッフが使った言葉を、できるだけそのまま使う。 ②要約した言葉が、相違ないかの確認を行う。 〜〜〜 ①スタッフが使った言葉を、できるだけそのまま使う。 あくまでも、スタッフの話した言葉を使いながら、要約していくスタ

質問できる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは話を深掘りできる

コーチングスキルの質問。 〜〜〜 この質問の前提にあるのが、相手の話を聞く、傾聴、そして、相手を認める承認がされて、 いわゆるセットアップ、信頼関係が築けていることになる。 こよセットアップなしに、なかなか質問自体が機能しにくく、 場合によっては、質問ではなく、詰問となってしまうこともある。 〜〜〜 質問には、クローズドクエスチョン、オープンクエスチョン、チャンクアップ、チャンクダウン、スライドアウトなどなど、たくさんの種類はあるけど、 今回は、前提としてのお

リクエストできる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはスタッフの可能性を広げる

コーチングスキルのリクエスト。 〜〜〜 コーチングスキルのリクエストにおいて、私が大切にしているマインドが、 「リクエストをどうするかは、相手次第。」 ということ。 そうでないと、 「せっかく、リクエストしたのに、全然動いてくれない!」 このようになってしまうことって、実は多い。 それより、 「リクエストをどうするかは、相手次第。」 と思えると、リクエストする側、そして、される側も気持ち的にも楽になる。 〜〜〜 加えて、リクエストのスキルの根底にあるの

【コミュニケーションが紡ぐ多様性の理解】について保健師、看護師、社会福祉士、介護福祉士、介護支援専門員向けに研修を実施しました

東京都調布市にある、公益財団法人 調布ゆうあい福祉公社様からのご依頼で、 【コミュニケーションが紡ぐ多様性の理解】 というタイトルで、 6月12日に、法人内の保健師、看護師、社会福祉士、介護福祉士、介護支援専門員の20名を超える多職種の方々に研修を実施してきました。 ~~~ 医療介護福祉職の方々は、普段利用者の話を聞くことが多く、いわゆる感情労働でもあるので、こういったコミュニケーションをテーマとした研修時間を通して、 自分のことを話して、聞いてもらうことも大切な

フィードフォワードできる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは可能性を広げる

コーチングスキルのフィードフォワード。 〜〜〜 似ている言葉のフィードバックとの違いは、時間軸で考えると、フィードバックは過去や現在生じていることに、 「目標に対して、こうだよ。これぐらいズレているよ。」 と事実を伝えるもの。 フィードフォワードは、未来に対して、 「あなた、こんな可能性あるんじゃない?!」 というメッセージを伝える。 〜〜〜 みなさんも、人から、 「○○さん、こういうのも向いているんじゃない?」 と言われたり、ある種、未来への占いなど、

傾聴できる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは言葉以外も大事にできる

コーチングスキルの傾聴。 読んで字の如く、 「耳を傾けるように聴く」 傾聴の中にも、頷き、共感、相槌、アイコンタクトなど、いろいろとある。 〜〜〜 傾聴と言うと、 「相手の言葉を聴く、理解する」 のイメージが多いが、実は、言葉以外、つまり非言語、 相手の表情、しぐさ、動きや、声のトーン、大きさなど、 視覚情報や聴覚情報も、「観察」する必要がある。 〜〜〜 例えば、あるスタッフが、表情は暗いのに、 「あっ、大丈夫です。楽しいです。」 と言っていたら、

承認できる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはスタッフをよく観察している

コーチングスキルの承認。 「まず相手の存在を認め、さらに相手に現れている変化や違い、成果や成長にいち早く気づき、それを言語化して相手に伝えること」です。 〜〜〜 承認するために最も必要なのは、 「相手をよく観察する」 と言うこと。 相手をよく観察しないで、承認をしてしまうと、相手は、 「あれ?!なんか、全然、私のこと普段見ていないんじゃない?!」 と逆に不信感を感じてしまうこともあるし、そもそも、承認の言葉が出ないこともある。 〜〜〜 普段から、相手を観察

フィードバックできる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは成長をサポートできる

コーチングスキルのフィードバック。 〜〜〜 スタッフの成長をサポートする上でも、フィードバックがうまく機能することは大切。 フィードバックする上で、いくつか重要なポイントがあるけど、本日は、3つを紹介。 〜〜〜 ①フィードバックを受け取る練習をする フィードバックが上手になりたいなら、自分自身がフィードバックを積極的に受けて、 「あぁ、フィードバックを受けると、このような感覚になるのかぁ。成長に繋がるなぁ。」 という体験があると、自然と人にもフィードバックでき

ペーシングできる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは安心感を与える

コーチングスキルに、ペーシング(pacing)がある。 ペーシングとは、要約すると、 「相手に合わせてコミュニケーションをとるスキルのこと。」 〜〜〜 相手に合わせてコミュニケーションをとる。 例えば、 相手が笑えば、こちらも笑う。 相手が視線を合わせてくれば、こちらも視線を合わせる。 相手が身振り手振りをすれば、こちらも身振り手振りをする。 相手が早く話してくれば、こちらも早く話す。 〜〜〜 そうして、相手にペースを合わせることによって、相手は、心地良

傾聴してもらった経験がある理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは傾聴できる

コーチングスキルの傾聴。 読んで字の如く、 「耳を傾けるように聴く」 リーダーとして、スタッフの話を聴くことが大事なのは誰もが感じていること。 〜〜〜 傾聴する上で、私がコーチとして意識しているのが、 ・「。」まで聴く ・目線の高さを合わせて聴く ・言葉以外の非言語の部分も聴く ということ。 傾聴することにより、スタッフは、話を聞いてもらって嬉しいことはもちろん、何より、存在を認めてもらえる、つまり、承認されたとも同時に思える。 このことからも、傾聴が、いか

「今」を意識できる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは「過去」を問い詰めない

何かミスが生じてしまった時に、 「なんで、出来なかったの?」 このような確認を行うことは多い。 そうすると、スタッフは、 「でも、、、」 「だって、、、」 と答えることが多い。 なぜなら、過去の 「できない(できなかった)理由」 を聞いているから。 これらは、ある種の、防御反応に近い。 〜〜〜 この問いを、 「今、どうすれば良いかな?」 と、時間軸を今にすることにより、 「できる理由」 にフォーカスできるので、 「自分は、○○したい。」 「

名前を呼んで挨拶する理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは雰囲気を明るくする

コーチングスキルの承認。 承認には、3つの種類がある。 〜〜〜 今回のタイトルにもある、名前を呼ぶことは、どの承認だと思いますか? そう、存在承認。 名前を呼ぶということは、 「あなたが、そこにいることを認めているよ」 になる。 この逆のことが、 無関心、無視になる。 〜〜〜 リーダーとして、スタッフから信頼を得て、場を良い雰囲気にしている人を観察していると、 「○○さん、おはよう!」 と、名前を呼んで挨拶している。 「おはよう!」 でも、良いけ

抽象的な問いを置ける理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはスタッフの可能性を広げる

仕事の場面だと、業務を行う枠組みの中で、具体的な問い、 例えば、5W2Hを用いたりして、行動を促したりする。 もちろん、これは、仕事を進める中で大事なこと。 〜〜〜 ただ、そのような問いが一辺倒になると、常に緊張感が高くなってしまう。 そのような時に、有効になってくるのが、敢えて抽象度が高い問い。 「○○さんは、これから、どんなキャリアを積みたいの?」 「○○さんは、どんな風にありたいの?」 「○○さんは、人生で何を成し遂げたいの?」 このような問いは、すぐ