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#コーチングスキル:コーチングスキルに関しての言語化

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傾聴、承認、フィードバックなど、いわゆるコーチングスキルに関して、体験談を交えながら言語化
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2024年2月の記事一覧

「。」まで聞く力を持った理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはスタッフからの信頼を得ている

スタッフからの信頼を得ることができる、理学療療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーに、共通点があるとするなら、 それは、 「人の話を聞く力がある。」 ということ。 言葉で表すと、とてもシンプルで、 「自分は人の話を聞けている!」 と思える人もいれば、 「自分は人の話を聞けていない。。。」 と思う人、様々。 ~~~ 私は、コーチ、そして、理学療法士(管理職経験)として、いわゆる、 「人の話を聞く」 ことを、生業としている。 そして、多くの同職種の人を

スタッフの話を聞けるようになりたい理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーこそ、「人に話を聞いてもらう」体験を重ねよう

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーの方とお話をしていると、多く聞くのが、 「スタッフたちの話を聞くのが、私たちの一番の仕事ですから。」 ということ。 もちろん、この想いは本当だと思うし、私自身もリーダーとして大事にしていること。 〜〜〜 私は、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーに、コーチという立場でコーチングセッションを提供しているのだけど、そこで多く聞こえる声として、 「いやぁ、普段は、話を聞くことばかりなので、こうやって、自分のことを話すっ

プロコーチが、人の話をきく「傾聴」で意識する2つのスキル

人の話をきく、「傾聴」。 耳を傾けるように、きく。 この意味合いだけで見ると、 「言葉を聴く」 そんなイメージを強く持つ人が多いと思うけど、実は、それは、傾聴の一つの側面。 〜〜〜 傾聴のもう一つの側面。 、、、それは、 「人の言葉になっていない部分を、きく」 ということ。 「えっ?!言葉になっていない部分をきく?! テレパシー?!」 と思われるかもだけど、確かにテレパシーするかのように、人の本当の気持ちが分かると、良いかもだけど、そうではなくて、

できる理由を探せるようになるのが、コーチングセッションの効果の一つ

コーチングセッションを受ける効果の一つに、私は、 「できる理由を探せるようになる」 があると思っている。 〜〜〜 できる理由の反対は、できない理由。 人は(私も😆)、ついつい、できない理由にフォーカスしやすい。 人は、どうやら、安全な場所が居心地が良いと、当然出たくなくなる。 防衛反応みたいなモノとも言える。 そう考えると、できない→やらない→変化しない→安心 みたいな構造がある。 〜〜〜 だけど、何か自分が進化、成長したい時には、このできない理由ではな

コップの水の量から、仕事の余白と、新しい出会いを考える〜コーチングスキルのリフレーミング〜

水がたっぷりのコップには、いくら注いでも、水が溢れちゃう。 この状態って、仕事の場面だと、 「いやぁ〜、毎日毎日忙しい!でも、新しいこともやりたいし!でも、やっても、なんかミスが多いし、集中できない!でもでも、新しいことはやりたいんです!」 みたいな感じ。 〜〜〜 こう言った場合、コップの水に話を戻すと、 水をどこかに移すとか、場合によっては、一部を返すと、コップに余裕が出て、新たな水を注ぐことができる。 これって、仕事も一緒。 新たなこと、本当に自分のやりた

質問の意図を明確にして、相手、そして自分と関わる〜コーチの技〜

最近、とある方のお話を聞いていて、 「意図を明確にする」 ことの大切さを、改めて認識した。 〜〜〜 コーチングスキルの代表例として、 「質問」 があり、質問も、いくつかに分かれるのだけど、 その中で、 クローズドクエスチョン→YES、NOで答えられるもの オープンクエスチョン→YES、NOで答えられるもの がある。 〜〜〜 こちらに関して、クローズドクエスチョンが良いとか、オープンクエスチョンが良いなどの話をしたいのではなく、 相手との対話の中で、質

【チーム医療とコーチングの親和性】2024年度医療コーチング研修会にサポートコーチとして参加して

2月3日~4日は、2024年度医療コーチング研修会に、サポートコーチとして参加いたしました。 私自身、サポートコーチとして関わらせていただくのは、今回で4回目になります。 コーチ×理学療法士の私にとり、1年に1回、同じ医療従事者の方と、コーチングを一緒に学べる、とても大切な時間です。 特に、今年は、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の方が、例年より多く参加されていて、嬉しかったですし、 他の医療介護関係の多職種の方ともご一緒できて、チーム医療において、コーチングが大き

「あなたは、自分の背中を見ることができますか?」〜フィードバックのお話し〜

今回のタイトル、 「あなたは、自分の背中を見ることができますか?」 これだけだと、 「えっ?!何の話?」 となるよね(笑) なので、副題に、 「フィードバックのお話し」 と入れたのだけど、余計分からなくなるという説も(笑) 〜〜〜 コーチングスキルのフィードバックは、目標目的から、どのぐらい自分がずれているかの、あくまでも事実を伝えてもらうというのが、もともとの意味。 その意味で言うと、タイトルに関しての伏線を回収していくなら、 ある人は、パリや、ミラノ

「印象で話を進めるのには、限界がある。」〜数値化するかこそ、分かること〜

同じ組織で働いていても、例えば、あるイベントの申込者数が12名だとしても、 「いゃぁ、最近、なんか申込の数が減っていて〜。」 「そぉ?こないだは、大勢来ていたよ。」 「まぁ、あまり前と変わらないんじゃない?!」 「半年前よりは、増えているはず。」 人それぞれの印象を持っていることが多い。 〜〜〜 こう言った時は、やはり、目に見える事実、数字を出すことが有効。 先ほどの例で、条件として、平均申込者数10名だとしたら、 「いゃぁ、最近、なんか申込の数が減っていて